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お盆玉最新情報【旧盆特集-7-】

2023年08月4日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今週は台風6号の影響で、仕事が予定通り進みません。ようやく本島地方の暴風域を抜けたと思ったら、Uターンしてまた本島北部方面へ向かっています。

 

勢力が強い台風6号は多くの世帯の停電も誘発しています。台風慣れしている沖縄の人でも、この6号の猛威は非常にやっかいです。戻ってきた時の被害が最小限になる事を心から祈るばかりです。すでに雨も風も強まっていますので、十分に警戒しましょう。

 

さて、旧盆まで約3週間となっています。今回はその旧盆に関連して、「お盆玉」の話題を取り上げたいと思います。正月に子どもにわたすのが「お年玉」、お盆に子どもにわたすのが「お盆玉」です。

 

「どれぐらいの人がお盆玉を渡すのか?」「相場はいくらぐらいなのか?」など、最新の「お盆玉」事情も紹介していきますよ。

 

バックナンバー

2023年、旧盆の日程は「新暦8月28日(月):ウンケー」「新暦8月29日(火):ナカビ」「新暦8月30日(水):ウークイ」となっています。

⇒【今年(2023年)の旧盆

 

目連は死後に餓鬼道へおとされた母親を救うため、師匠である釈迦に「どうすれば母親を救えるか」を聞きました。釈迦のアドバイスとは?

⇒【釈迦の教え

 

盆は中国から伝わった行事です。日本へ伝わったのは今から1400年以上も前の飛鳥時代です。

⇒【盆は中国から伝わった

 

「エイサーの祖」と呼ばれる袋中上人(たいちゅうしょうにん)は、福島県出身の僧。エイサーのルーツは、福島の「じゃんがら念仏踊り」にありました。

⇒【袋中上人

 

「エイサー」という言葉は、念仏歌謡の中に出てくる囃子詞(はやしことば)「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」から来ていると言われています。

⇒【エイサー

 

「踊り念仏」から「念仏踊り」へ、そして「念仏踊り」から「盆踊り」へ。宗教的側面が強かった念仏を唱える事が、時代の流れと共に盆踊りへ発展していきます。

⇒【盆踊り

 

お盆玉の起源

「お年玉」はメジャーですが、「お盆玉」はまだまだ認知度が低いようです。2023年、株式会社マルアイが実施したアンケート調査(調査対象:男女4812人)によりますと、「お盆玉を知っている」と回答した人は27.8%でした。

 

10年ほど前から少しずつ広まりつつある「お盆玉」。おそらく10年後には今よりもっと定着しているイベントになっているでしょう。そんな「お盆玉」の歴史はどのようなものでしょうか?

 

その起源は江戸時代の山形県や青森県など、東北の一部地域にあったとされる風習だと言われています。商いをしている家に年間を通して奉公する幼少の子どもを「丁稚奉公(でっちぼうこう)」と言います。

 

彼らが実家に戻れるのは、基本的に盆と正月の2回だけでした。今だと完全に労基署に訴えられるでしょう。東北の一部地域では夏に丁稚奉公が実家へ帰省する際、雇い主が彼らに衣類や下駄などを渡す風習がありました。

 

「お盆玉小遣い」と呼ばれたその風習は、昭和になる頃には現金を渡すようになりました。諸説ありますが、この東北の一部地域にあった風習が、現在の「お盆玉」の起源だと言われています。

 

この「お盆玉小遣い」という風習を全国的に広めようとした会社が、山梨県に本社を持つ「マルアイ」さん。包装資材や文具、ご祝儀袋の製造や販売も行っているマルアイさんは、今年【2023年お盆玉に関する実態調査と夏休みの動向調査】も行っています。

 

「お盆玉」を商標登録し、「お盆玉用ポチ袋」を制作。2010年からその販売を開始しました。今から13年前の出来事なので、「お盆玉」はまだ発展途上の風習と言えるでしょう。

 

2010年に販売した「お盆玉用ポチ袋」の売れ行きはイマイチで、「お盆玉」という風習が全国的に広がる事はありませんでした。しかし2014年、日本郵便が「お盆玉用ポチ袋」を取り扱った事がきっかけとなり、少しずつその認知度が向上します。

 

さらにいくつかのTVで取り上げられる事も増え、「お盆玉」を渡す風習がある事は認知されるようになり、実際にお盆玉を渡す人も増えていきました。

 

とはいえ、お年玉に比べればまだまだ低い認知度。実際、どれぐらいの人がお盆玉を渡しているのか? 相場はどの程度なのか? 2023年最新の調査結果を見てみましょう。

 

最新のお盆玉事情

株式会社マルアイが20代以上の男女4812人を対象に行った調査によれば、「お盆玉を知っている人」は27.8%で、知らない人は72.2%でした。知っている人に絞って年代別に見ると、30代の22.0%が最も高く、50代の17.6%が最も低いです。

 

知っている人を男女別に見ると男性は46.3%、女性は53.7%です。女性の方が少しばかり認知度が高いですね。「お盆玉を知っている」と回答した1339人のうち、実際に「お盆玉をあげる」と回答した人は23.8%でした。

 

特に今年の夏にお盆玉をあげる予定の人は310人で、これは回答者の6.4%にとどまっています。お年玉に比べると、お盆玉を実際に渡す人はまだまだ少ないようです。

 

お盆玉をあげる予定の人に、「いくらあげる予定か?」と質問したところ、「1000円から4000円台」と答えた人が最も多かったのですが、自分の子どもにあげる場合は「1万円以上」と答えた人が23.3%もいました。

 

今年お盆玉をあげる予定の人の中で、「初めてあげる」という人は4.8%であり、まだその広がりはゆっくりのようです。

 

ちなみに「ぽち袋に入れて渡す」人は68.4%なのに対し、「電子マネーで送金する」と回答した人は11.9%いて、現代ならではだなと思ってしまいました。皆さんはこの調査結果を見て、どのような感想を持ちますか?

 

お盆玉はコミュニケーションツールの1つ

例えばお盆の時期に子どもを連れて実家に帰った際、祖父や祖母が孫にお盆玉を渡す。これをきっかけに普段会えない孫とコミュニケーションが取れるわけです。祖父や祖母の「孫に何かしてあげたい気持ち」が「お盆玉」に現れているのです。

 

沖縄ではまだ、お盆玉という風習が広まっている実感はありません。ひょっとしたら数年後、旧盆になると「お盆玉を準備しなければ」と言う人が増えているかもしれませんね。

 

さて、台風の影響で水曜日は終日休業だったマルキヨ製菓は

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お供え用のお菓子作りに遅れが出ています。今回、Uターンしてくる状況も含め、これ以上台風の影響で行事に支障をきたす事がないのを祈るばかりです。

 

水曜日の遅れを取り戻すため、今日も頑張ります。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

⇒【マルキヨ製菓:Facebook

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