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旧盆⑤「盆踊りの起源」

2021年07月27日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は晴れているけど雲も多く、パッとしない天気の沖縄です。外を歩くときは、もう少し太陽の光を浴びたいなと思っています。

 

さて、連日オリンピックで盛り上がっていると思いますが、昨日の卓球は凄かったですね。スケボーで金メダルを取った女の子も13歳であの活躍、そしてあの笑顔。日本中が元気づけられたと思います。

 

仕事中はリアルタイムで競技を見る事は出来ませんが、仕事終わった後で見るスポーツニュースのハイライトだけでも十分楽しめます。今しばらくはオリンピックを楽しみに、日々の仕事を頑張りたいと思います。

 

さて、もうすぐ旧盆がやってくるという事で、マルキヨ製菓はもうすでに大忙し状態。ブログではお盆に関するお話を綴っています。今回は「盆踊り」について。

 

沖縄でお盆の時期に踊ると言えば「エイサー」ですが、私が子どもの頃は盆踊りもよく踊っていました。特にアニメの盆踊り曲で踊っていた記憶がありますが、皆さんはいかがでしょう?

 

8月にやってくるお盆の前に、関連事項を色々チェックしておきましょう。

 

バックナンバー

お釈迦様の弟子・目連の母親は、飢えや渇きで苦しむ地獄へ堕ちてしまいます。目連は自らの神通力を使って母親に食事を与えようとするもうまくいきません。そこでお釈迦様はあるアドバイスをします。

⇒【地獄へ堕ちた母

 

僧侶達が死者の苦しみを取り除き、成仏させる儀式を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。その意味はなんと「逆さづり」で、それが「盆」の語源になります。

⇒【逆さづり

 

特に旧盆の時期、沖縄で踊られる事の多いダイナミックな踊り「エイサー」。その語源はいくつかの説がありした。

⇒【エイサー

 

袋中上人という人物が、福島県の伝統芸能である「じゃんがら念仏踊り」に経文(きょうもん)をつけて、琉球に広めます。これが「エイサー」の起源だと言われています。

⇒【エイサーを広めた人物

 

盆踊り

前回述べたように、「エイサー」は袋中上人が故郷福島県の伝統芸能である「じゃんがら念仏踊り」をベースにした踊りでした。「琉球国由来記」という資料にも、それに関する内容が記載されています。

 

沖縄ではエイサーですが、本土では盆に踊るものと言えば「盆踊り」です。エイサーに比べると、ゆったりした動きで音楽に合わせて踊る印象です。パーランクーではなく、団扇(うちわ)を持って、浴衣姿で踊るイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

 

この「盆踊り」の起源と言われるのが「踊り念仏」と呼ばれるものです。その「踊り念仏」が登場するのは、今から1000年以上前にまでさかのぼる平安時代。

 

空也という僧が「南無阿弥陀仏」を唱えながら社会事業に取り組んだと言われていますが、資料に乏しく、彼についての詳しい事はよくわかっていないそうです。

 

「踊り念仏」を広めたと言われるのは空也とは別の人物で、一遍(いっぺん)だと言われています。彼は13世紀鎌倉時代の人物になります。彼は全国を周り、念仏札と呼ばれる物を配って「踊り念仏」を多くの人々に広めたと言われています。

 

太鼓や鉦(かね)を叩き、踊りながら念仏などを唱える「踊り念仏」。激しく念仏を唱え、一心不乱に踊る事で集団的なトランス状態に陥ります。いわゆる、ハイテンションになって三昧(ざんまい)の境地に達するわけです。

 

念仏を唱える事でこの世の苦しみから救済される。その喜びを激しい踊りで表現するのが「念仏踊り」の特徴です。

 

元々は「念仏を唱える」事が主体で、踊りはサブ的なものだった「念仏踊り」。念仏を唱える事がメインの時は宗教的側面の方が強かったと言えるでしょう。しかし、時代が過ぎていくと宗教面より芸能面の方が色濃くなっていきます。

 

派手な衣装を身にまとうようになり、太鼓で賑やかな音を打ち鳴らし、体全体を使って激しく踊る。「念仏を唱える事が主体」だったものが、「踊る事が主体」に変遷していくと、その呼称も「踊り念仏」から「念仏踊り」と変わっていきます。

 

しかし当時の「念仏踊り」は、特に盆の時期に踊ったというわけではありません。お盆以外の時期も踊れば、お盆の時期に踊る事もあります。

 

やがて、お盆の頃に踊る「念仏踊り」は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と結びつき、「死者を供養する踊り」として定着していきます。そして、この「死者を供養する踊り」が「盆踊り」の起源だとされているのです。

 

戦国時代にまで進むと、「盆に踊る踊り」という認識が広がっていきます。最初は京の都で貴族や士族らが中心になって踊り、徐々に一般民衆へと「盆踊り」が広まっていきます。

 

一般民衆に広まる頃には、当初の「南無阿弥陀仏」を唱えて苦しみからの救済を願う宗教的側面はかなり薄れています。戦国の世が終わり、泰平な江戸時代になると、集落単位で踊られるようになり、地域によるカラーも踊りに繁栄されていきます。

 

さらに時代が進み、「一般民衆」が「盆の時期」に「地域の皆で一緒に踊る」事が定着し、いわゆる現代の「盆踊り」の形になります。その頃には「盆踊り」という言葉も定着していきます。

 

沖縄と違い、本土では旧暦でなく新暦の8月中旬に「お盆」という行事を行います。日本が新暦を採用したのは明治以降ですから、それ以前は旧暦7月中旬に日本全国各地で盆踊りを踊る姿が見られたようです。

 

旧暦の中旬は満月になる頃です。美しい満月の月明かりに照らされ、櫓(やぐら)やステージを中心に、浴衣を着た人達が団扇(うちわ)を片手に、曲に合わせてゆったりと踊る。

 

夏の風物詩とも言える盆踊りですが、去年・今年とコロナの影響でその風物詩が見られる機会は減りそうです。

 

ちなみに盆は元々、旧暦の7月中旬で行われていた行事なのに、本土では新暦の8月に行われます。旧暦と新暦で何故、1ヶ月ズレるのかについては、後日お話ししましょう。

 

沖縄では盆の時期に踊ると言えばエイサーですが、盆踊りを踊る所もあるかなと思います。早くコロナの影響が下火になり、いろんな所でエイサーや盆踊りを見る機会が増えるといいですね。

 

黄金シークヮーサーまんじゅう

お盆関連時期と共に、お供え用お菓子も紹介しています。今回は

21_0223_05「黄金シークヮーサーまんじゅう」。とにかく

21_0223_14県産のシークヮーサーで作られた「黄金シークヮーサーあん」が絶品で、もっちり生地との相性が抜群。

21_0223_08私も大好きだし、一度食べるとハマってしまうまんじゅうなので、お供えすればご先祖様も喜ぶと思います。来月やってくる旧盆、是非、この商品もお供えして下さい!

 

コロナで何かと暗い話題が多い中、個人的に楽しみなのはオリンピックです。ソフトボール決勝や卓球、柔道など、メダルが期待できる種目もまだまだありますからね。仕事終わりでそれらをチェックする事を楽しみに、今日も頑張りたいと思います。

 

今回はこの辺で。

 

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