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旧盆①「地獄へ堕ちた母」

2021年07月9日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今週はずっと快晴が続いていますね。かなりの暑さで連日の30度超え。しっかり水分を補給して、熱中症対策は万全に行っていきましょう。

 

さて、来月やってくる大きな行事と言えば旧盆です。今年もこの時期がやってきました。すでにマルキヨ製菓は、その準備に取りかかっています。何と言ってもマルキヨ製菓三大忙しい行事の1つですからね。気合いを入れて頑張りたいと思います。

 

今回のブログでは、旧盆に関するお話の第1回となります。毎年、この時期になると「旧盆」についてお話ししていますが、特別な行事なので「どんな行事なのか?」「由来は何なのか?」について、しっかりチェックしておきましょう。

 

今年(2021年)の旧盆の日程

【8月20日(金)】 ウンケー (旧暦7月13日)

ご先祖様がグソー(あの世)から、こちらの世界に戻ってくるのをお出迎えする日です。

 

【8月21日(土)】 中日(ナカビ) (旧暦7月14日)

ご先祖様と一緒の時間を過ごす日です。

 

【8月22日(日)】ウークイ (旧暦7月15日)

グソーへ戻るご先祖様を送り出す日です。

 

本土における盆は新暦8月15日を中心として行われるので、今年は割と旧盆と近い日程になっていますね。

 

元々は農耕行事

ご先祖様があの世からこちらの世界にやってきて、しばらくの間、親族の元で共に過ごす。こちらの世界の人間は、ご先祖様を丁重におもてなしをする。旧盆にはそんなイメージがあるかと思います。

 

日本のみならず、他国でも似たような行事があります。2017年公開の映画「リメンバー・ミー」では、メキシコの行事「死者の日」が描かれています。この行事も亡くなった親族がこちらにやってきて、共に過ごし、そして送り出す行事です。

 

映画自体もすごく面白かったので、視聴することをオススメします。

 

もともと「盆」は、ご先祖様の霊を招き入れ、豊作に対する感謝と同時に翌年もまた豊作でありますようにと祈願する農耕行事だったと言われています。

 

沖縄には「ウマチー」という、収穫や豊作を神に感謝する行事があります。感謝する対象がご先祖様になり、さらに仏教行事「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と結びつくことで、今のお盆という形が整えられていく事になります。

 

仏教の側面から見る「お盆」

仏教行事「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とは、地獄に墜ちた死者の苦しみを取り除き成仏させる儀式を行う行事です。この儀式を行うのが旧暦の7月15日であり、その日を特に「盂蘭盆(うらぼん)」と言います。

 

何故、この儀式が行われるようになったのか? それは、お釈迦様の弟子に関するエピソードにちなみます。

 

今から約2500年前の紀元前5世紀頃、お釈迦様は誕生しています。後に悟りを開いた釈迦の元には、多くの弟子達が集まってきます。その弟子の中に目連(もくれん)という人物がいました。

 

目連の母親は非常に難しい性格だったようで、周りの人に冷たく当たるなどしたため、死後は地獄へ堕ちてしまいます。堕ちたのは、飢えや渇きで苦しむ「餓鬼道(がきどう)」と呼ばれる地獄です。

 

母が地獄に堕ちた事を知った息子・目連は、修行で身につけた神通力を使い、苦しむ母親へ食べ物を与えようとします。ところがその食べ物は、食べる直前に火になってしまい、食べられないどころか母を火であぶる形になり、さらにつらい思いをさせてしまいます。

 

そこで目連は「どうすれば母親を助けられますか?」と、お釈迦様に相談しました。お釈迦様は次のようにアドバイスします。

 

「安居の最後の日、そこにいる全ての比丘に食べ物を施しなさい。そうすれば母親にも施しが与えられるだろう」

 

※安吾(あんご)=個々に活動していた僧侶たちが一定期間、一箇所に集まって集団で修行すること

※比丘(びく)=食べ物を乞う人

 

目連は、お釈迦様の言葉にしたがい、指定された日に自分の母親以外の人たちにも施しを与えるようにしました。結果、お釈迦様の言ったとおり、母親を苦しみから解放する事が出来ました。

 

ここで出てくる「安居の最後の日」、これが7月15日のウークイの日にあたります。

 

この目連に関する話は、いくつかのパターンがあります。「目連は修行僧に食事や飲み物などを準備したところ、修行僧が大いに喜んでその力が餓鬼道まで伝わり母親が救われた」など、こういった伝説には多少異なる話の展開があるのはよくある事です。

 

目連の母親は地獄で逆さづりにされていたとも言われています。この「逆さづり」がまた「盆」という話につながるのですが、その話はまた次に持ち越したいと思います。

 

よもぎもち

旧盆の話と共に、旧盆用のお菓子もピックアップして紹介しましょう。今回は

21_0413_08

よもぎもち。私も大好きなお餅で、無性に食べたくなる時があります。なんといっても

21_0413_14あんこたっぷりが魅力。よもぎの苦みなどは感じられず、甘いお餅です。マルキヨ製菓のお餅は、他にも「あんもち」「紅芋もち」「きな粉もち」「黒糖もち」など豊富な種類があります。

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ご先祖様お好みのお餅が必ずあると思いますので、今年の旧盆はマルキヨ製菓のお餅を選んでみてはいかがでしょう?

 

今年の旧盆でとても気になるのは、緊急事態宣言が8月22日まで延長されたこと。旧盆が終わる日までが緊急事態宣言下となっています。去年もコロナの影響で、かなり売り上げを落としたマルキヨ製菓の大きな懸念材料です。

 

マスク着用や手指消毒など、個々が出来るコロナ対策はしっかり行って、早期の宣言解除となって欲しいところです。

 

暑さに負けず、コロナに負けず、今日も1日、頑張りたいと思います。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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