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旧暦8月の行事③

2022年09月27日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日はやや曇り空ですが、まだまだ暑い沖縄。最高気温は32度となっており、暑がりの自分としてはクーラーが必要な9月の月末です。

 

旧暦の世界では昨日から9月。今日は旧暦9月2日となっています。新暦はあと3日ほどで9月が終わりますが、旧暦では9月に入ったばかりなのです。

 

以前、沖縄では旧暦8月で行う行事が多いという話をしました。先週・先々週と、旧暦8月の行事を紹介してきましたが、まだ紹介しきれていません。すでに旧暦8月は終わってしまいましたが、沖縄にはこんな行事があるのだと紹介させていただきます。

 

バックナンバー

多良間島で五穀豊穣を祈願して踊られる「八月踊り」。同じく勝連町津堅島で五穀豊穣を祈願した「八月遊び」の中で踊られる「トーウドゥイ」。県内各地で行われる魔除けの行事「ヨーカビー」。豊年祭などで演奏される「ルジカク」についてお話ししています。

⇒【旧暦8月の行事①

 

実は沖縄にも獅子舞の文化があり、沖縄各地には獅子舞が150~200頭ほど保存されていると言われています。「操り獅子」という独特な獅子舞は、日本でもこの沖縄だけにしかない珍しいものです。

⇒【旧暦8月の行事②

 

サチヒージャーウガミ(崎樋川拝み)

那覇市天久にあるサチヒージャー(崎樋川)には神が降り立つウタキ(御獄)があります。旧暦8月、このサチヒージャーや天久グスク(城)のウタキを巡拝するのが、サチヒージャーウガミと呼ばれるカミウガミ(神拝み)です。

 

カミウガミとは、門中が沖縄各地にあるウタキを巡る、いわば聖地巡礼の儀式の事で、旧暦8月から9月にかけてムンチューによって行われます。毎年行うところもあれば、数年おきに行うところもあります。

 

首里を出発点として斎場御嶽(せーふぁうたき)のある知念半島を回るアガリウマーイ(東御廻り)、そしてかなり北にある今帰仁村を巡るナチジンヌブイ(今帰仁上り)はよく知られています。

 

他にもスイウガミ(首里拝み)、ウラシーウガミ(浦添拝み)、ナカグシマーイ(中城廻り)、シムカタマーイ(下方廻り)などがあり、ムンチューによって巡拝ルートが定められています。

 

サチヒージャーウガミも、古くから行われているカミウガミの1つ。旧暦8月11日から13日にかけて、ムンチューは天久にあるサチヒージャーや、天久グスクのウタキを巡拝します。

 

沖縄県内各地にいる多くのムンチューらがこれらのウタキを訪れます。手を合わせ、ムンチューや家族の無病息災・子孫繁栄を祈願します。

 

崎樋川は貝塚がある事でも有名で、周辺から土器や貝器なども見つかっており、昔から人々の集まる拠点でした。

 

遠く離れた場所へ祈りを捧げることを「遙拝(ようはい)」と言います。琉球王朝時代、崎樋川は離島や本土へ遙拝する場所とし、多くの人が訪れました。

 

また、1609年の薩摩侵攻により、当時国王だった尚寧王は薩摩藩に身柄を確保され、連れ去られていきました。琉球の人々はその様子を崎樋川で目にし、無事に帰国出来るよう祈願したとも伝わります。

 

ムラウドゥイ(村踊)

「伊江島タッチュー」と言えば、沖縄の人にとってはお馴染みですが、正式名称は「城山(グスクヤマ)」です。この城山の頂上がかなり尖っており、遠くからでもその形状が確認できます。

 

ウチナーグチで尖った柱の事を「タッチュー」と言い、伊江島のシンボルとも言えるこの城山の事を、沖縄の人は親しみを込めて「伊江島タッチュー」と呼ぶのです。

 

その伊江島では琉球王朝時代から受け継がれているムラウドゥイ(村踊)があります。旧暦8月15日に豊作を祝う行事の中、神に捧げる踊りとしてその踊りを披露します。

 

この踊りの特徴は、当時の琉球からすると国外に当たる本土の芸風が見られること。沖縄県内の他地域で見られる踊りとは異なり本土風の衣装や所作、題材が見られ、非常に珍しい踊りとして認識されています。

 

その踊りの中には「仮名手本忠臣蔵」という歌舞伎の演目を沖縄風にアレンジしたものもあります。伊江島出身の上地太郎が、この歌舞伎演目に琉球古典音楽を取りいれ、登場人物も沖縄の名前に変えた「忠臣蔵」が伝承されています。

 

組踊の他にも、二才踊り(にせうどぅい)という男性による踊りがあり、踊り手が2~4人で、演じる時間が1分程度と短いのが特徴となっています。その他にもいろいろな形の踊りがあり、「伊江島の村踊」は国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 

この独特な踊りの起源は、琉球王朝時代の江戸上りがきっかけと言われています。伊江の按司(あじ:その地域の長)に仕えていた若者が江戸上りの際、現地で見たヤマトの歌や踊りの芸能に触れ、伊江島に戻ったあとに三線などの楽曲にのせて、独自に振り付けして披露したと伝わります。

 

そこから独自に伊江島の芸能が代々継承され続け、今では国指定の重要無形民俗文化財になるまでに発展したというわけです。伊江の村踊は「ヤマト風芸能の踊り」「島で創作された踊り」「沖縄本島や他の地域などから伝来して来た踊り」の3つに分けられます。

 

独特な衣装とメイクで踊る「あかきな(赤木名)節」は独特な踊りですが、これは奄美地方から伝わったと言われています。琉球王朝時代、琉球の外はいわば外国でした。そういう意味で、「伊江の村踊」はインターナショナルな芸能が受け継がれているといってよいでしょう。

 

かつては旧暦8月15日に豊作祈願の行事で、神に奉納するための踊りとして披露されていましたが、現在ではその独特な踊りを毎年新暦11月に伊江村民俗芸能発表会で披露されています。令和になった今でも、伝統芸能として受け継がれていますよ。

 

さらにはYouTubeでも、その踊りを見る事が出来ます。

江戸時代に生まれ継承されている伝統芸能が、今やYouTubeで手軽に見られる時代。この先もどうなる事か、個人的には楽しみです。

 

昨日で秋彼岸も明け、少しゆっくり出来そうなマルキヨ製菓。10月はハロウィン用のお菓子を作る事になります。

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個人的にパンプキン系お菓子が大好きなので、これらのお菓子が食べられる事を楽しみに、これから先も頑張りたいと思います!

 

今回はこの辺で。

 

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