旧盆②　盂蘭盆会（うらぼんえ）｜マルキヨ製菓スタッフブログ

旧盆②　盂蘭盆会（うらぼんえ）

2019年07月18日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日の天気ですが、台風５号の影響でしょう、朝から風が強く、パラパラ雨になったりザーザー雨になったり、雨も降っております。進路予報では沖縄本島の北側を通過しそうですね。これから接近するので、台風情報もしっかりチェックしたいところです。

さて、もうすぐやってきる「旧盆」、そして「新暦で行う盆」。今年は、この２つがピッタリ重なる日でしたが、非常に大きな行事となっています。そこで、この１ヶ月は旧盆に関する内容を紹介しています。

1 盂蘭盆会
2 最も売れている、お供え用お菓子「レモンケーキ」
3 護得久栄昇先生のすごさ

盂蘭盆会

前回は、この行事の起源とも言える話をしました。お釈迦様の弟子である目連が、地獄（餓鬼の世界）へ墜ちた母に施しを与えようとするもうまくいかない。そこでお釈迦様は「自分の母だけでなく、他の人にも施しを与えなさい」とアドバイス。

そのアドバイスに従った事で、目連は母親に施しを与える事が出来た。そんなお話でした。くわしくは前回記事を確認して下さい。

⇒【旧盆①　地獄へ墜ちた母を救うために】

旧暦の７月１５日には、地獄に墜ちた死者の苦しみを取り除き、成仏させる儀式を行いますが、それを「盂蘭盆会（うらぼんえ）」と言います。

特に、餓鬼の世界に墜ちた人々に食べ物や飲み物を与え、供養する事を「施餓鬼会（せがきえ）」と言いますが、これも「盂蘭盆会」の一環と言うわけです。

この「盂蘭盆会」が行われる旧暦の７月１５日ですが、その日付にも意味があります。この日は、僧達が厳しい修行を終える日となっていて、修行を終えたばかりの僧は、たいへん徳に満ちています。そして、彼らは仏の教えを広めるために旅へ出ます。

家にいる人は通りかかった僧にも施しをあげます。そうする事で僧の力により、あの世で迷っている魂を供養し、安らかに成仏させ、地獄に墜ちた者も救われると言われています。

僧の力により、さまよう魂を救う。これがお盆の始まりと言われています。各地方や宗派によって、多少の違いはあれ、おおまかな流れは一緒のようです。

この盂蘭盆会と、前回述べたご先祖様への豊作祈願。これが今のお盆の形になります。

日本で「お盆」と言えば、ご先祖様を丁重に迎えいれ（ウンケー）、おもてなし、最終日にはまたあの世へ送り出す（ウンケー）行事ですが、日本以外だと自分のご先祖様以外にもお供えをする所もあります。

いわゆる、あの世へも行けず、こちらの世界でさまよう霊に対し施しを与えることで、彼らにも救いの手をさしのべる。まさにお釈迦様の「自分の身内だけでなく、他の人も救いなさい」のアドバイス通りです。

沖縄では昔からある先祖信仰の色が強いため、色々な人を救おうとする仏教色は薄くなっているようです。

ちなみに「盂蘭盆（うらぼん）」は、サンスクリット語の「ウラバンナ」から来る当て字になっています。その「ウラバンナ」ですが、意味は「逆さづり」。木連の母親が、「地獄で逆さづりされているような苦しみを味わっている」から来ているそうです。

旧盆でしっかりご先祖様をおもてなしする家庭が多い沖縄。その起源を学んで、ご先祖様を迎えたときの話のネタにでもいかがでしょう？

最も売れている、お供え用お菓子「レモンケーキ」

お盆ではたくさんの「お供え用お菓子」を各家庭で購入すると思います。マルキヨ製菓もたくさんの種類を用意していますが、その中で最も売り上げているのが

レモンケーキです。

沖縄の人で、この銀色パッケージを見た事が無いという人はいないのではないでしょうか？　特にここ最近は、護得久栄昇先生や米津玄師さんの活躍で「レモンケーキ」や「Ｌｅｍｏｎ」注目されていると確信しています。笑

フワフワの生地に、ホワイトチョコが絶妙にマッチしていて絶品の味を奏でています。子供から高齢者の方まで、みんな大好きなお菓子の１つだと思いますよ。

前回紹介した「かるかん」は、直接マルキヨ製菓に注文されるのが最も多いお菓子でした。これは入学祝いや卒業祝いなど、お祝い事での注文も多い商品です。

お供え用お菓子に限定すれば、やはりレモンケーキがナンバーワンだと思います。もちろん、お供え用としてだけでなく、３時のおやつとしても人気がありますよ。

そんなマルキヨ製菓のレモンケーキは、１個税込９７円（税抜９０円）となっています。賞味期限は製造から１２日となっていますが、パッケージに書かれている日付をご確認下さい。