旧盆③　エイサー｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。昨日今日と、いい天気が続いています。太陽の日差しがかなり強いので、熱中症対策を意識しながら仕事をしていますよ。旧盆という大きな行事を乗り切るためにも、体調管理は大事な時期です。

 

さて、きたる８月１５日は「新暦で行うお盆」であると同時に、旧暦７月１５日でもありますので、「旧盆」でもあります。そんなお盆に向け、ここしばらくは特集を組んで、お盆にまつわるお話をしています。

 

今年のお盆の日程

今年（２０１９年）の旧盆は

 

８月１３日（旧暦７月１３日）：ウンケー（ご先祖様を迎え入れる）

８月１４日（旧暦７月１４日）：ナカヌヒー（ご先祖様と一緒に過ごす）

８月１５日（旧暦７月１５日）：ウークイ（ご先祖様を送り出す）

 

となっています。この旧盆の期間、沖縄県内では各地域の団体によるエイサーという踊りが披露されます。３日間を通して踊るところもあれば、ウークイの日だけに踊る所もあります。

 

かっこいい装いで、独特なかけ声と共にダイナミックに踊るエイサー。その由来に迫ってみましょう。

 

沖縄県民なら１度は踊った経験があるエイサー

エイサーは沖縄本島、および奄美地方など、ごく一部で旧盆の期間中に披露される踊りです。その衣装や踊りのかっこよさから、今では年中を通して色々なイベントでもその踊りが披露されます。

 

パーランクーという、これまたかっこいい太鼓をリズミカルに、そしてダイナミックに叩きながら踊る姿は、見ているだけでも十分、盛り上がれます。沖縄県内の小中学校の体育祭などで、生徒達が踊る事も珍しくありません。

 

それゆえ、沖縄県民は「誰しも１度はエイサーを踊った事がある」と言われています。

 

旧盆最終日にあたるウークイの日は、エイサーを舞いながら道を練り歩く姿が、色んな地域で見られます。この練り歩きを、沖縄の言葉で「道ジュネ－」と言います。

 

エイサーの呼称と踊り

そんなエイサーですが、まずはその名称の由来から。大きく２つの説があると言われています。

 

１つ目は、念仏歌の中での囃子詞（はやしことば）から来ているという説。元を辿ると、エイサーは「念仏踊り」というものから来ています。「念仏踊り」については、別の回にくわしく説明しますので、今回は軽く聞き流して下さい。

 

浄土宗系の念仏歌の中「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」という囃子詞が出てきます。「囃子詞」とは、リズムに合わせて歌の調子を整えたり、盛り上げたりするもので、特に大きな意味はありません。

 

２つ目の説は、１６世紀以前の琉球に存在したと言われる集団舞踊「ゑさおもろ（エサオモロ）」から来ているという説。この「ゑさおもろ」から「エイサー」という語が生まれたのではないか、と言われています。

 

実際、エイサーを見ていると「ヒヤルガエイサー」の言葉が出てきますので、個人的には１つ目の説が有力かなと思っています。

 

さて、次にエイサーの「踊り」についてですが、つい先ほど出てきた集団舞踊の「ゑさおもろ」の踊りが「エイサーの踊り」の起源であるという説があります。

 

「ゑさおもろ」の名前でピンと来る人もいるかもしれませんが、琉球王国の資料で１６～１７世紀に編纂された「おもろさうし」というのがあります。この資料の中に「ゑさおもろ」が登場し、その踊りこそが現代エイサーの踊りの原型だというのです。

 

そして、この踊りが沖縄に広まった事については非常に有力な説があります。この話は、また次回に続くこととしましょう。

 

蒸しまんじゅう

さて、ブログの後半は旧盆用のお菓子を紹介しています。今回はこちら

「蒸しまんじゅう」です。幾度となく「あんこ好き」を公言している私ですので

この蒸しまんじゅうも、もちろん大好きです。

見ての通り色も鮮やかなので、お供えする仏壇にも彩りを与える事でしょう。

そんなマルキヨ製菓の「蒸しまんじゅう」は、１個税込１０８円（税抜１００円）。賞味期限は製造から１２日となっていますが、ラベルやパッケージに書かれている日付をご確認下さい。

 

開封後は賞味期限によらず、お早めにお召し上がり下さい。また、保存の際は直射日光の当たる場所や、高温多湿の場所は避けて下さい。

 

もう夏休み？

学生のみなさんは、もう夏休みに突入したようですね。宿題もきっちりこなして、楽しい夏休みを過ごして欲しいと思います。もちろんマルキヨ製菓のスタッフ一同は、旧盆に向けてフル回転中です。

 

今日は最高気温３２度。いつも書いてますが、とにかく皆さん、お水をしっかり飲みましょう。この時期、もっとも怖いのは旧盆よりも熱中症です。健康な体があってこそ、ご先祖様をちゃんと迎え入れる事が出来るのですから。

 

熱中症対策はしっかりして、働いている人はきっちり働く。勉強する人は、しっかり勉強する。そして、遊ぶ人は体が健康な範囲で遊ぶ！　働く人も勉強する人も遊ぶ人も、自分の体のケアを忘れず、この夏を過ごして欲しいと思います。

 

今回はこの辺で。

 

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