スタッフブログ

来週は十五夜

2021年09月14日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。沖縄の近くを通っている台風のせいでしょうか? 昨日から天気がかなり不安定。

 

このブログを執筆中は青空も見え、太陽の光もまぶしいですが、朝早くは雨が降っていたし、昨夜は雷もすごかったです。今日の午後以降、天気予報は晴れとなっていますが、外出時は少し雲行きを気にした方がいいかもしれません。

 

さぁ、いよいよ行事ラッシュがスタートとなります。今週・来週が正念場のマルキヨ製菓は、フル回転で行事用お菓子を作っていますよ。

 

9月16日:【シバサシ】(行事期間は9月15~17日)

9月21日:十五夜

9月23日:秋彼岸(行事期間は9月20~26日)

 

3つの行事が約1週間のうちにやってきます。どの行事も取り扱うお菓子が違いますので、本当に大変です。

 

シバサシはウチャヌクを

まず、明後日の木曜日にやってくる【シバサシ】についてですが、こちらはヒヌカンにウチャヌクをお供えしたりします。マルキヨ製菓の提供する「ウチャヌク」は

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こちらの4種類あります。「砂糖なしウチャヌク」「砂糖入りウチャヌク」「タンナウチャヌク」「コンペンウチャヌク」

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「砂糖なしウチャヌク」と「砂糖入りウチャヌク」は、見た目ではほぼ区別がつきません。

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名前の通り砂糖が入っていないお餅か、砂糖が入っている甘いお餅かになります。

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「タンナウチャヌク」はタンナファクルーで出来たウチャヌクで

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黒糖味がしみこんだ美味しいウチャヌクとなっています。3時のおやつとしてもオススメですよ。

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「コンペンウチャヌク」はコンペンで出来たウチャヌクです。

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琉球王朝時代の高級菓子とあって、すごく美味しいですよ。

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白あんにピーナッツバターを練り込んだこの独特の「あん」が1個1個の中に入っています。これが深みのある味わいを演出し、食べた人を幸せな気持ちにしてくれるのです。

 

沖縄県内各スーパーにて販売中ですので、店頭で見かけたら是非、手に取って下さい。賞味期限は貼られているラベルをご確認下さい。

 

十五夜

お次は来週やってくる行事「十五夜」についてお話ししましょう。この行事は旧暦8月15日に行われます。この時期の月は、空気が澄んで美しく映える事から「中秋の名月」と呼ばれます。

 

そんな美しいお月様を眺めながら、団子を食べたりお酒を飲んだりする。それが「十五夜」です。基本的に旧暦の1日は新月、15日が満月に近くなるお月様ですが、旧の暦と月の満ち欠けが100%一致するわけではありません。

 

実は去年、この時期に満月になるのは旧暦8月15日ではありませんでした。去年だけで無く一昨年やその前も、満月になる日は旧暦8月15日ではなかったのです。

 

ちょっと調べてみましたら、今年、お月様が満月になるのは新暦で9月21日であり、これは旧暦8月15日と一致します。そして旧暦8月15日が満月になるのは、なんと8年ぶりだそうです。

 

意外や意外。8年ぶりですか。そういう意味では、今年の十五夜は貴重かもしれませんね。旧暦で行う行事ですが、「十五夜」は沖縄だけでなく、全国的な行事でもあります。

 

普段旧暦で行事を行う事の多い沖縄。逆に本土は旧暦で行事を行ったりしないイメージですが、さすがに月の満ち欠けは旧の暦でやりますから、新暦に合わせると月が全く見えない場合もありえます。それゆえ、「十五夜」は全国的に旧暦で行われる行事なのです。

 

この行事は、中国由来だと言われています。元々は中国の宮廷行事であり、それが奈良時代に日本へ伝わりました。月を愛でる、いわゆる観月をするのは同じですが、今の日本とは少々違った趣(おもむき)で月を愛でていたようです。

 

昔の貴族達は池に舟を浮かべそれに乗り込み、水面に映った月や、盃の酒に映った月を間接的に眺めました。そして、月の美しさをアテに、一句詠み上げる。そんな楽しみ方をしていたようです。

 

絶対、直接月を見た方が綺麗だと思うのですが、当時の貴族達にとってはそれが風流だったようです。月を観て詠まれた句で、真っ先に浮かぶのは藤原道長の「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」ですね。

 

大きな権力を手に入れ調子に乗って詠んだ一句ですが、本人はこの句を書き留めてはいませんでした。宴の席で詠まれたのですが、同席していた藤原実資(さねすけ)が、自分の日記にこれを書き記し、それが現代の世にも広まったんですね。

 

SNSの無い時代なのに、「調子に乗って詠んだ句」が広まるのも珍しいものです。

 

旧暦の8月は農作業が一段落する時期です。江戸時代になると、豊作への感謝をする「収穫祭」として「十五夜」が行われるようになりました。

 

沖縄では「ジューグヤ(十五夜)」の事を「ウチチウマチー(お月お祭り)」とも言い、仏壇に線香をあげて手を合わせ、豊作である事を感謝したり、翌年の五穀豊穣を願ったりします。

 

十五夜の行事用お菓子

マルキヨ製菓が提供するこの行事のためのお菓子と言えば

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「ふちゃぎ」です。沖縄の人以外はなかなか見慣れないビジュアルだと思いますが、昔から沖縄で十五夜の日に食べられてきたお菓子です。来週の十五夜直前にリリースする予定です。

 

本ブログでは1週間後、ちょうど十五夜の日に、このお菓子を紹介する予定なのでお楽しみに。たくさんの小さな豆にも大きな意味があるので、どういう事なのかは来週のブログで確認して下さい。

 

現在は【シバサシ】用のウチャヌクと、秋彼岸用のお供え用お菓子を作りつつ、十五夜用のお菓子の準備もしているマルキヨ製菓。本当に忙しい日々を送っています。

 

これらの行事が終われば、今度はハロウィン。そして年末年始に向けたお菓子作りと、なかなかゆっくりというわけにはいきませんが、1つ1つの行事に対して誠実に頑張りたいと思います。

 

ウチャヌクはすでに県内各スーパーにて販売中です。3時のおやつとしてもオススメなので、店頭で見かける機会があれば手に取って下さいね。

 

今回はこの辺で。

 

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