旧暦の 七夕にやる 墓掃除
2017年08月14日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。毎回言ってますが、本当に暑い! 太陽が出ている時に外を歩く事が耐えられないほど、暑くて仕方ありません。
おかげで今月は、近場でも車で移動ばかり。運動不足で体調管理が心配な今日この頃です。
暑いとはいえ、仕事はきっちりとやっています! いよいよ2週間後には「旧の七夕」という行事が、さらにその1週間後には「旧盆」がやってきます。
というわけで、今回は「旧の七夕」についてお話しします。去年も同じ時期にこのお話しをしていますが、沖縄では大事な行事なので、今一度しっかり学んでおきましょう。
(去年書いた記事内容に加筆修正してお届けします。)
新暦の【七夕】といえば、7月7日。短冊に願いごと(正確には自分自身のスキルアップ)を書いて、笹の葉につるす。そして「織り姫と彦星が出会えているかな」と夜空を見上げる… それが新暦の七夕でした。
沖縄で「旧暦の七夕」と言ったら、ズバリ「墓掃除をする日」です! そこら辺を詳しくお話ししましょう。
【マルキヨ製菓 CM①】
まず「旧暦の七夕」は「旧暦の7月7日」にやってきます。それは「旧盆(旧暦の7月13~15日)」の1週間前にあたります。
そこで、「旧暦の七夕」では、お墓掃除や仏壇の手入れをして、「もうすぐ盆です。お帰りになるのを、お待ちしていますよ」と、ご先祖様に手を合わせるのです。
というわけで「旧暦の七夕」は、「ご先祖様が帰ってくるための準備の日」となります。
というわけで「旧暦の七夕」は、「ご先祖様が帰ってくるための準備の日」となります。
「琉球国の国王が、七夕の日に祖先の霊を拝んでいた」という記録もあり、「沖縄で旧暦の7月7日は先祖供養に関連する日」であった事がわかります。
そして、もう1つこの「旧暦の七夕」に関連して覚えておいて欲しい事があります。それが「七夕日なし」(タナバタヒーナシ)と呼ばれるものです。
旧暦で行う行事には、何かと制限があります。例えば「地鎮祭」、例えば「披露宴」、これらを行おうと思った時、「日取りはいつにしよう?」と悩んだりしますよね。
これが先祖に関わる事であればなおさらで、「お墓の修繕」であるとか、今でもたまに見られる「洗骨」(遺骨を洗い清める)に関しては「いつやるか?」という日取りの制約が、地域によって少なからずあります。
そして、もう1つこの「旧暦の七夕」に関連して覚えておいて欲しい事があります。それが「七夕日なし」(タナバタヒーナシ)と呼ばれるものです。
旧暦で行う行事には、何かと制限があります。例えば「地鎮祭」、例えば「披露宴」、これらを行おうと思った時、「日取りはいつにしよう?」と悩んだりしますよね。
これが先祖に関わる事であればなおさらで、「お墓の修繕」であるとか、今でもたまに見られる「洗骨」(遺骨を洗い清める)に関しては「いつやるか?」という日取りの制約が、地域によって少なからずあります。
その制約を破ると、ご先祖様に対して失礼となります。
しかし「七夕日なし」(タナバタヒーナシ)とも呼ばれる旧暦の7月7日は、「そういうタブーを気にしなくてもいいですよ」という、特別な日となります。
お墓の修繕・お墓の引っ越し・洗骨など、ご先祖様に関する大事な事も、日取りを気にせずに行える日、それが「旧の七夕」なのです。
しかし「七夕日なし」(タナバタヒーナシ)とも呼ばれる旧暦の7月7日は、「そういうタブーを気にしなくてもいいですよ」という、特別な日となります。
お墓の修繕・お墓の引っ越し・洗骨など、ご先祖様に関する大事な事も、日取りを気にせずに行える日、それが「旧の七夕」なのです。
「ご先祖様に関する事をいつ行えばよいのか、よくわからない」という人は、旧暦の7月7日に行えば、余計な心配をせずにすむというわけです。
かつて今のように火葬の風習がなかった頃、「洗骨(シンクチ)」という「骨を洗い清める」儀式がありました。
かつて今のように火葬の風習がなかった頃、「洗骨(シンクチ)」という「骨を洗い清める」儀式がありました。
この「洗骨」がされていないと、「亡くなった者はまだ穢(けが)れており、神仏の前に出ることができない」と信じられていました。
なので「洗骨」は、非常に重要な儀式の1つでした。昔の沖縄ではよく見られた「洗骨」ですが、今でもたまにそれを行っている家庭があります(私の身近にもいます)。
なので「洗骨」は、非常に重要な儀式の1つでした。昔の沖縄ではよく見られた「洗骨」ですが、今でもたまにそれを行っている家庭があります(私の身近にもいます)。
戦前の琉球王国では、王室関係者が亡くなった時「洗骨」を経て埋葬されていたという記録もあります。
「洗骨」は、直接ご先祖様の骨に触れて穢(けが)れを落としますので、日取りをちゃんと決め、慎重に行う儀式でした。
このような難しい行事こそ「七夕日なし」(タナバタヒーナシ)に行うのが最適だというわけです。
【マルキヨ製菓 CM②】
若い人は「七夕の日は星に願いを」と思ってる人が多いでしょう。沖縄では、年配の方を中心に「七夕の日はご先祖様の墓掃除の日」と認識している方が多いでしょう。
そして、沖縄の人には是非とも覚えておいて欲しい「七夕日なし」(タナバタヒーナシ)。ご先祖様に対して「いつもと違う何か」を行うなら、この日が最適と覚えておくとよいでしょう。
そして、沖縄の人には是非とも覚えておいて欲しい「七夕日なし」(タナバタヒーナシ)。ご先祖様に対して「いつもと違う何か」を行うなら、この日が最適と覚えておくとよいでしょう。
2017年「旧暦の七夕」は、8月28日の月曜日にやってきます。今から2週間後、そして「旧暦の七夕がくる」という事は「お盆が近づいている」という事です。
「グソー(あの世)からウヤファーフジ(ご先祖様)が、もうすぐこちらの世界へ帰ってくる」という事で、チムワサワサー(心が落ち着かない状態)となる人も多いでしょう。
「グソー(あの世)からウヤファーフジ(ご先祖様)が、もうすぐこちらの世界へ帰ってくる」という事で、チムワサワサー(心が落ち着かない状態)となる人も多いでしょう。
「旧盆用お菓子」と「旧の七夕用お菓子」は同じです。ご先祖様を、ちゃんとこの世でおもてなしが出来るよう、しっかりと準備をしましょう。
マルキヨ製菓は「旧の七夕」「旧盆」用のお菓子を作るため、日々フル稼働状態です。どちらの行事でも、各家庭にしっかりと行事用お菓子を届けられるよう、スタッフ一同頑張っていますよ。
それらの行事用のお菓子も少しずつ紹介しておきます。今回は
【かるかん】、そして
【焼きまんじゅう】。どちらも、私の大好きなお菓子です! そして、沖縄行事では欠かせないお菓子ですので、是非ともチェックしておいて下さい。
【かるかん】、そして
【焼きまんじゅう】。どちらも、私の大好きなお菓子です! そして、沖縄行事では欠かせないお菓子ですので、是非ともチェックしておいて下さい。
8月中旬の月曜日。暑さに負けず、まずはこの1週間、頑張っていきたいと思います!
今回はこの辺で。
ブログランキング参加中です。よかったらポチッとお願いします。
↓
商品取り扱い店舗
- ・タウンプラザかねひで
- ・イオン琉球㈱
- ・リウボウストアー
- ・㈱丸大
- ・㈱サンエー
- ・ユニオン
- ・コープおきなわ
- ・JAおきなわAコープ
- ・野原食堂(宮古島)
- (順位不同)
※工場でもご購入可能です。毎日製造する商品は異なりますので、事前にお問合わせください。