レーズンパウンドケーキ｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。昨日は朝から天気が悪かったですが、今日は朝からいい天気。正午頃、急に曇り空が現れて小雨が降ったものの、その後は晴れています。

 

今日は文化の日で祝日ですね。マルキヨ製菓は祝祭日は関係なしに、今日も朝からお菓子作りを頑張っていますよ。

 

１１月の日程

１年を通して１０月１１月は、マルキヨ製菓の対応する行事が少ない期間となっています。１０月に対応したのはハロウィンだけですが、先日、無事に終える事が出来ました。特にマフィンは売れたようです。１１月は対応する大きな行事は特にありません。

 

１２月や１月は年末年始にくわえ、ムーチーという「マルキヨ製菓三大忙しい行事」の１つもやってきますので、ものすごく忙しくなります。ムーチーに関しては、カーサの確保やムーチーの試作など、すでに準備を始めているところです。

 

大きな行事のない１１月は平常のお菓子をたくさん作ります。行事の時は行事用お菓子である程度の売り上げが確保出来ますが、行事がない月は行事がある月に比べてやや苦戦しているのが正直なところ。

 

なので、平常時でもある程度安定した売り上げを確保出来る商品が欲しいと、常々思っているところです。また、行事が少ないこの時期は、新商品開発業務も進めています。食べてくれた人が「美味しい」と言ってもらえるようなお菓子をたくさん作りたいですね。

 

今回のブログでは、最近新商品開発のため試作品として作ったお菓子を紹介したいと思います。

 

レーズンパウンドケーキ

最近試作したお菓子がいくつかありますが、その中から今回は

こちらの「レーズンパウンドケーキ」を紹介しましょう。まだ試作段階なので、これが世に出るかどうかはわかりません。

パッケージにはファンキーなオバァが描かれています。オバァのセリフ「まーさん」は、沖縄の言葉で「美味しい」という意味です。このファンキーなオバァが認めたということで、いったいどんなお菓子なのでしょうか。

開封すると、食欲をそそる焼き色のパウンドケーキが現れました。鼻を近づけると、甘そうな香り。見た目でも香りでも食欲をそそられます。

そして、このレーズン（干しぶどう）ですよ。「レーズンパウンドケーキ」ですから、この「レーズン」にも色々と期待したいところです。本来なら、このままスプーンなりフォークなりを刺して食べたいところですが

今回はブログ用という事で、シートをはがしたあとお皿にのせ

さらに、４等分に切り分けて紹介したいと思います。

真ん中らへんは、びっしりレーズンが入っていました。このタイミングでいただきます。パウンドケーキの部分はしっとり柔らかく、そこだけでも甘くて美味しいです。

そして、やはり「レーズン」がしっかり主張してきます。パウンドケーキの甘さとは違うレーズンの甘さが口の中に広がると同時に、レーズンのふにょっとした食感がいいアクセントになっています。

パウンドケーキだけでも美味しいですが、それだけだと物足りないかもしれません。その物足りなさを

レーズンがしっかりと補ってくれています。けっこうパウンドケーキの甘さと、レーズンの少しクセのある甘さとで、なかなかアジクーター（濃い味）となっています。「さぁーたーあんだぎー」ほどではありませんが

チーチーカーカーするお菓子なので、「さんぴん茶」などスッキリ系の飲み物と一緒に食べると、より美味しく感じるんじゃないかなと思います。

 

アチコーコーにしてみた

こういう系のお菓子は、温めても美味しいという事を経験から学んでいます。というわけで、レンジで１５秒チンしてみました。

それがこちらです。見た目は特に変わりありません。やや香りが強くなり、触った感じも少し柔らかくなったような気がします。さっそく食べてみましょう。

全体的にアチコーコーになって美味しいです。それ以上に、レーズンが周りの生地に比べて、さらにアチコーコーになっていました。口の中に入ると、このアチコーコーレーズンが主張してきて、レーズンの甘さがより強調されます。

 

生地とレーズンの熱さが違うので、それも不思議な感じで食べる事が出来るお菓子だなと思います。

 

結論。アチコーコーにしても美味しいけど、レーズンは思った以上に熱いので、食べる時は少し心構えを持つといいでしょう。

 

必ずしも世に出るわけではない

マルキヨ製菓は創業以来、５００種類以上のお菓子を作ってきました。その全てが世に出たわけではありません。売り出しても、すぐに市場から撤退したお菓子もあります。

 

時代時代に合わせたお客様のニーズに、どれだけ応える事が出来るか。お菓子製造業として、難しい事もたくさんありますが、たくさん悩んできて今までの道のりを歩いてきました。

今回紹介した試作品「レーズンパウンドケーキ」ですが、これが必ずしも世に出るとは限りません。スタッフ同士さらなる話し合いを重ね、試作を重ね、今後どうするかが決定します。

 

「沖縄の行事を支える」「お菓子を食べてくれた方を笑顔にさせる」。この２つがマルキヨ製菓が目指しているものです。

 

皆様に「美味しい」と笑顔になってもらえるようなお菓子作りを、これからも目指していきたいと思います。そんなマルキヨ製菓をこれからもよろしくお願いします。

 

今回はこの辺で。

 

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