ハロウィンの時期がやってきた
2018年10月22日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、今日は最高気温28度。お昼は弱雨の予報が出ているせいか、ちょうどお昼時の今は曇りの天気となっています。
さて、来週の水曜日にあたる10月31日。ハロウィンという行事がやってきますね。毎年、大勢のコスプレした人々が賑わう様子をTVで見かけます。
しかし私が子どもの頃には、10月末にコスプレする行事なんてありませんでした。日本でハロウィンを派手に行うようになったのは10数年前と言われています。
今回はそんなハロウィンについて学んでみましょう。過去の記事内容を加筆修正してお送りいたします。
~~~~(過去ブログより)~~~~
ハロウィンといえば周知の通り西欧の行事ですが、近年の日本ではかなりの盛り上がりを見せています。
その西欧よりも盛大な仮装イベントが行われているのが日本という東洋の小さな国。多くの外国人も逆輸入という形で日本にやってきて、ハロウィンイベントに参加するというのも不思議な話ですね。
今回は、そんなハロウィンについてのお話です。
もともと秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す行事だったハロウィン。諸説あるようですが、ケルト民族の祭りが起源だという説を紹介します。
数千年前の古代ケルト民族において、1年間は11月1日から10月31日まででした。年の最後にあたる10月31日には、死者の霊が親族を訪れる夜と言われており、いわゆる日本の「盆」にあたる日です。
ただ日本のように、ご先祖様がやってきて、迎え入れ、おもてなし、送り出す… という形ではなかったようです。古代ケルトのそれは、悪霊などもやってきて、子供達をさらったり、作物や家畜に害を与える日でもあったのです。
そう聞くとけっこう恐ろしい気もしますが、よく考えたら「旧盆の時期、水辺に近づいてはいけない。霊が水の中に引き釣りこもうとするから」なんて言われますよね。死者の霊が訪れる日は、どの国も注意が必要という事でしょう。
そこで各家庭は親族の死者の霊だけを導きいれ、悪霊は追い払うため、たき火をたいていました。これがジャックオーランタンと呼ばれる、カボチャのちょうちんみたいなヤツの起源になります。ハロウィンの時に、よく見かけますよね。
お化けをイメージして、カボチャをくりぬき、それをランタンとして家の前に吊しておく。そうする事で悪霊は入ってこないようにする、沖縄で言うところの【シバサシ】のようなものです。
その後、古代ローマやキリスト教の伝来と共に、それぞれの祭が混合して組み合わさり、現在のハロウィンの形になっていきます。
キリスト教では、カトリックの聖人の日というのがあり、それが11月1日に行われる万聖節(All-hallow)です。その前夜祭、すなわちイブという事で「All-hallow-even」(あるいは「Hallows eve」)。ここから「Halloween」(ハロウィン)の言葉が生まれたそうです。
ですから、古代ケルト民族の大晦日にあたり、なおかつカトリックの万聖節の前夜祭にあたる10月31日という事で、今のハロウィンへとつながるわけなんですね。
ハロウィンと言えば、子供達が各家庭を訪れて「Trick or Treat?」(お菓子くれないと、いたずらしちゃうぞ!)というセリフは誰でも知っていますよね。
元々は11月2日の死者の日と呼ばれる日に、キリスト教徒が村々を歩き、親類の霊を鎮める祈りを捧げる代わりに、魂のケーキなるものを乞う… という所からきているそうです。
ここら辺も、お盆に似てるなと感じました。お盆だと「7月15日」に厳しい修行を終えた僧が、仏の教えを広めるため各地に向かうとされる日です。
家庭にいる人は、その日にお供え物をし、通りかかった僧にも施しもあげると、多くの僧の力によって地獄に堕ちた者は救われると言われています。
ハロウィンもお盆も、根幹となる部分は同じようです。
ちなみに「魂のケーキ」は、徘徊する幽霊に食べ物とワインを残す古代の風習を継承する形で、キリスト教会によって奨励されたものだそうです。
沖縄だと、お盆の最終日・ウークイの日に、ご先祖様が好きだった物を包んで玄関先に供えたりしますよね。日本では「ご先祖様のために」という意識が強いですが、日本の近隣国では、ご先祖様だけでなく「そこら辺をさまよっている霊のためにも」という意味合いがありました。
ただ、沖縄のお盆も、昔は「ご先祖様以外の霊にも」という意味合いがあったそうです。このように考えてみると、「西欧のハロウィン」と「東洋の盆」とは、非常に共通点が多いと感じますね。
もっとも仮装という風習は、沖縄にはないですが。エイサーのチョンダラーは、非常にインパクトある仮装ですが、みんながみんな何かの仮装をするという事はありませんしね。
~~~~(以上、過去ブログより)~~~~
1997年に東京ディズニーランド、2002年にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンがハロウィンイベントを開催。この2大テーマパークのイベントにより、日本人にも「ハロウィン」が浸透。
最近ではSNSによる普及も相まって、年々、大型イベントと化しているようです。
そんなハロウィンに向け、マルキヨ製菓ではハロウィン期間限定お菓子「パンプキンパイ」の準備をしているところです。
写真は去年のものです。個人的にも大好きで、年中でも食べていたいほど。
カボチャは野菜ですからね。子どももスイーツとしてなら、美味しく野菜を食べて頂けるのではないでしょうか。
というわけで、今週も忙しくなる1週間が始まりました。最近は読書の秋という事で、ついつい夜更かしして朝起きるのがつらかったりします。
私のように読書の秋で寝不足の人はいませんか? 食欲の秋で体重が増加しがちな人はいませんか? スポーツの秋で体の節々が筋肉痛など痛みがちな人はいませんか?
日々の勉強や仕事に悪影響が出ないよう、それぞれの秋を楽しみましょう。
今回はこの辺で。
Dee沖縄さんによる「マルキヨ製菓工場見学」の記事はこちらです。
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