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今週は十五夜

2023年09月26日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。最近は青空とどんより雲が混在する天気が続いています。さっきまで晴れていたのに、急に雨が降ったり。沖縄では「カタブイ」と呼ばれ、あるあるの天気ではありますが、最近はよくそのカタブイにやられています。

 

昨日は空に目立った雲がないのに、雨が降り出してきました。こんな事もあろうかと、折りたたみ式の傘を携帯していたので、難を逃れましたが。沖縄はまだ秋のような涼しさはありませんが、移ろいやすい天気には気をつけていきましょう。

 

先週は「敬老の日」、土日に「秋彼岸」と「シバサシ」に対応したマルキヨ製菓。9月はもう1つ行事がやってきます。今週金曜日にやってくる「十五夜」です。

 

平安時代に中国から伝わった

旧暦8月15日、美しい月を眺めながらお酒を飲んだり、お団子やお餅を食べたり。現代は「月を眺め、美味しいものを食べる」、そんな「十五夜」ですが、もともと「十五夜」は中国の宮廷行事でした。

 

唐の時代の中国では、「中秋節」と呼ばれる観月会が行われており、それが日本へ伝わるのがなんと平安時代です。1200年近く前から、日本にはこの行事があったんですね。

 

「中国から伝わる行事あるある」ですが、この行事はまず、貴族など身分の高い人たちの間で広まります。月を眺めて酒を飲むのはもちろんですが、池に舟を浮かべ、その舟から水面に映った月を見て楽しむのが貴族です。

 

さらには盃に入った酒に反射して映り込む月を見ながらクイッといったり、一句詠み上げたり、楽器を演奏したりと、貴族には貴族なりの楽しみ方があったようです。

 

「池や酒に映る月を見るより、直接月を眺めた方がいい」と思う私は、一般庶民の感覚なのでしょう。そんな身分の高い人たちの間で行われていた行事が、一般庶民に広まるのは江戸時代になってからだそうです。

 

作物の収穫祭とも結びつき、美しい月を豊作の象徴として鑑賞し、お団子などのお供え物をして感謝や祈りを捧げるようになったのです。特に芋の収穫を祝う事もあったため、旧暦8月15日の月を「芋名月」と呼んだりもします。

 

沖縄では「ジューグヤ(十五夜)」の事を「ウチチウマチー(お月お祭り)」とも言います。昔の琉球ではその日、仏壇に線香をあげたあと、ウタキに足へ運び、その年の収穫を感謝しました。そして、翌年の豊作などを願うのです。

 

現代ではウタキ、いわゆる神の降り立つ場所に足を運ぶ事はありませんが、仏壇のある家庭はご先祖様に線香をあげ、ウートートーしましょう。その際、一緒に美しい月を眺める気持ちを持つといいかなと思います。

 

沖縄以外でも旧暦で行う

沖縄では多くの行事を旧暦を基準にして行います。県外だと旧暦で行事を行う事はあまりないと思いますが、「十五夜」に関しては全国共通「旧暦8月15日」に行います。

 

その理由は簡単で、旧暦は「月の運行を基準に決められた暦」だからです。「必ず」というわけではありませんが、旧暦の1日は新月、旧暦の15日は満月に近くなります。

 

旧暦15日が必ずしも満月になるわけではないのですが、今年(2023年)に関しては旧暦8月15日は満月となります。新暦だと9月29日金曜日、この日は1年の中でも最も美しい月になる予定ですので、天気が晴れる事を祈りましょう。

 

毎月15日は満月(あるいはそれに近い月)になりますが、特に旧暦8月15日の月は、空気が澄んでいて美しく「中秋の名月」と呼ばれたりします。旧暦の世界では7月8月9月が「秋」になります。

 

3ヶ月ある秋のうち、真ん中の「8月」は「中秋」と呼ばれ、その月の満月を「中秋の名月」と呼ぶわけです。一方で「仲秋の名月」と表記する事もありますが、けして間違っているわけではありません。

 

旧暦では7月を「初秋」、8月を「仲秋」、9月を「晩秋」という呼び方もあるため、旧暦8月15日の月を「仲秋の名月」と呼ぶわけです。

 

「中秋の名月」と「仲秋の名月」、その違いを語れたら、周りから賢いと思われるかもしれませんね。

 

「ふちゃぎ」と「みたらし団子」

マルキヨ製菓としては9月最後の行事となる「十五夜」ですが、この行事では期間限定商品として

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「ふちゃぎ」と

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「みたらし団子」を売り出します(写真は過去のもの)。

 

「ふちゃぎ」は沖縄県内各スーパーにて販売しますが、「みたらし団子」は一部店舗での販売となります。ご了承下さい。

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次回ブログでは、この2つのお菓子を紹介する予定ですのでお楽しみに。いつもは火曜日金曜日がブログ更新日ですが、今週は次の更新日を金曜日でなく木曜日にします。

 

金曜日だと十五夜当日になってしまいますので、前日木曜日に紹介して販売促進できればと思っています。

 

余談ですが、十五夜で食べられる「月見団子」。団子1個1個の大きさは直径が4.5cmと、かなり大きいです。なぜ、こんなに大きいかといいますと、4.5cmは約1.5寸だからです。十五夜に合わせて「一」と「五」を用いた1.5寸というわけです。

 

これだけ大きいと、ノドに詰まる事もありえるので、食べる時には注意が必要ですね。マルキヨ製菓のみたらし団子はそんなに大きくないので、美味しく召し上がっていただければと思います。

 

「ふちゃぎ」や「みたらし団子」は明日の水曜日から販売を予定しています。十五夜を過ぎると、これらのお菓子を次に販売するのは来年となりますので、今週の十五夜は是非、マルキヨ製菓の「ふちゃぎ」らも食べて下さい。

 

沖縄の週間天気予報で、金曜日は「晴れ時々曇り」となっています。前日木曜日の雨の予報が気になりますが、気持ちよく晴れて「中秋の名月」を眺められるといいですね。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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