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今年の恵方は?

2022年02月1日

新年、明けましておめでとうございます。今日は旧暦の元日となっています。旧暦の世界でも新しい年が始まったという事で、今年も頑張っていきたいと思います。

 

新暦では今日から2月ですね。2月の行事として、まずは明後日2月3日に「節分」がやってきます。今回はその「節分」に関するお話を簡単にしてみたいと思います。

 

節分は年に4回ある

節分と言えば2月3日。そう思っている人も多いのではないでしょうか? 2つ違っています。まず節分は1年の間に4回あるという点。そして、2月の節分は3日に限らないという点。

 

「節分とは?」という話からしましょう。読んで字のごとく「季節の分かれ目」を表す言葉です。1年を24に分けた区切り二十四節気において、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」は四立(しりゅう)と呼ばれ、それらは新しい季節の初日を表します。

 

そして、それらの前日を「季節の分かれ目」と捉え「節分」と呼ぶのです。特に冬から春に変わる「立春」の前日は4つの節分の中でも特別とみなされ、一般に「節分」というとそちらの方を言うようになりました。

 

去年(2021年)の立春は2月3日でしたので、その前日2月2日がその年最初の節分でした。今年(2022年)の立春は2月4日。従って、今年最初の節分は2月3日となるのです。

 

恵方巻

ちょうど今は、色んなお店で「恵方巻」をアピールしている頃です。「節分の日に恵方巻を食べる」。いかにも昔からある伝統行事のようですが、けしてそうではありません。私が子供の頃に「恵方巻を食べる」という風習はありませんでした。

 

実は恵方巻を食べる風習は、令和の1つ前「平成」時代に広まったもの。かなり歴史の浅い風習なのです。その話をしてみましょう。

 

陰陽道における「その年の干支によって定められた、最も縁起が良いとされる方角」の事を「恵方」と言います。恵方には「歳徳神(としとくじん)」という福徳を司(つかさど)る神様がいると言われています。

 

恵方は「その年の干支」によって決まるため、年によって違う方角になります。今年(2022年)は「北北西やや北」が恵方になっています。ちなみに来年は「南南東やや南」となっています。

 

「恵方巻」は節分の日に恵方を向き、願い事を思い浮かべながら食べる「太巻き」の事、あるいはその習慣自体の事を言います。先ほど、その風習が広まったのは平成からと言いましたが、その起源にあたるものは江戸時代にはあったようです。

 

江戸時代末期、大坂で「商売繁盛を祈願して」生まれた風習のようですが、正確にはわからないそうです。そして、その風習自体が一般に広まる事はありませんでした。

 

大正時代の大阪花街で、節分の時期に恵方に向かって海苔巻きを食べたと言われています。

 

大阪鮓商組合が1932年に出したチラシには、「恵方を向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」と書かれており、当時のそのチラシが残っているそうです。

 

時は流れて1960年代に入ると、その風習を復活させようという取り組みが始まりました。「大阪の海苔問屋協同組合」と「すし組合」が「節分に太巻きを丸かじりする」という宣伝を行ったのです。

 

1973年には「大阪海苔問屋協同組合」が作製した「節分の夜、恵方に向かって無言で家族揃って巻き寿司を丸かぶりすると必ず幸福が回ってくる…と昔から言い伝えられています」というポスターを、寿司屋が共同で店頭に貼り出しました。

 

道頓堀を中心に「節分の日は、太巻きを丸かじりする」イベントが展開されますが、実はこの時点まで、「恵方」という単語は出ても「恵方巻」という言葉は出てきません。

 

当時は「海苔を巻いた太巻き」を「幸運巻ずし」と呼んでいました。これが広まり、関西を中心に「節分の日に、恵方を向いて太巻きを丸かじりする」という習慣が広まっていきました。

 

そして1989年、広島のセブンイレブンにて恵方巻きの販売が開始されました。この時点ではまだ地方販売ですが、1990年以降、販売エリアが拡大していきます。

 

1995年には関西以西の地区で、1998年には【丸かぶり寿司・恵方巻】という商品名で、全国的に販売を開始したのです。ちなみに当時の沖縄はセブンイレブンはありませんでしたので、全国に比べ「恵方巻」の認知度はかなり低かったようです。

 

「恵方巻」はセブンイレブンが名付けた商品名であり、それ以前に「恵方巻」という言葉が使われた文献や資料などはありません。「恵方巻」以前は「丸かぶり寿司」「幸運巻ずし」などと呼ばれていました。

 

2000年を超えてTVなどのメディアが「恵方巻」を取り上げると、「節分の日に恵方巻を食べる」風習はさらに全国に拡大していく事になります。

 

そう。「節分に恵方巻を食べる風習」が一般的になったのは、この20年の間なのです。

 

恵方巻を食べる際のルール

恵方巻の食べ方には、よく知られた3つのルールがありますので、確認しておきましょう。

 

1つ目は「恵方を向いて食べる」です。今年の恵方は「北北西やや北」で、その方向に福徳を司る神様がいます。恵方を向いて食べなければ、御利益はありませんよ。

 

2つ目は「黙って食べる」。お喋りしながら食べるのはNGです。神様がいる方向を向きながらお喋りすると、御利益がなくなっちゃいます。とにかく黙々と食べましょう。

 

3つ目は「一気に食べる」です。太巻きを切り分けたりする事は「縁を切る」につながるため、禁止行為なのです。

 

一定の方向を見つめ、無言で一気に太巻きを食べる姿を想像すると、ちょっと怖い気もしますが、そういうルールなので受け入れましょう。

 

旧正月

今日は旧正月という事で、マルキヨ製菓は

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「ナントゥもち」と

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「紅白巻もち」を旧正月期間限定商品としてリリースしています。沖縄県内各スーパーにて販売中なので、店頭で見かけたら是非、手に取ってみて下さい。旧正月とは関係無く、3時のおやつとしてもオススメですよ。

 

気が付けば、今日は新暦の2月。2022年が始まったと思ったばかりなのに、すでに1ヶ月が過ぎていました。こういう感覚が繰り返され、あっという間に2023年を迎えるのかなと思っています。

 

去年、一昨年とコロナウィルスの影響でだいぶ苦しみました。今年こそはコロナが落ち着き、ノビノビと仕事をして行きたいですね。希望を持ち、とにかく前を向いてこの1年を頑張って行きたいと思います!

 

今回はこの辺で。

 

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