９月の行事｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日の沖縄は最高気温３２度ですが、大阪や名古屋は３５度、東京は３６度となっています。全国的にも、沖縄より最高気温が上の地域はけっこうあります。

 

沖縄にいる私ですが、毎日暑いと思っているのに、本土の方もなかなか大変そうですね。個人的には例年より暑さが増しているような気がします。こまめな水分補給を忘れず、熱中症には気をつけましょう。

 

旧盆を終えて

先週、無事に旧盆が終わりました。今年の旧盆は過去最高の注文数が入り、大量のお餅やお供えお菓子を準備するのがとても大変な行事となりました。

さらに今年から、旧盆用にと「マフィンセット」の注文も入るようになりました。以前から平常時にこのセットは出していたのですが、徐々に人気が出て、旧盆にも出して欲しいという要望が出たのです。

「菓子セット」も過去最高の注文数が入りました。注文の数が多すぎ、これでは準備が間に合わないという事で、今年は専用の大型機械も購入して対応しました。

 

「マルキヨ製菓三大忙しい行事」の１つに数えられている「旧盆」。毎年ギリギリで準備しますが、今年もギリギリでした。旧盆最終日ウークイの夕方まで注文が入るため、この行事を終えたのがウークイの午後８時過ぎです。

 

大きな機械を購入して対応した行事ですが、機械があってもそれを動かす人員がバランス良く配置されなければ、効率的にお菓子を作る事が出来ません。

 

来年はさらにお菓子の注文が入るかもしれませんので、どのようにお菓子を作る時間を設定し、どのように人員を配置するか。効率的にお菓子作りをするため、そういう事を考えていくのが次の課題です。

 

また、旧盆後には平常のお菓子が不足してしまいましたので、その反省点も次回に生かしたいと思います。とにもかくにも無事に終える事が出来た旧盆。反省はありましたが、総合的にはいい形で行事をこなせたと思います。

 

マルキヨ製菓のお菓子をお供えしてくれたみなさん、ご購入いただき誠にありがとうございました。沖縄の行事を支えるマルキヨ製菓のお菓子をこれからもよろしくお願いします。もちろん、行事とは関係ない平常時のおやつとしても食べていただけたらと思います。

 

９月は３つの行事がやってくる

旧盆は８月下旬の行事でしたが、準備自体は７月の頭からやっていました。工場でお菓子を作る以外にも、原材料の発注、お菓子を入れる箱やトレーの発注、新規機械の購入などなど、やる事は山積みです。

 

「ウンケー」「ナカビ」「ウークイ」のわずか３日間で、沖縄の多くの家庭でご先祖様に手を合わせます。この３日に集中してリリースできるよう、大量のお菓子を用意しなければなりません。当然かなりの労力を使う事になりますので、７月から準備してもギリギリというわけです。

 

そんな旧盆が終わって、ホッと一息…　というわけにはいかないのがこの業界。実は今月９月にも３つの行事がやってきます。その３つの行事の日程を見てみましょう。

 

９月２３日（土）秋彼岸

９月２３日は秋分の日で、ご先祖様に手を合わせる、いわゆる「お彼岸」となっています。「お彼岸」は春分の日に行う「春彼岸」も含めて年に２回あります。

 

「お彼岸」と言えば「春彼岸」の方をメインに考える事も多いですが、仏壇のある家庭は秋彼岸もしっかりご先祖様に手を合わせましょう。

こちらはご先祖様に対する行事なので、旧盆の時と同じお餅やお供え用お菓子を用意します。

 

９月２４日（日）シバサシ

秋彼岸の翌日には「シバサシ」という行事がやってきます。これは魔除けの行事の１つとなります。新暦９月１５日からは旧暦の８月となりますが、実は旧暦８月は沖縄では不吉な月とされていたようです。

 

なので、旧暦８月にはいくつか「魔除けの行事」があり、その中の１つが「シバサシ」となります。家の中に悪いもの（マジムン）が入ってこないようにシバを家の四隅にさしたりしますよ。

この行事でマルキヨ製菓が用意するのは「ウチャヌク」と呼ばれるお餅です。マルキヨ製菓のリリースするウチャヌクは、通常の白いウチャヌク以外に

「タンナファクルー」で出来た「タンナウチャヌク」と

「コンペン」で出来た「コンペンウチャヌク」もあります。

 

９月２９日（金）ジューグヤ（十五夜）

９月２９日（金）は旧暦８月１５日にあたり、この日は「十五夜」という美しい月を愛でる行事となっています。月を基準に暦を刻むのが旧暦ですが、旧暦１日は新月、１５日は満月に近くなります。

 

特に旧暦８月の満月は１年を通しても美しいと言われ、「中秋の名月」と呼ばれたりします。沖縄ではこの日、映える月を見ながら

「ふちゃぎ」という独特なお餅を食べたりしますよ。沖縄以外の人が初めてこのお餅を見るとインパクトを受けるでしょうが、沖縄では昔から十五夜の日に食べられてきたお餅なのです。

マルキヨ製菓はこの行事に合わせて、「ふちゃぎ」と「みたらし団子」をリリース予定です。

 

３つの行事

９月２３日から２９日の１週間で、３つの行事が同時にやってきます。準備するお菓子も全て違うため、今月も忙しい事が確定しているマルキヨ製菓です。

 

「秋彼岸」は新暦で行う行事で、日本全国で行われる行事です。「旧盆」に比べると、沖縄では「秋彼岸」をやる家庭は少ないかもしれませんが、「新暦で行う全国行事」です。「シバサシ」は沖縄固有のもので、「旧暦で行う沖縄固有の行事」となりますす。

 

そして「十五夜」は旧暦で行う行事ですが、こちらは沖縄だけでなく他府県でも行われます。沖縄県外で旧暦に合わせて行事を行うのは珍しいですね。「十五夜」は「旧暦で行う全国行事」なのです。

 

「新暦で行う全国行事」「旧暦で行う沖縄固有の行事」「旧暦で行う全国行事」と、異なる３つの特徴を持った行事に対応すべく、今月もマルキヨ製菓はフル稼働で頑張ります。３つの行事、用意するお菓子が全て異なるので今月も慌ただしくなりますね。

 

個人的には「十五夜」限定のお菓子

「ふちゃぎ」を食べるのが楽しみですね。見た目は綺麗とは言えませんが、美味しくてなかなかハマっちゃうんですよね。１年を通してこの時期にしか食べられないので、今からワクワクしています。

 

先月の旧盆に続いて、今月も沖縄の行事を支えるマルキヨ製菓。９月の行事の際、マルキヨ製菓のお菓子を是非、食べていただけたらと思います。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

⇒【マルキヨ製菓：Facebook】

 

ブログランキング参加中です。よかったらポチッとお願いします。

　↓

【沖縄 ブログランキングへ】