琉球王朝がおもてなしで出したお菓子「コンペン」｜マルキヨ製菓

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。あと１週間で７月も終わりですね。仕事に追われる毎日ですが、個人的に仕事のキーワードとしている「誠実さ」を忘れず、日々、頑張っています。

さて、来月には旧盆がやってくるという事で、今回は１つ、お供え用のお菓子を紹介したいと思います。

琉球王朝時代の高級菓子「コンペン」です。沖縄では「くんぺん」と呼ばれる事も多いですが、マルキヨ製菓では「コンペン」と表示しています。

こちらのブログで、たびたび出てくる「冊封使（さっぽうし）」。最近だと【識名園　①】でも登場しましたが、いわゆる中国の皇帝が、琉球の王を認証するため琉球へ派遣した使節団をそう呼びます。その冊封使をおもてなしする際に出されたお菓子の１つが、この「コンペン」です。

という事は、識名園でもこのお菓子が食べられたのかもしれませんね。とまぁ、軽く「コンペン」の歴史的な話をしたところで、さっそく食べてみましょう。

どうですか？　この艶やかな見た目。ピーナツバターの香りが、ほんのりと漂い、食欲をそそる事間違いなし。視覚だけでなく、嗅覚でも「食べたい」と思わせるんですよ。

中はこんな感じです。「コンペン」といえば、ピーナツの練り込まれた「あんこ」が大きな特徴と言えるでしょう。この「ピーナツあん」がまた、なんとも言えない美味しい味わいなんですよ。ピーナツの独特な味とあんこの甘みの融合。この味、絶対にやみつきになる人がいると思います。

さて、「コンペン」の個人的な楽しみ方をまとめてみると、こんな感じです。

①視覚　こんがりとした焼き色に食欲をそそられる。
②嗅覚　ピーナツあんの独特な香りに、食欲をそそられる。

③触覚　手でつかむと、もっちりとした感触に食欲をそそられる。ガブリと、すぐにかぶりつくもよし。２つに割ってかたら、かぶりつくもよし。

④味覚　もっちりした外側の生地と、独特のピーナツあんを、美味しく味わう。
⑤聴覚　むしゃむしゃと食べる音が直接脳に響いて、さらに食欲をそそる。

まさに、人間の五感を通して、美味しく味わって頂けるお菓子だと思います。見た目もそうですが、味わいも「わかりやすくシンプル」と言っていいでしょう。「かるかん」もそうですが、シンプルなお菓子は根強いファンが多く、この「コンペン」も大好きという人、多いんです。

ここで私がオススメする「通（つう）」なコンペンの味わい方を、２つ紹介しましょう。

まずは１つめ。あなたは琉球王朝の外交官です。中国から来た冊封使をおもてなしするために、「コンペン」を出しました。相手にも味わってもらいながら、あなた自身も「コンペン」を食べてみる…。

どうです？　こんなイメージをしながら食べると、超高級菓子を食べているような感覚になりませんか？

かつての高級菓子も、今や庶民になじみ深いお菓子となりましたが、当時に思いをはせて食べるのも、楽しいかもしれませんよ。

そしてもう１つの食べ方。レンジで１０～２０秒ほど温めてから食べる。「おにぎりを暖めて食べる派」の人は、この食べ方で美味しくいただけるんじゃないかなと思います。

写真ではわかりづらいですが、こちらの写真はレンジで１５秒ほど温めた後です。「甘い系」のお菓子は、温めると「甘み」が増します。温かめの生地と、甘みの増したピーナツあんの味わいは、これもなかなかイケる味だと思いますので、是非とも１度は試してほしい食べ方ですね。

そんなマルキヨ製菓の「コンペン」は、１個税込１０８円（税抜き１００円）。かつての琉球で「王族御用達の高級菓子」だったコンペンは、庶民が手の出せるお菓子ではありませんでした。今では、この値段で食べられる事に「ありがたい」と思う私です。笑

賞味期限は製造から１４日となっていますが、開封後はお早めにお召し上がり下さい。保存の際は、直射日光・高温多湿を避けてくださいね。また、このお菓子はネットでも注文が可能です。

→【コンペン】

原材料などのチェックも出来ますので、是非、１度は覗いてみて下さい。

旧盆などの沖縄行事において、お供え用のお菓子として人気の高いお菓子でもあります。県外の方で、このお菓子を食べたことのない方は是非！

さて、今週も来月も、この１年の中で最も忙しい時期となる私。心の中で「気合いだ！」と叫びながら、こつこつと仕事をこなしていきたいと思います。ホント、気合いを入れないとなかなか前に進めない時期なんですよね。

みなさんも、体調管理はしっかりしながら、無理しない程度に頑張っていきましょう！

今回はこの辺で。

【マルキヨ製菓　CM①】

【マルキヨ製菓　CM②】

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