間違いない美味しさ！　こんぺんウチャヌク｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。昨日からものすごくいい天気です！

 

今日は少し雲が多めですが、空は青空で太陽の光が温かく、空気はヒンヤリとしてとっても過ごしやすい気候です。１年中、こんな感じならいいのになと思いながら、今日も朝からお仕事頑張っていますよ。

 

さて、来週の火曜日はウガンブトゥチという行事がやってきます。前回の記事では、その行事について解説しました。

⇒【ウガンブトゥチとは？】

 

このウガンブトゥチで、ヒヌカンにお供えするものといえば「ウチャヌク」です。マルキヨ製菓では４種類のウチャヌクを用意しています。

こちらは、砂糖の入っていない通常のウチャヌクとなります。いわゆる餅のプレーンとも言える商品ですが、最近は砂糖入りのウチャヌクやタンナファクルーで出来たタンナウチャヌク、そして今回紹介する

こんぺんウチャヌクの人気が上がってきています。その名の通り、コンペンで作られたウチャヌクですよ。

外側の包みをとっても、まだ内側は包装されていますが、この状態でもすごくいい香りがします。コンペンと言えばピーナツバターを絡めたあんが絶品で、その香りが本当に食欲をそそるいい香りなんですよね。

というわけで、包みも全てハズしてお膳にのせてみました。１０個のこんぺんウチャヌクが写っていると思いますが、これについても説明しておきましょう。

 

ウチャヌクをお供えする時は、基本、下から大・中・小に３段重ねたものを３つ用意します。この３つについては、「天・地・海」を表しているとも、「過去・今・未来」という時の流れを表しているとも言われています。

 

お供えするのは、３かける３で９個のはずですが、写真を見ての通り

もう１個余分にありますよね。これにもちゃんと意味があります。

 

この余分な１個は「取り替え用」です。

 

お供えして時間が経ったあと、３段重ね３つのうち、中央の１番上にある１個を取り替えることで「新しいお供えとみなす」のです。これを「ウチジフェーシ」と言い、昔からある作法の１つとなっています。

 

そんなマルキヨ製菓の「こんぺんウチャヌク」は

税込７５６円（税抜７００円）と、ちょっとお高めのお値段。それもそのはず、コンペンと言えば、かつて琉球王朝が冊封使などをもてなすために差し出した高級菓子。

１０個のこんぺんウチャヌク、１つ１つ全てにピーナツバターのあんがちゃんと入っています。これが本当に絶品。私が冊封使なら、絶対に大満足だったと思います。

 

ちなみに次回、紹介する予定の

タンナファクルーで出来た「タンナウチャヌク」は税込み４３２円（税抜４００円）と、かなりリーズナブル。

 

もともと「タンナファクルー」は、高級な王朝菓子「コンペン」に対抗して、庶民が気軽に食べられるよう作られたお菓子ですからね。そんな風に考えれば、この値段も納得ではないでしょうか？

「こんぺんウチャヌク」の賞味期限は製造から１４日となっています。くわしくはラベルに書かれているのでチェックして下さい。賞味期限を気にしながら、ヒヌカンにお供えし、ウガンブトゥチが終わってから頂きましょう。

 

もちろん、お供え用としてでなく、おやつ用として食すのもアリです。

 

現在マルキヨ製菓は、きたるウガンブトゥチに向け、毎日たくさんのウチャヌクを作っています。４種類のウチャヌク、合計２万セット。１セットにつき１０個入っていますので、２０万個ものお餅やコンペン、タンナファクルーを作っています。

 

旧暦の世界ではまさに年の瀬状態。ウガンブトゥチが終わった１週間後には旧正月と、まだまだ忙しい日々が続きます。

 

体調を崩す人も出ていますし、県内ではインフルエンザにかかっている人も増えつつあるようです。

 

最近の沖縄は気温も低いので、体をしっかり温め、うがい・手洗いをしっかりして、風邪やインフルエンザなどに備えましょう。

 

ちなみに私は今回の撮影で使ったこんぺんウチャヌクを２日かけて１０個全て頂きました。食べ過ぎたせいか、ちょっとお腹の調子が……。苦笑

 

みなさん、風邪・インフルエンザ・食べ過ぎに気をつけましょう。

 

今回はこの辺で。

 

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