4種のウチャヌク
2018年02月8日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。最低気温10~12度が続く沖縄、周りからは口々に「今年は寒い!」という声が聞こえてきます。
さて、いよいよ明日は旧暦の12月24日。【ウガンブトゥチ】という行事ですね。今回は、天へ戻るヒヌカン(火之神)にお供えするお菓子の代表、ウチャヌクを紹介します。
前回は
【タンナウチャヌク】、前々回は通常の
【砂糖無しウチャヌク】を紹介しました。今回は
マルキヨ製菓第3のウチャヌク「コンペンウチャヌク」を紹介します。早速外側の包みを取ってみましょう。
内側にも包みがありますが、この状態でもコンペン特有のいい香りがします。その香りの正体はピーナツバターで、これが食欲をそそるんですよね。では、内側の包みも取ってみましょう。
う~ん。さらなる強烈なよい香りが、非常に心地よいです。
お皿の上にのせてみました。そう、ウチャヌクのお供えの仕方には1つの作法がありまして、基本的には
このように、下から大・中・小のお餅(今回はコンペン)を3段に重ね、それをヒヌカンが鎮座する場所へ3つ並べるのです。
これら大・中・小の「3つのお餅」は「天・地・海」を表し、我々の住む世界を意味していると言われています。
あるいは「3つのお餅」は「過去から現在に至るまでの時の流れ」を表し、各時代を生きたご先祖様を意味するとも言われています。ところで
この写真の真ん中あたりに、余分な1個がありますよね。実はウチャヌクは、3×3の9個でなく、プラス1で10個のお餅が入っています。
もちろんこれにも意味がありまして、余分な1個は「取り替え用のお餅」となっています。
通常、3段重ね3つの合計9個をお供えします。少し日数が経った後、中央の頂上にある小さなお餅1個を余分な1個と取り替え、「新しいお供えをした」事にするのです。
この「中央の1個だけ取り替え、新しいお供え物とみなす」事を「ウチジフェーシ」と言い、昔から行われている作法の1つなんですよ。
今回紹介している、コンペンで作ったウチャヌクですが… 先述の通りコンペンは琉球王朝で振る舞われた高級菓子。
中国から来た冊封使(さっぽうし)に、おもてなしの際に出されたお菓子の1つです。外交の大事な客人に対して出されるお菓子ですから、味は抜群です!。
もっちりパサパサの生地の中には「ピーナツあん」が入っています。文字通り、ピーナツが練り込まれた「あんこ」で、それがコンペンの大きな特徴です。
ピーナツ独特な味と、あんこの甘みが絶妙にマッチして、やみつきになる美味しさです。ウガンブトゥチが終わった後は、是非とも口にして、その美味しさを味わっていただきたいです。
マルキヨ製菓が製造しているウチャヌクを今一度紹介しておきます。
「ウチャヌク(砂糖なし)」は、税込691円(税抜き640円)。賞味期限は製造から6日。
「タンナウチャヌク」は、税込432円(税抜き400円)。賞味期限は製造から30日と長めです。そして、今回紹介した
「コンペンウチャヌク」は、税込価格756円(税抜き700円)。賞味期限は製造から14日。
そして、実はまだ紹介していないウチャヌクがあと1つ。
「砂糖入りウチャヌク」が、税込691円(税抜き640円)。賞味期限は製造から8日となっています。
いずれも開封後は賞味期限によらず、お早めにお召し上がり下さい。また、「ウチャヌク(砂糖なし)」と「砂糖入りウチャヌク」はお餅ですので、お召し上がりの際はノドに詰まらせないよう、十分注意して下さい。
今日も寒いですが、明日の行事に向けて朝からマルキヨ製菓のスタッフはフル回転です。最近は行事から撤退する業者もあるため、非常に忙しくしております。
沖縄の皆さんがしっかり行事を行えるよう、寒い中、縁の下で頑張るスタッフ達。来週は旧正月も来るなど行事続きで疲れ気味ですが、日々仕事をこなしていく姿勢に感謝感謝です。
とにかく寒いこの時期、体調管理が大事です。仕事に受験に何かと忙しいこの時期、暖かい飲み物で体をいたわり、日々頑張っていきましょう。
今回はこの辺で。
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