マルキヨ製菓オリジナル「タンナウチャヌク」
2016年09月8日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今日の沖縄は朝から雨が降り、時おり雷も鳴り響いています。太陽は出たら出たで「暑いな~」と思うのですが、その姿を見せないとなると、陽光が恋しくなります。
さて、今週末になりますが、沖縄では【シバサシ】という行事があります。いわゆるマジムン(妖怪等、悪いもの)がやってくる時期なので、それらを寄せ付けないため、家の周辺に「シバ」を差すというものでした。
この行事では、いわゆる家の守り神であるヒヌカン(火之神)にお供え物をします。【コンペン】や【白かるかん】等がお供え用お菓子になりますが、ヒヌカンにお供えする代表格は【ウチャヌク】でしょう。
こちらがいわゆる、一般的なおもちの【ウチャヌク】です。マルキヨ製菓では通常タイプの【ウチャヌク】はもちろん、オリジナルの
こちら、「タンナウチャヌク」も製造しています。通常タイプの【ウチャヌク】はプレーンといいますか、味がついていない「普通のおもち」です。しかし「タンナウチャヌク」は名前の通り、【タンナファクルー】で出来た「ウチャヌク」です。
従って、【タンナファクルー】特有の黒糖の風味と甘みを味わう事の出来る、「味のついたウチャヌク」という事になります。
味はホントに「おもち」でなく【タンナファクルー】そのまんまです。
なかなかツヤッとしていて、美味しそうですね。
では、「ウチャヌク」について、少しおさらいしておきましょう。ウチャヌクは、おもち(タンナウチャヌクではタンナファクルー)を3段重ね3列にして、お供えします。1列は、大・中・小のおもちを下から順に重ねて出来ています。
この3つは「天・地・海」を意味しており、重ね合わせる事で「我々の住む世界」を表している… あるいは「過去から現在にいたるまでの時代」を意味し、「各世代のご先祖様」を表しているとも言われます。
3個×3列ですから,基本的に9個のおもちが「ウチャヌク」としてお供えされるのですが
見ての通り、真ん中の山の横に「余分な1個」がありますよね。これにも、ちゃんと意味があります。ウチャヌクでは「上の小さな1個のおもちだけ取り替えて、新しいお供え物として扱う」事があるのです。余分な1個はその「取り替えようお餅」(写真では、タンナファクルー)なのです。
通常は3段重ねの3セット、すなわち9個をお供えします。余分な1個は、しばらくとっておきましょう。そして、ちょっと日にちが経ったら、真ん中の1番上の小さなお餅だけを取り替えます。こうする事で、新しいお供え物とみなす事が出来るのです。
この「1個だけ取り替えて、新しいお供え物とみなす」事を「ウチジフェーシ」と言いまして、昔から行われている作法の1つです。
今回紹介した「タンナウチャヌク」は、10個入りで税込432円(税抜き400円)。賞味期限は製造から30日と長いので、お供え物としてだけでなく常備菓子としても最適です。保存の際は直射日光の当たる場所、高温多湿の場所は避けて下さい。
さて、ちょうど1週間後には十五夜もやってきます。その日に向けて、だんだんと満月に近づく月を眺めたいところですが… 天気がよくなる事を期待したいですね。
今日も写真撮影に使った「タンナウチャヌク」10個、全てお昼ご飯前に食べました。食欲の秋… ですね…
今回はこの辺で。
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