バナナパウンドケーキ
2015年06月15日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。沖縄は殺人的な暑さですね。この炎天下の中、外で働いている方には、本当に頭が下がります。暑がりな私、クーラーのきく室内で仕事をしていて、なんか申し訳なくなってきます。苦笑
さて。マルキヨ製菓では、定期的に「新商品」の開発に取り組んでいます。これまでも多くの「新しいお菓子」の試作品が作られ、世に出た物もあれば、残念ながらお蔵入りとなった商品もたくさんあります。今、マルキヨ製菓で試作しているのがこちら。
【バナナパウンドケーキ】です。実はこれ、けっこう大きいお菓子なんですよ。
比較のために、350mlの缶を置いてみました。【バナナパウンドケーキ】の名前の通り、バナナを材料として作られた、ほんのり甘いケーキです。
封を開けた瞬間、バナナのあま~い香りが漂ってくるんですよ。これが、食欲をそそる事、間違いなし!
そして、こんがり焼けた表面の焼き色も食欲をそそります。一気に一人で食べるのは、無理な量ですから
家族や友達、恋人と一緒に食べる事をオススメします。もちろん、がちまやー(食いしん坊)さんは、独占して食べるも良しです。笑
2つに割ってみました。中までしっかりと、バナナの甘い味がついていて、フワフワ生地との相性も抜群です。
4つや6つに切り分けても、まだまだ大きかったので、8等分してみました。
どうです? 美味しそうでしょ? バナナの香りが食欲をそそり、表面の焼き色もこんがりしていて、これまた食欲をそそる。そして一口食べれば、バナナのやわらかい甘みが口の中に広がり、気が付けば次のひと口を… といった感じですかね。
マルキヨのスタッフでこれらを試食して、色んな意見を募ります。「サイズは、これでいい?」「形は?」「もっと、バナナの風味を出した方がいいのでは?」「いや、抑えた方がいいかも?」などなど。それらの改良点を話し合った後は、再び試作品を作って、さらなる意見を募っていきます。
舌の肥えたマルキヨスタッフは、厳しい審査員としてジャッジしますので、簡単に新商品が出来ることはありません。味や見た目で合格点が出たら、今度は原価計算を元にした価格設定。「もう少し原価を抑える事は出来ないか」「パッケージはどれだけ金額を抑えられるか」「もっと工夫できないか」等など… 新しいお菓子が完成しただけでなく、その後も色々な試練が待ちかまえています。
さらには「お菓子の名前」「パッケージデザイン」「お菓子のキャッチフレーズ」など、細かい事を決定し、全てをクリアできたお菓子だけが、ようやく店頭に並ぶことが出来ます。しかし、新商品が店頭に並ぶ事ができたとしても、まさにここから。「お客様の反応はどうだろう?」「店の人の反応は?」「売り上げは?」
お菓子の世界の難しいところは、ただ「美味しい」、ただ「安い」だけで売れるとは限らない所です。「美味しい」はもちろん、「お?」と思えるような「意外性を感じる味」が必要であったり、パッケージデザインでその売り上げが変わったり、お菓子のネーミングやキャッチフレーズでも、売り上げに大きく影響するのです。お店の人との交渉で、どうお客様にアピールしていくかも大事ですね。
お菓子製作に携わっている人達は、「単純に美味しいお菓子が、必ずしも売れていくわけではない」という事を実感しているんじゃないかなと思います。「お客様がお菓子を食べ、笑顔になる」までの道のりは、非常に奥が深く、さらなる試行・思考・研究・リサーチが必要なのです。
マルキヨのモットーは、「美味しいお菓子を食べてもらい、お客様に幸せな気持ちを味わっていただく」ことです。頑張って、より多くのお客様が幸せを感じられるようなお菓子を、作っていきたいなと思います。これから先も、その情熱とそれに対する努力は忘れないよう、頑張っていきます!
今回紹介した【バナナパウンドケーキ】が、果たして世に出るのかどうかは、まだわかりません。でも、いつかお客様の前にそのお菓子が現れたら… それを食べて、幸せな気持ちになっていただければ、我々も幸せです。
今回はこの辺で。
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