ニービチ
2016年01月18日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今日の沖縄、午前中はそこそこ肌寒かったのですが、日中は20度ぐらいで太陽の日差しも強いため、外を歩くとなかなか暑いです。
昨日の「ムーチー」の日はずっと雨が降っていたため、肌寒い1日となっていました。まぁ、ムーチービーサといえるかなと思います。笑
ようやく大きな行事「ムーチー」が終わったと思えば、2週間後に「ウガンブトゥチ(御願解き)」という、これまた大きな行事がやってきます。さらにその1週間後には旧正月と、今しばらくは行事続きで忙しい日々となりそうです。
忙しい行事の後は、マブイ(魂)が抜けた状態になりますね。笑 というわけで(?)今日は1つ、沖縄の言葉を紹介しましょう。「結婚式」の事を、沖縄の言葉では「ニービチ」といいます。
ただし沖縄の場合、他府県と違って「結婚式」というと、どちらかといえば「披露宴」という意味合いの方が強いですね。他府県だと「結婚式」と「披露宴」は明確に区別されてるイメージがありますが、沖縄で「結婚式に行ってくる」と言うと、だいたい「披露宴に行く」という意味でとられます。
そんな「結婚式」イコール「ニービチ」なんですが、この「ニービチ」の語源を知らない人、沖縄の方でも多いようです。「ニービチ」とは「根引き」、つまり「根っこ」を「引っ張る」という言葉が由来となっています。
何故、「結婚式」が「根っこを引っ張る」なのでしょうか? プチミステリーともいえるこの言葉の裏には、驚くべき由来が存在します。
昔むかし、とある男がとある女性に恋をし、求婚しました。しかし女性の答は「No!」。それでも男は諦めず、女性に求婚し続けます。それでも「No!」という女性を、強引に連れ去って行こうとしました。
そこで女性は、木にしがみつき、何が何でも「あんたの嫁はイヤ!」という意思表示をします。しかし男は、女もろとも木も抱きかかえ、根っこごと引っこ抜いてしまいました。そしてそのまま、木と一緒に女性を家に持ち帰り、お嫁さんにしたのです。
これが「結婚」=「ニービチ(根引き)」の語源と言われているのです。いやぁ、今では考えられませんね。嫌がる女性を無理矢理、木の根っこごと引き抜いて嫁にしようだなんて…。
ちなみに、沖縄のニービチ、いわゆる披露宴も、本土とはだいぶ形が違うようです。私が北海道在住時代の同級生の結婚披露宴に参加した時は、いろんな人のメッセージだとか思い出ビデオとかがメインで進みました。
しかし沖縄の披露宴は、基本「余興」。職場の方、友人の方、親戚の方など、それぞれが余興を披露するのです。沖縄の伝統舞踊「かじゃで風」で始まり、最後はカチャーシー(こちらも琉球の踊り)をみんなで踊って締めるというのが、王道パターンでしょう。
特に沖縄の人は踊るのが好きなようで、「かじゃで風」「カチャーシー」も踊りですが、間にもAKBの曲にのせたダンスを友人らが踊るというのも定番です。一昔前なら「ヘビーローテーション」、最近は「恋するフォーチュンクッキー」なんかが定番ですかね。
沖縄の結婚披露宴で、「踊りが全くなかった」というのを聞いた事ありません。もし「私の参加した披露宴では、踊りがなかったよ」という方がいたら、是非教えて下さい。
というわけで、今回のブログは沖縄で言う「結婚式」はどちらかといえば「披露宴」の意味合いが強いという事、「結婚式」=「ニービチ」の語源には驚くべき由来があった事、沖縄の披露宴は「余興」(特に踊り)メインで進む事… などを紹介いたしました。
そうそう。去年、私のいとこの披露宴に参加したのですが、その際、マルキヨ製菓の「レモンケーキ」と「紅芋パイ」を出席者の方に配っていましたよ。このブログを読んでおられる方で、結婚披露宴を予定しているという方がいましたら、マルキヨ製菓のお菓子を出席者にふるまってみてはいかがでしょう?
さぁ、ムーチーをたくさん作った後は、ウガンブトゥチに向け「ウチャヌク」をたくさん作ります。頑張りますよ!
ちなみに私は、土曜日にブログ撮影のため開封したムーチーを無駄にしないため、土・日・月で、何と20個ものムーチーを一人でたいらげました! もともとムーチーは年の数だけ食べると言われているので、(気持ちは)ハタチの私にとってはちょうどいい数という事ですね。笑
今回はこの辺で。
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