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真田丸ロス

2017年01月9日

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今日は成人式ですね。朝からちょっと曇りがちの沖縄ですが、成人式の各会場は盛り上がっているでしょうか?

 

昨日から2017年大河ドラマ「おんな城主・直虎」が始まりました。柴咲コウ演じる井伊直虎が、波乱の戦国時代をどう生き抜くのか… 楽しみですね。

 

さて、今回のブログは去年の大河ドラマ「真田丸」のお話になります。三谷幸喜さんの脚本、実に独特で「らしさ」をふんだんに散りばめた面白い作品でした。

 

最終回では「大阪・夏の陣」を舞台に、堺雅人演じる真田幸村(ものすごく格好良かった!)が…(ネタバレは止めておきます)という内容でしたが、実はこの「大阪・夏の陣」と当時の琉球にまつわるお話があるのです。

 

【マルキヨ製菓 CM①】

 

過去ブログにもそのネタを書いたのですが、真田丸ロスの方のためにも、ここでもう一度その時の内容に修正を加えて紹介したいと思います。真田丸ファン、および琉球史ファンの方は必読ですよ。

 

大阪の陣と言えば、徳川家康が豊臣家を滅ぼすために仕掛けた戦(いくさ)です。豊臣秀吉の実子である豊臣秀頼は、大阪城にて徳川軍を迎え撃つ形を取ります。

 

1614年冬の陣では豊臣側の真田幸村が大活躍するも、老獪な徳川家康による戦略で講和に持ち込まれます。その際家康は、大阪城の防御壁を破壊し、豊臣方の戦力を大幅に削りました。

 

そして翌1615年、大阪・夏の陣。徳川の大軍勢を前に、後藤又兵衛や真田幸村ら勇猛な武将が次々と倒され、ついに豊臣秀頼とその母であり秀吉の側室であった淀殿は自害。

 

この戦により大阪城はついに落城し、豊臣の血は断たれた…

 

というのが通説です。しかし… 

 

大坂の陣からまもなく、江戸だけでなく日本各地で「とある噂」が囁かれます。それは「豊臣秀頼は生きていて、薩摩から琉球に渡った」というもの。

 

いっけん「ただの噂」とも思える内容ですが、その噂に信憑性を持たせる2人の外国人がいたんですね。

 

一人目はリチャード・コックス。長崎の平戸でイギリス商館長をしていた彼は、これらの噂を詳細に日記に記しています。その中に「大阪城から脱出した豊臣秀頼は、薩摩から琉球に渡ったのではないか」という内容も記されていたのです。

 

この噂は、もちろん天下人・家康の耳にも入ります。家康にこの情報が届く頃にはさらに詳細な情報(噂?)になっていました。

 

大阪城を抜け出した豊臣秀頼は、薩摩(鹿児島)から琉球に落ちのび、そこで新たな城を建設中であるというのです。

 

これらは日本各地で「信憑性のある情報」として囁かれ、徳川幕府も無視できない程でした。実は「噂」が「単なる噂」にとどまらなかったのには、理由があります。

 

まず、九州の薩摩藩は徳川幕府の手が届きにくい場所に位置していた事。そして大阪から薩摩経由で琉球に渡るルートが実際に存在していた事です。

 

さらにもう1つ、有力な情報を持っていた男が徳川家康に仕えていました。「秀頼が琉球にいる」という噂に信憑性を持たせた2人目の外国人ウィリアム・アダムスです。

 


【マルキヨ製菓 CM②】

 

アダムスはイングランドの航海士ですが、船が遭難し日本の海岸に漂着。取り調べを受けるも、その人柄の良さに感服した家康に取り立ててもらう事になり「三浦按針(みうらあんじん)」という日本名を与えられました。

 

その後アダムスは、幕府に砲術や天文学の知識を授けるなど、家康の外交顧問として活躍。彼は1614年、貿易でシャム(タイ)へ向かう途中、嵐にあったため、琉球へ立ち寄りました。

 

当時、薩摩に征服されて間もない琉球(1609年に薩摩の侵攻を受ける)。アダムスはその地で「大阪から落ち延びてきた、身分の高い人物が首里へ来ている」という話を耳にしています。

 

その人物の名前は記されていませんが、「大阪」「身分の高い人物」のキーワードを満たす人物は自ずと限られてくるでしょう。

 

ただし、アダムスが「大阪から来た高い身分の者が琉球にいる」という話を耳にしたのは、時期的に冬の陣と夏の陣の間。

 

冬の陣で講和に持ち込んだとはいえ、大阪城を丸裸にされた秀頼が一度琉球に渡り、万が一の事を考えて琉球に拠点を置いて備えた… という可能性もありえるでしょう。

 

そして夏の陣で徳川に勝ち目が無いと悟った秀頼は、あらかじめ準備していた逃走ルートから脱出し、薩摩経由で琉球に渡った。

 

秀頼は非常に聡明な人物だったと伝わりますから、「徳川に負けても、豊臣の血は絶やさぬ」として、そのような行動をとった事も十分考えられます。いつかまた、歴史の表舞台に「豊臣」の名を刻むためにも…

 

徳川幕府は、薩摩藩を通じて琉球に「大阪から落ち延びた者を探しだし、見つけ次第、ただちに幕府へ引き渡すように」と通達しています。徳川が「豊臣はまだ生きている」と思っていた事が伺えますね。

 

果たして豊臣秀頼は大阪の陣で討ち取られていなかったのか? 琉球で生き延び、今も豊臣の血は生き続けているのか…?

 

織田信長しかり、源義経しかり、真田丸の主役である真田幸村しかり。歴史に名を残し、戦いによって討ち取られた多くの武将には「実は生きていた」という都市伝説が存在します。

 

牛若丸の名で有名な源義経は、兄である源頼朝によって奥州・平泉にて討ち取られますが、実は彼は生きていて、モンゴルに渡り、チンギスハンとなった… というのも有名な伝説の1つです。

 

真実はどうあれ、色々なミステリーを想像する事も歴史の楽しみです。

 

昨日から放送開始の「おんな城主・直虎」。今川家の脅威にさらされる井伊家が、群雄割拠の戦国時代、どのように生き残りをかけて戦い抜くのか? 

 

後に徳川四天王・井伊直政や、江戸幕府大老・井伊直弼を輩出する名門にまでのし上がる井伊家。戦国時代を生き抜き、幕末まで続く井伊家最大の危機を描いた「おんな城主・直虎」、お見逃しなく!

 

と、大河ドラマの宣伝になってしまいました。笑

 

今日は成人式。沖縄はやんちゃな新成人が多いと言われる事もありますが、今日をきっかけに大人の階段を登って、色んな意味で沖縄・日本を支えて欲しいですね。

 

今回はこの辺で。

mozu08

 

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