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那覇大綱挽

2025年10月10日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。10月も気がつけば10日まで来ていました。今日も最高気温32度の沖縄は、外を歩くと普通に暑いです。他府県に比べればまだ夏の沖縄。水分補給はしっかり意識していきましょう。

 

10月10日といえばかつては「体育の日」で固定されていましたが、今はハッピーマンデーが採用され、第2月曜日が「スポーツの日」としてその代わりを担っています。明日の土曜日が休みなら、土日月の3連休となりますね。

 

この土日月は沖縄各地でいろいろなイベントが企画され、那覇大綱引きも行われます。ただの大綱引きではありません。ギネスに認定されている大綱引きです。今回はその「那覇大綱引き」についてのお話です。

 

那覇三大祭り&沖縄三大綱引き

皆さんは那覇三大祭りというのをご存知でしょうか?「那覇大綱挽まつり」「那覇ハーリー」「琉球王朝祭(首里城祭)」の3つがそれにあたります。

 

2025年における「那覇ハーリー」は5月3日から5月5日ですでに行われました。「那覇大綱挽まつり」は明日10月11日から13日で行われます。「琉球王朝祭(首里城祭)」は来月11月1日から3日で行われる予定です。

 

いずれもたくさんの来場者があって盛り上がるイベントとなっていますよ。私も全てのイベントに参加したことありますが、最もすごいのはやはり「那覇大綱挽まつり」でしょう。

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一般に「綱引き」と表記する事が多いと思いますが、那覇のこのイベントは「綱挽」と表記します。沖縄には「三大綱引き」があり、それが「那覇大綱挽まつり」「与那原大綱曳まつり」「糸満大綱引」の3つです。

 

いずれも「つなひき」の表記が異なっています。那覇は「綱挽」、与那原は「綱曳」、糸満は「綱引」。異なる表記の理由を調べてもよくわからなかったのですが、伝統的にその字が使われているようです。

 

「琉球国由来記」という史料には「大きな路で綱を挽くのは力を争うため、かつて国に疾病が流行った際は、疫鬼払いといって引いた」という記述があります。この記述から力で争う時は「綱曳」、病気を払う時は「綱引」と区別していたようです。

 

そんな沖縄の「綱引き」ですが、それが行われるきっかけがあります。

 

害虫駆除のための綱引

沖縄で賑やかな綱引きが行われる由来についてお話ししましょう。

 

昔むかし、ある村ではたくさんの害虫が発生し、お米を収穫する事が出来なくなり貧しくなってしまいました。その貧しさゆえ、労働力にならない老人を山に捨てるようになったのです。

 

村人達は害虫を駆除しようと色々試みるも、全然うまくいきません。そこで、まだ捨てられいない知識も経験も豊富な老人に「よい対策はないか?」と相談しようとしました。この時、村人達は村の中に老人が1人も残っていない事に気づきました。

 

村人達は山へと出向き、捨てた老人の中で生きている者はいないか探し始めます。すると、洞窟で暮らしている老人を発見。山に捨てられだいぶ経つにもかかわらず、一人で生き抜いていたのです。

 

そんな老人ならジンブン(知恵)があり期待できると、村人達は事情を説明。すると老人は「田んぼで、賑やかな綱引きをしなさい」と言いました。

 

村人達は老人も連れて村に帰ると、すぐに雄綱(おづな)と雌綱(めづな)という大きな綱を作りました。それをカヌチ棒という棒で結び、さらに大きな綱が出来上がりました。

 

これを田んぼへと持っていき、ホラ貝を鳴らしたり、太鼓などの打楽器を派手に打ち鳴らし、「ハーイーヤ!」と大きなかけ声をかけ、綱引きを始めたのです。すると虫たちはその賑やかさに驚き、水の中へ落ちて全て死んでしまいました。

 

害虫駆除に成功したその年、村は豊作となりました。それ以降、毎年田んぼでは賑やかな綱引きが行われ、食料の不安は取り除かれたのです。老人を山に捨てるという風習もなくなり、村は豊かになっていきました。めでたし、めでたし。

 

「沖縄における綱引き」は、害虫駆除のために行われた事が由来なのです。それが、各地域の綱引きにつながり、今では沖縄県内、大小合わせて300以上の綱引き行事があると言われています。その1つが「那覇大綱挽」というわけです。

 

那覇の大綱挽はギネス認定

「那覇大綱挽」で使用される「大綱」は、全長が約200m、総重量40トンオーバーというまさに規格外の大きさ・重さをほこっています。そんな大綱を同時に挽く人の人数はなんと1万5000人以上。

 

この大綱は「世界一のわら綱」として、ギネスに認定されています。私も「那覇大綱挽」に参加したことありますが、とにかくすごい参加人数で熱気もヤバかったです。一斉に同じ方向に綱を挽くと一体感も生まれ、盛り上がること間違いなしですよ。

 

東西に分かれて行われる那覇大綱挽では、綱の上に乗って挽く人達を指揮する「綱方(つなほう)」が東西に17人ずついます。今年は東軍に女性初の「綱方」が登場するという事で、話題にもなっています。

 

「那覇大綱挽まつり」開催の10月11日から13日までの3日間は、いくつかの場所で催しが行われます。ただ、台風23号の影響で、いくつかが中止になったというニュースも目にします。

 

もし、このイベントに参加予定の場合は、事前に中止になっていないかを確認しましょう。沖縄の人も県外の人もたくさん参加すると思いますので、心ゆくまで楽しんでいただけたらと思います。

 

マルキヨ製菓は「シバサシ」「十五夜」が終わったばかりですが、月末の「ハロウィン」に向けて

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パンプキン関連のお菓子を準備中です。そろそろ店頭に出る予定なので、これらのお菓子を見かけたら是非、お買い求め下さい。

 

マルキヨ製菓は公休日関係ないので、スポーツの日当日も朝から仕事を頑張っている予定です。沖縄の行事を支えるため、誠実にお菓子を作り続けますので、応援よろしくお願いします!

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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