沖縄が舞台のオススメ漫画
2024年05月21日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は朝から雨降りの沖縄。天気予報通りなら夜までずっと雨だけでなく、明日も1日中雨のようです。
このブログを書き始めの時点で「梅雨入り宣言」はされていませんでしたが、書いている途中でその宣言がなされました。週間天気予報を見ても、この1週間は雨と曇りだけで、晴れの予報はありません。
「外を歩くと足下が濡れる」「洗濯物を外に干すことが出来ない」など、梅雨の間は少し憂鬱な気分にもなります。ですが、ダムの貯水量をアップさせ、夏に断水という事態に陥る事が無いなどプラスの面もあると受け止めましょう。
大きな行事が無いこの時期、平常のお菓子をたくさん作っているマルキヨ製菓。お店でマルキヨ製菓のお菓子を見かけたら、是非とも手に取っていただきたいと思います。
さて、今回はタイトルの通り、沖縄が舞台のオススメ漫画を3つ紹介したいと思います。3つとも、特に沖縄の人には響くものがあるし、沖縄県外の人からすると「沖縄って、そうなんだ」と思える内容が盛りだくさんですよ。
『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』
最初に紹介するのはこちら。
『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』です。内地から沖縄へ転校してきた「てーるー」こと中村照秋。転校先のクラスにいた喜屋武飛夏(きゃんひな)さんに惚れてしまうところから物語が展開します。
喜屋武さんがしゃべるのはウチナーグチ。本土の言葉との違いに戸惑うも、クラスメイトで喜屋武さんの親友でもある比嘉夏菜(ひがかな)さんが標準語に翻訳してくれます。実はこの比嘉さん、てーるーの事が好きで… というストーリーです。
作者は空(そら)えぐみ先生。調べてみると、大阪出身で関東を拠点として漫画家活動を行っていましたが、現在は沖縄県うるま市に移住してこの作品を連載中です。
2019年5月、当時のツイッターで漫画を公開し、2020年1月からウェブコミックサイトにて連載開始。現在も連載が続き、累計発行部数は35万部超え。アニメ化も決定(2024年7月放送予定)している人気作品です。
とにかく「沖縄あるある」が盛りだくさんで、沖縄の人は「当たり前」と思っている事が、本土の人にとっては「なに、これ?」というものにクスッと笑ってしまいます。
例えば「クーラーが逃げる」など、沖縄の人の日常会話で普通に出てくる表現ですが、本土の人からすると「何言ってるの?」となるでしょう。ウチナーグチの翻訳はもちろんですが、ウチナーグチの法則について説明する場面もあります。
例えば「母音の『お』は『う』へ、『え』は『い』になる事が多い」も、ウチナーグチの法則の1つ。この法則に当てはめれば「桃(もも)」は「むむ」になったりします。
ちなみにこの法則について私は自分で見つけましたが、私も知らなかった法則もいくつか解説しています。なので、沖縄の人にも勉強になるものが多いと思いますよ。
沖縄の言語だけでなく、風習や文化、民芸品などの紹介もあります。果ては「ユニオンがシャッターを下ろす時の台風はヤバい」など、ローカルでしか通じないネタも盛りだくさん。
コメディタッチで描かれているので、沖縄の人はもちろん県外の人も気楽に楽しめる作品です。ネットでも一部読めますので、「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」で検索し、是非、読んでみてください。
余談ですが、沖縄の書店では『ONE PIECE』よりも売り上げている作品だそうです。あと、「てんぷらって、おやつじゃないの?」と思う沖縄の人は、私だけではないはず。
『琉球のユウナ』
次に紹介するのはこちら
『琉球のユウナ』です。この作品、絵柄的にはキラキラした少女漫画のように見えますが、それだけではなく歴史物の作品にもなっています。
時は15世紀、第2尚氏第3代琉球国王である尚真(しょうしん)王の時代。彼が出会った赤髪の少女ユウナは不思議な力を持っています。尚真王は呪いをかけられており、命を狙われていました。
ユウナは2匹のシーサーを連れ、その不思議な力で尚真王を助ける事で、2人の絆が深まっていきます。しかし、2人を取り巻く環境は、けして穏やかなものではありません。
作者は響ワタル先生ですが、ネットで調べても情報があまり出てきませんでした。
作品を読むと琉球史を踏まえて話が展開しているのがわかります。尚真王の父である尚円王が新たな琉球国王になった背景や、第2代国王である尚宣威王との確執など、第1尚氏から第2尚氏に変わった時の混乱もしっかり描いています。
そういう意味では勉強になる面も多い作品です。果たして、尚真王とユウナの関係はどうなっていくのか? すでに完結している漫画ですので、興味のある方は是非、作品をご覧になって下さい。
『わたるがぴゅん!』
最後に紹介するのはこちら。
『わたるがぴゅん!』です。沖縄の人は野球好きとしても知られており、その野球と沖縄がミックスされたこちらの作品は、多くの県民に愛されている漫画です。舞台は沖縄ではないのですが、とにかく沖縄色がものすごく濃い作品です。
主人公の与那覇(よなは)わたるは、運動神経抜群の負けず嫌い。ピッチャーとしてはハブボールなどの魔球を投げてバッターをきりきり舞いにし、打者としては破天荒な打撃スタイルで、どんなすごいピッチャーでも打ち崩します。
シリアスなスポ根漫画ではなく、ジャンル的にはギャグ漫画。私は子どもの頃に読んでいましたが、わたるのまねをしてバッティングセンターで変な構えをしたものです。
作者のなかいま強(つよし)先生は沖縄出身。「なかいま先生はこの辺りで見るよ」という声を耳にする事もありますので、今も沖縄在住で漫画を描いていると思います。
相撲やゴルフなど、スポーツを題材とした作品を多数描いており、個人的には『黄金のラフ』というゴルフ漫画も面白いですね。最近はカーリングを題材とした漫画も描いているようで、ちょっと気になっているところです。
とにかくこの『わたるがぴゅん!』、主人公わたると、周りのキャラクター達との掛け合いが面白い。「がっぱい」こと宮城や、「たっちゅー」こと上原など、沖縄の人ならピンとくるあだ名のキャラクター達が、実に魅力的に描かれています。
わたるが展開する野球も破天荒で、靴下を丸めたものをボールに見せて隠し球を行ったり、バットのてっぺんでバントを行ったり。読み手の想像が追いつかない方法でプレーしてくれるのが、実に楽しいですね。
シリアスなのもいいですが、こういう野球漫画も楽しいですよ。20年にわたる連載もすでに完結していますので、興味ある方はチェックしてみてください。
というわけで今回、私が読んだことのある漫画の中から『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』『琉球のユウナ』『わたるがぴゅん!』の3つを紹介しました。それぞれにそれぞれの面白さがある作品ですので、皆さんも是非、読んでみて下さい。
梅雨入りが宣言された沖縄。しばらくは雨と付き合っていく事になりますが、マルキヨ製菓のお菓子でも食べ、仕事や勉強を頑張って行きましょう!
今回はこの辺で。
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