柚子きんつば【ＩＯＣ石川編⑨】｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。梅雨明けが宣言された沖縄は今日も朝から気持ちいいぐらいの晴れっぷり。晴れて「どこか行きたい」と思う気持ちと、暑さに弱い私はクーラーのきく部屋に引きこもり、「どこにも出たくない」と思う気持ちが半々です。笑

 

とりあえずは日々の仕事を頑張っていきたいと思います！　コロナウイルスの影響で落ち込んだ売り上げを回復するには、かなりの時間が必要ですからね。



さて、今回は月一恒例になっている【色々なお菓子調査し隊】の企画です。

 

 

私が沖縄県外へ旅行した際、現地のお土産お菓子を直接購入し、沖縄に戻ってからそれらをレポートする企画となっています。

 

これまでに福岡編・大阪編・鹿児島編でそれぞれのお土産お菓子を紹介。現在は、石川編が進行中です。石川県に旅行したのは去年の１０月ですが、写真撮影や食レポは賞味期限内に終わらせていますので。

 

石川編も今回で第９回。実は石川で買ってきたお土産お菓子は、まだまだあります。ガチマヤー（食いしん坊）なので。笑

 

 

今回紹介する石川県のお土産お菓子は、フジセイカさんの

「柚子きんつば」です。あんこ好きを公言している私としては、「きんつば」というネーミングだけでヨダレが出ます。寒天で固めたあんを生地で包んで焼き上げたのが「きんつば」ですからね。

裏もチェック。表示法はかなり厳しくなっているので、気になります。では、風情のあるイラストが描かれた包装を解いてみましょう。

全身真っ白の箱が表れました。

小窓から覗くお菓子の姿がオシャレですね。では、この箱も開けてみましょう。

上品そうな６個入りが登場。

ビニールをはずすと、ほんのり柑橘系の香りが漂い食欲をそそります。柚子の香りで間違いないでしょう。お腹がグーグーなってきましたが、今しばらく我慢して

中に入っていた、しおりにも使えそうな紙片をチェック。「金鍔」と書いて「きんつば」。その名の由来は、刀の鍔（つば）に似ている事が由来です。

 

もっと言えば、元々は「銀鍔（ぎんつば）」という名称でしたが、銀よりも金のほうが価値が高いので「きんつば」にしたという説や、発祥の京都が銀の貨幣を使っていたのに対し、伝わった江戸は金の貨幣を使っていたからという説など、諸説あります。

「きんつば」のうんちくを語ったところで、いよいよお菓子とご対面です。

最後の包みは、するっとはがれます。さらに柚子の心地良い香りが広がっていきます。

上品なたたずまいを見せる「柚子きんつば」ですが

包丁を入れて断面をチェックすると、こちらもまた美しい。それでは、いただきます。

 

ひとくち食べて「あぁ、美味しい！」と思わず心の中でつぶやいてしまいました。特筆すべきは、柑橘系特有のさわやかな味のする中の「あん」。これが程よい弾力食感とあいまって、実に絶品。

 

弾力ある歯ごたえなので、しっかり噛む。それが柚子の風味と甘さを口の中に広がらせ、その美味しさが噛む刺激と共に口から脳に伝わり、幸福感を得られます。後味もいいし、私の場合は無意識に２個目を食べるほど美味しかったですね。

 

 

ちなみにこのお菓子ですが、金沢旅行２日目に訪れた

竹久夢二の資料館のある

金沢湯涌町という

風情のある場所、そこにあるお店で購入しました。

竹久夢二や金沢の話はまたいつか。とにもかくにも

非常に美味しい「柚子きんつば」でした。

 

マルキヨ製菓だと

「黄金シークヮーサーまんじゅう」が近い商品かなと思います。使用している「あん」は、柚子ではなく黄金シークヮーサーですが、こちらも風味と香りは負けていません。

 

そして、生地の方がもっちりもちもちして、いい食感を演出しています。逆に、この「黄金シークヮーサーあん」を、きんつばの「あん」として使用したらどうだろうかと興味を持ちましたね。

 

マルキヨ製菓で「きんつば」を作る。「あり」かもしれませんね。

 

 

来週は久しぶりに行事用菓子を作る事になります。６月２４日（水）が、旧暦の５月４日にあたり、この日は「ユッカヌヒー」という、いわゆる「こどもの日」にあたる行事です。その前日６月２３日（火）は慰霊の日で、沖縄県内の学校はお休みですね。

 

慰霊の日はそれ用のお菓子を作る事はありませんが、ユッカヌヒーには

「ちんびん」というお菓子を作ります（写真は去年の「ちんびん」）。というわけで、マルキヨ製菓はすでにその準備に入っています。

 

ちなみに皆さんは「ちんびん」と「ポーポー」の違い、わかりますか？　来週は「ちんびん」を紹介しますので、その時にお話ししましょう。

 

今日も軽く３０度を超え、暑い暑い日差しが沖縄を照らしています。熱中症に気をつけ、今年の夏も乗り切っていきましょう！

 

今回はこの辺で。