金澤百万石あんころ【IOC石川編②】
2019年12月2日
こんにちは。マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。さぁ、いよいよ12月に突入しました。今日は最高気温22度、明日は21度と、しばらくはその辺りの気温で落ち着いているようです。
ようやく沖縄も涼しくなったという感じで、暑がりの自分としては喜んでいます。10月に石川旅行を楽しんできましたが、夜は気温が16度ぐらいでした。それでも金沢の街を半袖で闊歩していた私。
沖縄もさらに気温が落ちて、最高気温15度ぐらいになればいいなと思いながら、忙しい月曜日も朝から頑張っています!
さて、今回は【色々なお菓子調査し隊】の企画を進めていきたいと思います。県外のお土産お菓子を現地購入し、沖縄に帰ってきて食レポする。
さて、今回は【色々なお菓子調査し隊】の企画を進めていきたいと思います。県外のお土産お菓子を現地購入し、沖縄に帰ってきて食レポする。
そこから得たインスピレーションを「マルキヨ製菓の新商品にいかせないか?」と考察する企画となっています。もちろん石川県で購入したお菓子をレポートしますよ。
金澤百万石あんころ
というわけで、今回紹介するのはこちら。
「金澤百万石あんころ」です。
職業柄、つい裏面を確認しちゃいますが、気になった事が1つ。
ここ。ここには「金沢」と書いているのに
表には「金澤」と書いています。気になって調べたところ、「金澤」は「金沢」の旧字体。実はここ最近、金沢では旧字体「金澤」を店名や商品名に使用する事が増えているといいます。
「金澤百万石あんころ」です。
職業柄、つい裏面を確認しちゃいますが、気になった事が1つ。
ここ。ここには「金沢」と書いているのに
表には「金澤」と書いています。気になって調べたところ、「金澤」は「金沢」の旧字体。実はここ最近、金沢では旧字体「金澤」を店名や商品名に使用する事が増えているといいます。
何故、旧字体の表記が増えているのか?
簡単にまとめますと「旧字体の方が金沢(金澤)の歴史を感じさせ、洗練された印象を与えるから」らしいです(ネット調べ)。確かに画数の多い「金澤」の方が、どことなく歴史の重みを感じる気がします。
それゆえ客の目につく表は「金澤」なんですね。私も歴史好きですから、加賀百万石の礎を築いた前田利家を思いながら、このお菓子をいただこうと思います。
ちなみに、このお菓子は先週のブログで紹介した、和菓子手作り体験が出来る「石川県観光物産館」の中で購入しましたよ。
開封してみました。気になるのは
この紙片。「みのや」さんのお菓子を紹介しています。
「金沢百万石あんころ」は先頭に表記されていますので、イチオシという事でいいのかな?
箱のこちら側には、「あんころ」の解説がありました。金沢は全国でも名高い菓子処として知られ、「あんころ」は「素朴なお茶菓子として、道中の疲れを癒し、行く先の無事を願いつつ、食された」そうです。
楊枝を入れている袋に「おいしさ分けましょ。」もいい感じです。
20個の「あんころ」が、所狭しとひしめき合っています。
この形に詰めるのも一苦労しそうです。
100均で売っていた「和菓子に合いそうな竹のお皿」に、3個のせてみました。
中には、餅が見えますね。前回紹介した「ふくさ餅」もそうですが、「餅の中にあんこ」でなく「あんこの中に餅」という発想が面白いし、素敵です。
開封してみました。気になるのは
この紙片。「みのや」さんのお菓子を紹介しています。
「金沢百万石あんころ」は先頭に表記されていますので、イチオシという事でいいのかな?
箱のこちら側には、「あんころ」の解説がありました。金沢は全国でも名高い菓子処として知られ、「あんころ」は「素朴なお茶菓子として、道中の疲れを癒し、行く先の無事を願いつつ、食された」そうです。
楊枝を入れている袋に「おいしさ分けましょ。」もいい感じです。
20個の「あんころ」が、所狭しとひしめき合っています。
この形に詰めるのも一苦労しそうです。
100均で売っていた「和菓子に合いそうな竹のお皿」に、3個のせてみました。
中には、餅が見えますね。前回紹介した「ふくさ餅」もそうですが、「餅の中にあんこ」でなく「あんこの中に餅」という発想が面白いし、素敵です。
職人の技が光る
それでは、いただきます。
やはり最初は、あんこのきめ細かい食感と甘さがガツンと口の中に美味しく広がります。すかさず、柔らかい餅の食感とコラボして、さらに美味しさが増します。
お餅は柔らかいのに、コシがしっかりして粘りがあり、それゆえ何度も噛んで餅やあんこの甘味がさらに口の中に広がっていきます。
なるほど、お餅の粘りは口の中を幸せの味で満たすためにも不可欠な要素なんですね。
しかし、この「あんころ」。実は非常に崩れやすくて、お皿にのせるだけでも、けっこう外のあんこがはげたりしました。1個1個が非常に繊細で、楊枝でさして食べようとするだけでも、形が崩れるほど。
しかし、この「あんころ」。実は非常に崩れやすくて、お皿にのせるだけでも、けっこう外のあんこがはげたりしました。1個1個が非常に繊細で、楊枝でさして食べようとするだけでも、形が崩れるほど。
その全体的な柔らかさがあるからこそ、口の中でとけるように広がっていくわけです。この柔らかさは機械では作れません。1個1個が職人の手によるものです。
和菓子には欠かせない「あんこ」と「餅」、これに職人の技術が加わって、非常に美味しい「あんころ」という作品になるわけです。
マルキヨ製菓には職人の手作りによる商品はありますが、ここまで繊細なものはありません。しかし、これだけ繊細なお菓子を、もし作るとなるとコストが・・・
色々、研究の余地はありそうです。
余談ですが、「あんころ餅」と言えば、昭和のアニメ「まんが日本昔ばなし」を思い出す人もいるのでは? 「あんころもちこぞう」という話に登場する子供が「おらぁ、あんころ餅が食いてぇ」というセリフを言うんですよね。
ちょうど1ヶ月後にはムーチー
マルキヨ製菓における「三大忙しい行事」というのがありまして、「旧盆」「シーミー」「ムーチー」がそれにあたります。
もちろん年末年始は正月用お菓子を作るのでも忙しいではありますが、それに加えて2020年1月2日は、大きな行事ムーチーが重なっています。
すでに先月から、正月用菓子・ムーチーに関連する業務をスタッフ一同、計画的にこなしています。
こちらは、正月用お菓子の「ナントゥ餅」
そして「紅白巻餅」です。
こちらはムーチー。
2020年正月、沖縄県内の皆さんにたくさん美味しい餅を食べてもらえるよう、2019年のラストスパートを頑張りたいと思います!
今回はこの辺で。
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