紙ふうせん【IOC石川編⑲】
2025年01月10日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は最高気温15度、最低気温12度の沖縄。沖縄でこの気温なら真冬といっていいでしょう。寒さで体調を崩さないよう、温かい飲み物を飲んだり、アチコーコーなものを食べましょう。
2ヶ月前、石川県に行ってきた私。和菓子を作るイベントに参加して、自分の作った和菓子を美味しくいただいたり、雪の降る積もる場所に行ったり、世界遺産の場所を訪れたりと充実した日々を送りました。
石川県では、たくさんのお土産お菓子を購入しました。今回はその中の1つを紹介したいと思います。というわけで、今回は沖縄県外のお菓子を紹介する【色々なお菓子調査し隊】の企画となります。
色々なお菓子調査し隊とは
私が旅行した際、現地で直接購入したお土産お菓子を紹介する企画です。取り上げたお菓子についてレポートしつつ、マルキヨ製菓の新商品に取り入れたいアイディアも考察します。
「I=色々な・O=お菓子・C=調査し隊」という事で、略称を「IOC」としています。オリンピックとは何の関係もありません。
過去には福岡編・大阪編・鹿児島編・長崎+佐賀編・石垣編・宮古島編で、色々なお菓子を調査してきました。今回は2024年11月に訪れた石川県で購入したお土産お菓子を紹介します。
紙ふうせん
和菓子を作るイベントに参加した時、「石川県観光物産館」の3階が会場でした。和菓子を作ったあとは
2階で美味しい抹茶を飲みながら、自分で作った和菓子を食べ、その後1階でたくさんのお土産お菓子を買いました。今回紹介するのは、その時に購入した
「紙ふうせん」を紹介します。無意識に「冬が来る前に」を口ずさんでいましたね。それはさておき
裏面をチェック。製造したのは金沢市にある高木屋さん。創業は大正14年(西暦1925年)ですから、創業100年になります。まさに老舗(しにせ)と呼ぶにふさわしい高木屋さんです。
そんな高木屋さんの「紙ふうせん」は、新感覚の和菓子だそうです。では、箱を開けてみましょう。
「やはり」と思いましたね。金沢老舗の和菓子には、こういう「しおり」がついている事が多いのです。今回も箱を開ける前に「あるんじゃないかな」と思っていたそれがありました。
「古くから伝わる”加賀もなか種”と可愛いゼリー(錦玉)のアラカルト。オレンジ色はみかん、白色はいちごの風味、旬の味わいを暖かいお飲み物と合わせてお楽しみ下さい。」なるほど、先ほどの箱には
「まんまるの最中に錦玉(ゼリー)をそっとしのばせた「何処か懐かしく、ふんわりとした優しい気持ちになれる」お菓子です。そういう事が書かれていました。最中がまんまるという事で、どういう事なのか気になっています。
よく見ると、最後の方に「※栞(しおり)は”折り紙”です。どうぞお楽しみ下さい。」とあり
5色の折り紙が入っていました。
さらには「紙ふうせん」の折り方まで付属しています。
せっかくなので
説明書きの通り折って
「紙ふうせん」を作りましたよ。久々に折り紙を折って、なんかすがすがしい気分になりました。気持ちを新たに
2種類の「紙ふうせん」をいただきましょう。
苺味
まずは1個目
白い方からいきましょう。見事なまん丸で、これが最中だというから驚きです。中が気になるので、包丁で半分に切ってみました。すると
赤い立方体状の寒天ゼリーのようなものがたくさん入っていました。これが錦玉というやつですね。このビジュアルを見て
花火の三尺玉のようなイメージを持ちました。不思議に思ったのが「どうやってこの錦玉を中に入れたのか?」です。
真ん中に継ぎ目があるので、上下に分けた「まんまる最中」に錦玉を入れているはず。でも、これだけ満杯に入れようとすると絶対にこぼれるはず。という事は機械ではなく、手作業でこぼれないようにしているのではと思いました。
そんな考察はここまで。では、食べてみましょう。
ひと口で食べるには大きいので、半分ぐらいでかじってみました。最中はけっこうチーチーカーカーするので、確かに飲み物と一緒に食べた方がいいと思いました。その最中の中にある錦玉が、濃い苺味でとっても美味しい。
錦玉だけだと甘すぎますが、最中が「甘すぎ」を中和してくれますし、食感もメリハリがあっていい感じです。これ以上何もできない完成形のお菓子だなと思えました。それでは、もう1個の「紙ふうせん」にいきましょう。
みかん味
お次はこちら。
オレンジ色の「紙ふうせん」です。しかし、最中をこれだけツルツルの球形にするのもすごいですね。
中に入っている錦玉もオレンジがかっています。中もチェックしたことですし、食べてみましょう。
今回は頑張って、ひと口で食べてみました。手で触ると固めの最中は口の中で溶け、中に入っているみかん味の錦玉が美味しく口の中に広がります。
苺味も美味しいですが、みかん味も美味しい。
左が苺味の錦玉、右がみかん味の錦玉。個人的には苺味の方が美味しかったですね。
この「紙ふうせん」は苺味、みかん味以外の味もあるそうなので、次回金沢に行くときは別の味の「紙ふうせん」も購入しようと思います。ちなみに冷蔵庫で冷やして食べるのも試しましたが、冷やしたものもとっても美味しかったですよ。
マルキヨ製菓にはこれだけ綺麗なまん丸のお菓子はありません。けっこうインパクトあるので、まん丸お菓子を作ってみたいなと思いました。
旧暦では師走
新年が明けて1週間ほどになりますが、旧暦の世界で今日は12月11日。師走まっただ中です。マルキヨ製菓は年末の行事である「ウガンブトゥチ」や旧正月に向け、今日も忙しくしております。
旧正月を迎えると、また「ジュウルクニチー」などの行事もやってきます。旧暦の世界も年末年始は忙しいのです。
寒さに負けず、忙しさに負けず。今年も沖縄の行事を支えるマルキヨ製菓をよろしくお願いします。
今回はこの辺で。
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