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花かさね【IOC石川編⑯】

2024年11月15日

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こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日の沖縄の最高気温は29度、普通に暑いですね。実は先週の金曜日から2泊3日で石川県へ行っていました。

 

朝の気温は1桁と、沖縄と違ってなかなか涼しかったですよ。金沢には親戚がいますので、色々案内してもらいました。とある世界遺産まで足を運んだり、和菓子作りのイベントに参加したり、とても充実した時間を過ごしました。

 

実は石川県へ足を運んだのは5年ぶり。ちなみに前回も、同じ親戚に色々な場所を案内してもらいましたよ。とてもお世話になっています。さて、今回のブログでは、石川県で購入したお菓子をレポートしましょう。

 

色々なお菓子調査し隊とは

私が旅行した際、現地で直接購入したお土産お菓子を紹介する企画です。取り上げたお菓子についてレポートしつつ、マルキヨ製菓の新商品に取り入れたいアイディアも考察します。

 

「I=色々な・O=お菓子・C=調査し隊」という事で、略称を「IOC」としています。オリンピックとは何の関係もありません。

 

過去には福岡編・大阪編・鹿児島編・長崎+佐賀編・石垣編・宮古島編で、色々なお菓子を調査してきました。今回は2024年11月に訪れた石川県で購入したお土産お菓子を紹介します。

 

花かさね

金沢のホテルに泊まりつつ、色々な所を回ってきた今回。金沢市の観光名所と言えば兼六園ですが、その近くにあるお土産店でたくさんのお土産お菓子を購入しました。

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実はこのお土産店、5年前にも訪れてたくさんお土産を購入したんですよね。和菓子を中心にたくさんのお菓子や、お菓子以外のお土産を売っていますので、ここでついつい買い込んでしまうんですよね。

 

そのお土産店で購入した中田屋の「花かさね」というお菓子を紹介したいと思います。

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中田屋さんは金沢市にある会社で、「きんつば」や「羊羹」などの和菓子をたくさん作っています。

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この「花かさね」は2種類の「きんつば」が入った和菓子セットです。

 

「きんつば」とは、餡の周りに生地をつけて焼いたお菓子で、大阪で考案されたと言われています。当初は丸い形であり、刀の鍔(つば)に似ていた事から「銀鍔(ぎんつば)」と名付けられていたようです。

 

1600年代後半、「ぎんつば」の製法が江戸にも伝えられ、そこでも作られるようになりました。その際、「銀より金の方が縁起がいい」という理由で「ぎんつば」から「きんつば」という名称になったそうです。

 

ちなみに現在の「きんつば」は四角いですが、この四角い「きんつば」が現れたのは明治以降と言われています。四角い「きんつば」は丸いものと区別して「角きんつば」と呼ばれたりしますよ。

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2種類の「きんつば」のカロリー数は141kcalと134kcal。これなら5個ぐらいは一気に食べられますね。

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外の包みをとると、銀色の箱が現れました。

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中央に書かれているのは龍でしょうか?「まんが日本昔ばなし」のオープニングで登場する龍に似ていますね。では、箱を開けてみましょう。

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6個のお菓子と「銘菓のしおり」が入っています。

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その「銘菓のしおり」には、中田屋創業が昭和9年とあります。今から90年前になりますので、約1世紀近くも続いている和菓子の老舗という事になりますね。マルキヨ製菓はまだまだです。

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「銘菓のしおり」両面に色々なお菓子の紹介があり、勉強になります。

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それでは箱の中にある6個の「きんつば」から

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2種類の「きんつば」を食べてみましょう。

 

きんつば

今回購入したお菓子「花かさね」は2種類の「きんつば」が入っており、まずはそのうちの1つ

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「きんつば」から食べましょう。

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ほんのり「あんこ」の香りが漂ってきます。「銘菓のしおり」によれば、大納言小豆というブランド豆が使われた餡を薄焼きの皮で包んでいます。

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「あんこ」大好きの私としては、よだれが止まりません。すぐにでも食べたいところですが、その前に

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中身をチェックです。でっかい小豆がたくさん見えます。これはもう美味しいが決定していますね。

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では、いただきます。中のあんこはしっかり主張してくる美味しい味。しかし、味が濃すぎるという事はありませんし、大納言小豆もたっぷり入っていてそれが心地よい食感を生み出しています。

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薄皮の部分だけでも美味しいですが、やはりあんこが最高に美味しい。「ただ甘いだけ」ではなく「上品な甘さ」でありそれが心地よく、あんこと薄皮の融合は職人の技を感じます。この美味しさであれば、何個でも食べられます。

 

うぐいす

お次はこちらの「きんつば」

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「うぐいす」を食べてみましょう。

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「きんつば」とは違ったほんのり甘い香り。こちらは「えんどう豆」を使用しており、製法は「きんつば」と同じ。

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薄皮から見える緑色が目を引きますね。

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包丁で半分こするとこんな感じ。鮮やかな緑色が目も楽しませてくれるお菓子ですね。なるほど、うぐいす色に見えるので「うぐいす」なんですね。こちらも大粒の「えんどう豆」がたっぷり入っています。

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それでは、いただきます。さきほどの「きんつば」とは違い、こちらは確かに緑豆の味わいがします。やや感じるにがみがほどよい甘さで味付けされ、これが実に美味しい。

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こちらは9月上旬から5月末までの期間限定販売とのこと。金沢を訪れたのが11月だったので、この「うぐいす」とも巡り会えました。

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「きんつば」「うぐいす」のセット「花かさね」、とても美味しくいただきました。

 

マルキヨ製菓には、ここまであんこたっぷりのお菓子はありません。原材料は高くなりますが、あんこじょーぐーの私としてはあふれるほどのあんこを生地で包んだお菓子を開発してもいいかなと思いました。

 

金沢は午前と午後で気温差が10度以上ありました。朝方は1桁の気温でしたが、沖縄のように風が吹いているわけではなかったので、さほど寒さは感じませんでした。隣の県まで観光にも行きましたが、道中

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雪が積もっている場所もありましたよ。充実した2泊3日でリフレッシュしたので、ここからまた気合いを入れて仕事を頑張りたいと思います!

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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