箔の音【IOC石川編⑰】
2024年11月22日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。11月も下旬に突入しましたね。最近は気温も落ちてきて、クーラーや扇風機が必要ない時間が長くなりました。ようやく沖縄の夏も終わったとみていいでしょう。
最近は曇り空となる事が多いので、スカッと晴れた日にたっぷり太陽の光を浴びたいです。
さて、今月石川県に行ってた私。和菓子を作るイベントなどに参加したり、雪の降る積もる場所に行ったりと充実した日々を送りましたよ。
そして石川県では、たくさんのお土産お菓子を購入しました。今回はその中の1つを紹介したいと思います。というわけで、今回は沖縄県外のお菓子を紹介する【色々なお菓子調査し隊】の企画となります。
色々なお菓子調査し隊とは
私が旅行した際、現地で直接購入したお土産お菓子を紹介する企画です。取り上げたお菓子についてレポートしつつ、マルキヨ製菓の新商品に取り入れたいアイディアも考察します。
「I=色々な・O=お菓子・C=調査し隊」という事で、略称を「IOC」としています。オリンピックとは何の関係もありません。
過去には福岡編・大阪編・鹿児島編・長崎+佐賀編・石垣編・宮古島編で、色々なお菓子を調査してきました。今回は2024年11月に訪れた石川県で購入したお土産お菓子を紹介します。
箔の音
今回紹介するお菓子はこちら
シンプルな包装紙に包まれている
「箔の音(はくのね)」というお菓子です。原材料に「白生餡」の名称が見えます。個人的に「白あん」の入ったお菓子は大好き。通常の「あん」より「白あん」の方が高級ですし、さらには「生あん」という事で、食べる前から期待は膨れるばかりです。
製造会社は「浦田甘陽堂」さんで、包装紙にはそれをつなぎ止める「うら田」のシールが貼られていました。「浦田甘陽堂」さんは、前回のブログで紹介した【和菓子作り体験】で、お世話になっています。「浦田甘陽堂」さんの職人さんが指導してくださいましたよ。
シールをはがして、中を取り出します。
高級感あふれる箱が登場します。黒を基調としたシンプルなデザインがいいですね。では、その箱を開けてみましょう。
個包装されたお菓子が6個と、「箔乃音」と書かれたしおりのようなものが入っていました。
しおりの裏側には「バターの香りも豊かなカステラ生地で、黄身餡を包み伝統金沢金箔を添えた優雅なお菓子です。」と、書かれていました。この説明書きだけで美味しさが伝わりますね。
個包装された1つがこちら。「箔の音」の「箔」は「金箔(きんぱく)」の「箔」。個包装のデザインも金箔をイメージしたものになっています。
1個あたり111キロカロリー。これなら7個ぐらいは一気に食べられますね。では、開封してみましょう。
お皿に1個、のせてみました。ほんのりと甘い香りが漂ってきました。この香りはあんこ… ではなく、もっとミルキーな香り。牛乳の香りですが、より甘い香り。
改めて原材料を確認してみると、なるほど。「練乳」の香りですね。沖縄だと「わしミルク」で通じるものです。苺にかけたりすると美味しい「練乳」ですが、このお菓子にも使用されているという事で期待度は上がるばかり。
そして、見てください。気づきましたか? 金箔があしらわれているのを。しおりを見る前から「箔の音」の名前で期待していましたが、ちゃんと金箔がのっかていました。
日本国内で生産される金箔の98.5%は金沢で作られています。石川県ではなく、金沢だけで98.5%も生産されているのです。ちなみに私は金箔ソフトクリームもしっかり食べましたよ。
このお菓子を半分こしたのがこちら。私はあんこ大好きですが、いつ見ても「白あん」の美しさにはうっとりします。
上側にのっかる金箔とのコラボレーションも美しい。では、いただきます。まずは外側の生地ですが、濃いミルク味が実に美味しい。いわゆる練乳が生地にしっかり染みこんでおり、生地だけでも十分美味しいです。
そして「白あん」ですが、非常にきめ細かい食感で口溶けがよく、けしてしつこくない上品な甘さが口の中に広がっていきます。「白あん」の中でもかなり手間ひまかけたであろう事が伝わりますし、とても美味しいです。
生地だけでも美味しいし、「白あん」だけでも美味しい。そして、生地と「白あん」がコラボすると、より美味しさが増します。口の中でもやさしい食感と、溶けるような舌触り。2つが融合した美味しさは食べる者を幸せにしてくれるでしょう。
温めてみた
常温で食べてみて思ったのですが、「このお菓子は温めると、より美味しくなのではないか?」と。というわけで、レンジで15秒温めたのが
こちらです。やや香りが強くなり
何となく金箔も常温より輝いているような気がします。また、生地も柔らかくなっていて、ちょっと指で押しただけで、生地は柔らかくへこむほど。
半分こした瞬間、中に閉じ込められていた香りが一気に開放されました。白あんと練乳のいいとこ取りしたような甘い味わいが、とっても心地よい。
では、柔らかくなった「箔の音」を食べてみましょう。中の白あんがホクホクしつつもねっとり食感になっています。これが舌にからみついて、より甘い味わいを伝えてきます。常温に比べて味が濃くなっている分、より美味しくなっています。
常温の時とは食感も味わいも香りも違いますので、是非、アチコーコーにして食べるのも試して欲しいですね。とても美味しくいただきました。ごちそうさま。
「箔の音」は練乳が使用されていましたが、これがまた美味しい味を引き出していました。白あんと練乳の組み合わせと言えば、「博多通りもん」もすごく美味しくて、すごく有名なお菓子。
マルキヨ製菓で練乳を使用したお菓子と言えば「焼きまんじゅう」がありますが、「箔の音」ほど練乳の味わいは強くありません。もっと練乳が主張するようなお菓子も開発してみたいなと思いました。練乳と沖縄らしい何か・・・ 組み合わせてみたいですね。
気がつけば、今年も40日をきっていました。最近は明らかに忙しい日々を送っていますが、年末がさらに近づくとより慌ただしくなるでしょう。余裕を持って仕事をこなせるよう、普段の日からしっかり仕事をこなしていきたいと思います。
今回はこの辺で
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