阿闍梨餅【ＩＯＣ：京都編①】｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。１０月１日の火曜日は朝からいい天気。ただ、午後からは曇りや雨の予報も出ています。変わりやすい沖縄の天気、外出の際は空模様を気にしましょう。

 

先日、とあるお土産をもらいました。京都旅行のお土産という事で、今回はそのお土産お菓子のレビューをしてみたいと思います。

 

というわけで、久々に今回は【色々なお菓子調査し隊】の企画となります。

 

色々なお菓子調査し隊とは

基本的に私が旅行した際、現地で直接購入したお土産お菓子を紹介する企画です。今回のようにいただいたお土産お菓子を紹介する事もあります。

 

取り上げたお菓子についてレポートしつつ、マルキヨ製菓の新商品に取り入れたいアイディアも考察します。

 

「Ｉ＝色々な・Ｏ＝お菓子・Ｃ＝調査し隊」という事で、略称を「ＩＯＣ」としています。オリンピックとは何の関係もありません。

 

過去には福岡編・大阪編・鹿児島編・石川編・長崎＋佐賀編・石垣編・宮古島編で、色々なお菓子を紹介してきました。今回は京都からのお土産お菓子を紹介します。

 

阿闍梨餅（あじゃりもち）

今回紹介するお菓子は

このような紙袋に入っていました。達筆過ぎて何を書いているのかわからないのですが、よく見ると「阿闍梨（あじゃり）」という言葉が左側に見えます。

袋の側面はこう。「阿闍梨餅本舗　満月」と見えます。「阿闍梨餅」についてネット検索したところ「京都市発祥の和菓子であること」「丹波大納言小豆のつぶあんが包まれていること」などがわかりました。

 

そして「阿闍梨（あじゃり）」とは、比叡山で修行する高僧を意味するサンスクリット語の事で、彼らが頭にかぶる「網代笠（あじろがさ）」を模して作られたのが「阿闍梨餅」だそうです。

 

京都の茶菓子やお土産お菓子として有名らしいのですが、私は今回初めて「阿闍梨餅」の存在を知りました。沖縄県外のお菓子については知らない事だらけなので、もっと県外のお菓子を食べて勉強したいですね。

個包装された阿闍梨餅。おしゃれなデザインですが、この中央に描かれているのが僧が頭にかぶる「網代笠」です。

裏面もチェック。この写真だとちょっと隠れて見えないですが、１個あたり１２２ｋｃａｌと書かれています。これなら５個ぐらいは食べられそうですね。では、開封してみましょう。

ネットで「阿闍梨餅」を見た時は、サクっとした感じの生地かなと思いましたが、実際に触った感じは柔らかめの生地でした。鼻を近づけると、確かに餅の香りがします。うまく表現できませんが「あ、餅だな」という香りです。

お行儀悪いですが、裏側も気になったのでチェックしてみました。全体的に美味しそうな焼き色で仕上げていますね。早く食べたいところですが、あと１つだけチェックしたいものがあります。

それは半分こチェック。包丁で真ん中から２等分してみると、その中にはあんこがたっぷり。生地は薄皮で、その中にぎっしりとあんこが詰まっています。半分こチェックしてよかった。この見た目だけで「美味しそう」がマックス状態になりましたから。

あんこに使用されているのが「丹波大納言小豆」。見た目は大粒で鮮やかな俵型、香りもよく味も抜群。それゆえ、全国の高級和菓子で使われているブランド豆なのです。もう少しこの「丹波大納言小豆」の情報を聞いてもらいましょう。

 

生育期間も長くその収穫にも手間がかかるとあり、国内小豆流通量の約１％しか出回っていない貴重な小豆。お値段もお高めですが、その値段に負けない美味しい味わいという事で、全国の高級和菓子店で取引されています。

 

この事前情報だけで、「丹波大納言小豆」を使用している「阿闍梨餅」が美味しい事は確定しています。さっそく食べてみましょう。

 

実食

鼻を近づけて香りを堪能しつつ

「阿闍梨餅」、いただきます。見た目からは想像できなかった生地のもっちり感がすごい。触った感じは柔らかかったのですが、なかなか歯ごたえのある生地でとてもコシが強いです。

そして中のあんこがとっても美味しい。もっちり生地との相性も抜群で、しっかり噛むとにじみ出るあんこの上品な甘さが口の中に広がります。

気がつくと、２個目の「阿闍梨餅」がすでに胃袋の中に。生地のもっちり感が強い事で、やや強めに噛むことになり、それで中のあんこの美味しさがより堪能できる。全てが計算された完成度の高い、いや、これが完成形の「阿闍梨餅」ですね。

 

いつか京都に行く機会があれば、絶対に現地でも食べてみたいですね。お土産お菓子としても喜ばれること間違い無しの「阿闍梨餅」です。

 

マルキヨ製菓にはこれほどもっちりした生地のお菓子はありません。かなりもっちりした生地に合うのは、噛めば噛むほど味がしみ出すものですから、「シークヮーサーあん」なんかいいかもしれませんね。

 

いや、それとも黒糖系の何かか…？　色々な組み合わせを考えるだけで、よだれがたれてしまいます。

色々な想像がふくらむ「阿闍梨餅」、美味しくいただきました。ごちそうさま。この美味しさなら５個は余裕、７個ぐらいなら一気に食べられそうですね。

 

気がつけば２０２４年も残り３ヶ月。マルキヨ製菓として、今月対応する行事は「ハロウィン」になります。それが終わると１１月で、一気に年末感が増しますね。

 

１年を通して行事に追われるマルキヨ製菓ですが、今年も最後まで沖縄の行事を支えていきたいと思います。

 

今回はこの辺で。

 

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