スタッフブログ

まっかな苺のミルフィユ【IOC:福岡編⑰】

2023年02月10日

04

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。気がつけば2月もすでに3分の1が過ぎていました。日々、時の流れの速さを感じている2023年です。個人的に今は、目の前の仕事をコツコツこなしていく時期ですね。

 

もうすぐバレンタインデーですが、マルキヨ製菓はバレンタイン用のお菓子はリリースしていません。次にマルキヨ製菓が対応する行事は新暦3月3日のひな祭りになりますので、忙しくなるのは2月の下旬に入ってからとなります。

 

それまでは行事用でないお菓子の製造に力を入れたり、新商品開発に取り組んだりとなります。昨今は原材料や油などの値上がりも凄くなっているため、原価計算の見直しやそれに伴う定価の見直しにも迫られています。

 

意外かもしれませんが、ウクライナでの戦争は色々なものの値上がりにつながっています。最近は戦争だけでなく大地震などの自然災害も気になるところ。世界中の人が安心安全な生活を送る事ができるようになって欲しいと願うばかりです。

 

マルキヨ製菓としてはまず、日々の業務をしっかり遂行していくこと。沖縄の行事を支え、食べてくれた人が笑顔になれるようなお菓子作りを頑張っていくだけです。

 

さて、今回は月一恒例となっている「色々なお菓子調査し隊」の企画を進めていきますよ。

 

色々なお菓子調査し隊とは

私が旅行した際、現地で直接購入したお土産お菓子を紹介する企画です。取り上げたお菓子についてレポートしつつ、マルキヨ製菓の新商品に取り入れたいアイディアも考察します。

 

ただ、個人的には1年以上旅行に出ていません。そこで最近はマルキヨ製菓スタッフからもらったお土産お菓子を紹介しています。今回は福岡旅行でのお土産をもらいましたので、それをレポートします。

 

私自身が現地で選んで来たわけではありませんが、美味しそうなお土産お菓子をただ食べるのではなく、ブログの中で「どんなお菓子だったか」を記録しておきます。

 

これまで福岡編以外にも、大阪編・鹿児島編・石川編・長崎・佐賀編・石垣編で、色々なお菓子を調査してきました。他のシリーズも是非、チェックして下さい。

 

まっかな苺のミルフィユ

今回紹介するのはこちら

01

「まっかな苺のミルフィユ」です。可愛いパッケージですね。「苺」という漢字が旧字体になっている点と、「ミルフィーユ」でなく「ミルフィユ」と表記しているのが気になりました。これも他とは区別させるための工夫なのでしょうか。

 

ミルフィユはフランスのスイーツで、生地とクリームの層が幾重にも重なったタイプのお菓子です。フランス語で1000を意味する「mille(ミル)」と、葉を意味する「feuille(フイユ)」が合成して出来た言葉、それが「ミルフィユ(ミルフィーユ)」です。

 

何層にも重なった生地が、植物の葉っぱを重ねた形に似ている事から、そのタイプのお菓子を「ミルフィユ」と呼ぶようになったと言われています。

 

そして、もう1つ気になるのが「あまおう使用」。福岡のブランド苺で国民にも広く知られている「あまおう」。実は2025年にやってくる問題がありますが、それは後にお話ししましょう。

02

裏はこんな感じ。『「あまおう苺」の爽やかで甘くみずみずしい香りの広がるクリームをパイでサンドし、ホワイトチョコレートで包みました』と説明があります。もう、これだけで美味しいのが確定していますね。ミルフィユの説明もここにありました。

03

1月にもらったお菓子ですが、賞味期限は3月後半まで。賞味期限が長いのは、お土産お菓子において大きなプラスポイントです。

04

箱を開けるとこんな感じ。6つの「まっかな苺のミルフィユ」が入っていました。

05

個包装も可愛い感じですね。

06

というわけでその中から2個を開封してみましょう。

07開封直後にやってくる苺の甘い香りがたまりません。是非、鼻を近づけてその心地よい香りを十分堪能して下さい。この香りだけでも幸せな気分になれますよ。

10

包丁で半分こしてみました。パイ生地とピンク色のものが「あまおう」クリームでしょうか。それが層になって、まさにミルフィユですね。

08

では、いただきます。食べた瞬間「美味しい!」ですよ。歯ごたえのある何層もの生地は食感がよく、さらに外側のホワイトチョコと中のあまおうクリームの相性もよい。まさに絶品です!

11

ひと口で食べるのがもったいない程の美味しさです。

09

このホワイトチョココーティングも美味しいし

12

あまおうのクリームも苺風味たっぷりで美味しい。その2つの甘さとパイ生地を融合させた味が、さらなる美味しさを生み出しています。

 

鹿児島のお土産お菓子で「安納芋」使用だと「ハズレはないな」と思う自分ですが、福岡のお土産お菓子で「あまおう」使用だと同じ気持ちになりますね。「次の旅は福岡にしようかな」と思える美味しいお菓子でした。

 

マルキヨ製菓には苺商品がないので、苺と沖縄県産の何かをコラボさせたお菓子を作ってみたいなと思いましたね。例えば苺と紅芋など、違う甘さを融合させたお菓子など、面白いかもしれません。

 

あまおう問題

福岡の「あまおう」と言えば、誰もが知っている美味しいブランド苺ですよね。「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字から名付けられているのもよく知られています。

 

全国的にも人気なブランド苺「あまおう」ですが、実は福岡県でのみ栽培できる「育成者権」というものがあります。JA全農ふくれん(福岡市)は、育成者権を持つ県内農家のみに苗を販売しており、高品質のものを提供するため出荷時期なども細かく定めています。

 

しかし、その育成者権が2025年1月に切れてしまう事が問題になっています。簡単に言うと、その権利が消えると、日本全国どこでも「あまおう」を栽培できるのです。さらに福岡県ではこの「あまおう」を育てる農家の後継者不足も問題になっています。

 

2003年から本格販売を開始した「あまおう」ですが、跡継ぎのいない高齢者の農家が多く、さらには原油高による生産コスト増で農家への負担がかなり大きくなっています。それら複合的な要因で、あまおうの栽培面積も減少しているのです。

 

冒頭でもコスト増による原価計算の見直しなどの話をしましたが、これはお菓子業界に限らず、あらゆる業界に直面している問題です。最近は日本国内のあらゆる物の料金が上昇していることは肌で感じているでしょう。

 

「あまおう」育成者権が切れた時「福岡のブランド苺」という地位が失われ利益面で大きな損失が出ないか… 現在はその対策など考えていると思います。

 

マルキヨ製菓も5年後に生き残っているかわかりません。あらゆる状況に備え、生き残るための策を考えていく必要があります。大変な世の中ですが、明るい未来を見据え、今日も誠実に頑張りたいと思います。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

⇒【マルキヨ製菓:Facebook

mozu08

 

ブログランキング参加中です。よかったらポチッとお願いします。

 ↓

br_c_3110_1

沖縄 ブログランキングへ

商品取り扱い店舗

  • ・タウンプラザかねひで
  • ・イオン琉球㈱
  • ・リウボウストアー
  • ・㈱丸大
  • ・㈱サンエー
  • ・ユニオン
  • ・コープおきなわ
  • ・JAおきなわAコープ
  • ・野原食堂(宮古島)
  • (順位不同)

※工場でもご購入可能です。毎日製造する商品は異なりますので、事前にお問合わせください。

ご注文・お問合せはこちら 下記の電話番号・お問合せフォームからお気軽にお問合せください。 お問合せフォーム 098-878-8583

マルキヨ製菓通信販売

過去の記事

商品取り扱い店舗

  • タウンプラザかねひで
  • イオン琉球㈱
  • リウボウストアー
  • ㈱丸大
  • ㈱サンエー
  • ユニオン
  • コープおきなわ
  • JAおきなわAコープ
  • 野原食堂(宮古島)