水田の小城羊羹 【IOC長崎・佐賀編③】
2021年03月9日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。気が付けば3月も上旬が終わりかけで、いろいろと焦っています。まだ今年度中に終わらせなければいけない事が山積み状態なので、1つ1つ丁寧に処理していきたいと思います。
マルキヨ製菓としては来週土曜日にやってくる春彼岸と4月から始まるシーミー、さらには別案件の仕事も入っていて、相変わらず毎日忙しいです。
さて、今回のブログは月一恒例となっている「色々なお菓子調査し隊」の企画となっていますよ。
「色々なお菓子調査し隊」とは?
私が沖縄県外へ旅行した際、現地で直接購入したお土産お菓子を紹介する企画です。県外の美味しいお菓子のいい所をレポートしつつ、マルキヨ製菓の新商品開発に向けて、何かいいアイディが得られないかも考察します。
これまで福岡・大阪・鹿児島・石川編と紹介してきており、今は長崎・佐賀編です。ちょうど去年、コロナウィルスの感染者数が減った時期、第3波がくる前に九州を訪れました。
長崎・佐賀編は今回が3回目。
第1回はこちら。 ⇒ 【長崎かすてら】
第2回はこちら。 ⇒【長崎カステララスク 和三盆】
水田の小城羊羹
今回紹介するのは、水田羊羹本舗さんの
「水田の小城羊羹」です。これだと「城羊羹」に見えますが
こちらを見ての通り「水田の小城羊羹」となっています。佐賀県にはかつて日本100名城の1つである佐賀城があり、現在その城跡は佐賀城公園として整備されています。また、本丸御殿が復元され、中は歴史館となっています。
数年前にも佐賀を訪れた事があり、その時はその歴史館(佐賀城本丸歴史館)を訪れ、1時間半みっちりガイドさんに案内してもらいました。「小城(こじょう)って佐賀城? でも佐賀城は大きな城だし」と思っていたら
実は小城と書いて「おぎ」と読む、佐賀県にある市の名前でした。いや、恥ずかしい。でも、このおかげで1つ賢くなりました。ところで気になるのが
伝統芸能をイメージさせるこのイラスト。見た感じ琉球のエイサーと似ていますが、エイサーだと顔にかぶりものはしません。そして「ブランデーようかん」「コーヒーようかん」「塩ようかん」「鍋島本陣」「いちごようかん」「吉野ヶ里羊羹」の文字が見えます。
これら、全てがこの中に入っているのか期待していますが、もう少し外装に注目します。
このお菓子は全国菓子博覧会で受賞していますね(「全国菓子大博覧会」で「大」が入ると思います)。マルキヨ製菓の「紅芋パイ」も、全国菓子大博覧会で金賞を受賞していますよ。これは期待しちゃいます。
開封前にもう1つ。賞味期限を見てびっくりしました。半年近くあるからです。これだけ長持ちするのは凄いなと思います。「羊羹詰合2本入」と見えます。6種類の羊羹の名前がありましたが、それが2本に収まっているのか?
その謎は開封すればわかるでしょう。というわけで、ようやく外装を取ってみます。
中は真っ白な箱が。さらに箱を開けると
カラフルな羊羹の包みが2本現れました。
「あずき煉」と「抹茶煉」の2本です。「煉」と言うと、『鬼滅の刃』に登場する「煉獄杏寿郎」を思い浮かべる人もいるでしょう。お菓子関連でこの言葉が出た場合は「ねり」すなわち、「錬(ね)る」と同じ意味になります。
つまり「あずきが練り込まれた羊羹」と「抹茶が練り込まれた羊羹」というわけです。外装にあった「ブランデーようかん」や「コーヒーようかん」ですが、水田羊羹本舗さんがリリースしている洋風羊羹で、本商品とは別のものでしたね。
あずき煉
では、
「あずき煉」からいってみましょう。
「つぶあん」も「こしあん」もどちらも大好きです。
二重三重におよぶ包み紙を開け
ようやく、羊羹がお目見えしました。包丁で食べやすい大きさに切り分けます。
見て下さい、この綺麗な断面とみずみずしいツヤ感。この見た目だけで美味しいのがわかりますよね。小豆のこしあんが作り出す鮮やかなビジュアルで、非常に食欲をそそられます。それでは、いただきます!
ひと口食べた瞬間に思わず口から出た「すっごい美味しい!」。ちょうどよい弾力感は、ほどよい噛み応えがあり、噛めば噛む程、小豆の上品な甘さが口の中に広がっていきます。味にムラがなく、均等にどこを食べても美味しい。
小豆の後味もさわやかに残り、無意識に次の1切れへ手が伸びてしまいます。これは1本まるごといけますね。しかし、次の「抹茶煉」が控えているので3切れで止めておきましょう。
抹茶煉
というわけで
抹茶煉いってみましょう!
小豆と同じように切り分けました。抹茶色といいますか、こちらも上品さを感じる色合いと断面。それでは、いただきます。
うん、美味しい! 最初にくるのは甘み。本当に上品な甘みが口の中に広がるのですが、しっかり噛むと抹茶の苦みも感じてきます。かといって強い苦みではなく、甘みと協調して「美味しい」の範囲をけして逸脱しない味を演出しています。
そして、食べ終わる頃には甘みが8割、ほんのり心地良い苦みが2割で、とてもさわやか。これもまた、次の1切れへ手を伸ばしたくなる後味。上品な美味しさを感じられる、非常に美味しい羊羹です。
今回、佐賀県で購入したお土産お菓子「水田の小城羊羹」、「あずき煉」と「抹茶煉」をいただきましたが、どちらも本当に美味しかったです。
小豆や抹茶による上品な甘さと味の奥深さ。そして、こしあんの洗練されたビジュアルが見事にマッチした非常に美味しいお土産お菓子でした。これは次に佐賀県行った時も購入したいと思います。
気になっている「コーヒーようかん」や「いちごようかん」、次買うならこれらも要チェックです!
マルキヨ製菓も5年以上前に「紅芋ようかん」を作った事があるのですが、イマイチ売れ線に乗れず、結果消える方向に行きました。味は悪くなかったのですが、シンプルなカップに入っていたのが、今考えるとマイナス点だったかもしれません。
今回紹介した小城羊羹は、やはり見た目の上品さが際立ちます。マルキヨ製菓は安価な商品が多いという事もあり、そこから庶民的なイメージを持つ人が多いでしょう。お菓子に見た目の上品さ持たせる。それも今後の課題かもしれません。
コロナが落ち着いたら
いっときに比べると、コロナの感染者数は低くなってきていますが、油断は禁物。今は行事に追われ忙しい日々ですが、その忙しさが一段落し、コロナの影響も今よりだいぶ落ち着いていたら、またどこか旅行に行きたいなと思っています。
旅行する日が迎えられるよう、日々の手洗いやマスクの習慣は継続し、今日も頑張りたいと思います。
今回はこの辺で。
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