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伊能忠敬にも負けてない? 琉球国の測量技術

2017年03月6日

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今朝は雨がすごかった沖縄。今、雨はやんでいますが、厚い雲で覆われている状況です。

 

天気はパッとしませんが、気持ちは前向きに頑張る気持ちでいっぱいです。さて、いつも「今回のブログは何を書こう?」と迷う私。行事が近い時は行事の紹介や、それにちなんだお菓子の紹介をします。

 

そうでない時は、「今、オススメのお菓子を紹介しよう」とか「琉球の面白そうな話を紹介しよう」と思うわけです。今回はふと「伊能忠敬(いのうただたか)」が頭に浮かんだので「あの話をしてみようかな」となりました。

 

伊能忠敬と言えば、ご存じ精巧な日本地図を作った人物です。彼のお話を少しだけ。彼が歴史の舞台に出てくるのは、何と50歳になってから。家督を息子に譲り、趣味の天文学を勉強。

 

自分より19歳も年下の幕府の天文学者、高橋至時(たかはしよしとき)に弟子入りし、本格的な天体観測を始めました。忠敬の大きな野望は「地球の大きさを正確に測ること」でした。

 

そのためには、膨大な費用や人員が必要です。とはいえ、そんな費用や人員を幕府が提供してくれるはずもありません。そこで彼は一計を案じます。

 

当時ロシアの脅威が北方に迫っていました。幕府はまだ日本の正確な国土を把握していなかったため、忠敬は「日本の正確な地図を作る」という事を名目に幕府からその許可を得ます。

 

すなわち、費用や人員を幕府から拠出する事に成功したわけです。こうして、伊能忠敬をリーダーとする測量隊は江戸を発ち、「日本地図を作る」ための測量と同時に、地球の正確な大きさを測るために徒歩で旅をするのです。

 

【マルキヨ製菓 CM①】

 

時に1800年、忠敬が55歳。この年齢で車や新幹線などない日本国中を徒歩で旅するのですから、どれだけの情熱があったのかと想像に難くないでしょう。

 

そこから10数年、日本全国津々浦々。厳格な測量を行い、日本地図を作成しました。こうして完成したのが「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」。

 

あまりにも正確な地図ゆえ、幕府は国土安全保障上の重要資料として位置づけ、一般の目に触れる事の無い禁制品としました。長崎のオランダ商館にいた医師シーボルトが、それを日本国外に持ち出そうとしたシーボルト事件は歴史の教科書にも出てきます。

 

鳴滝塾で有名なシーボルトですが、外国のスパイだったとも言われており、鳴滝塾を通して全国から集まった優秀な生徒を通じて、日本のあらゆる情報を集めていたとも言われています。

 

伊能忠敬が測量・作成した日本地図は、現代技術で作成された地図と比べても遜色なく、その精巧さは世界もが驚いたと言われている程です。

 

さて、ようやくここから琉球の話に繋がります。そんな伊能忠敬が生まれる前、実は琉球においても「正確な地図」が作成されていたという話です。

 

伊能忠敬が測量を開始したのが1800年。そして琉球王国が、琉球の測量を開始したのが1737年。伊能忠敬より63年も早く、すでに琉球は当時最高峰の測量技術を持っていたというのです。

 

こうして出来た地図は、現代の沖縄地図と比べてもほとんど誤差がないと言われていますので、実に驚くべき事でしょう。

 

18世紀、国土測量の技術が最も発達していた国はフランスと言われています。ちなみにフランスと言えば、地球規模の観測を行って1メートルを定める国際メートル委員会の主催をしていました。

 

かつての1mとは、「地球の赤道と北極点の間の子午線弧長の1千万分の1」です。ただし、アインシュタインの相対性理論により「空間は伸び縮みする」という事が明らかになってからは、光速度を基準に1mが定義されています。

 

そんな測量技術の最先端を行っていたフランスですが、実際に高度な測量を最初に行ったのは清(中国)でした。そしてほぼ同時期に、清を経由して琉球にも最先端の測量技術が持ち込まれたのです。

 

時に1737年。琉球王国全土で、土地測量の国家プロジェクトが行われました。当時の琉球は「乾隆年間」と呼ばれる時代で、この国土模測量は「乾隆検地」と言われています。今で言う「国土調査」にあたります。

 

測量技術の輸入元である清国は、当時「乾隆帝(けんりゅうてい)」の時代であり、清と冊封体制を結んでいた琉球も清の元号にならっていたので、「乾隆検地」と言われています。

 

「検地」と言えば「太閤検地」、すなわち豊臣秀吉が行ったものが有名ですよね。「乾隆検地」の目的もそれと同じで、各地方の農地面積や石高を調査し、地域の生産力を算出、税金を取るための調査でした。

 

生産力調査と同時に「地図も作ろう」という事になりました。那覇市に具志(ぐし)という場所がありますが、そこの住宅街の中に高さが50cm程の「印部石(しるびいし)」という石があります。いわゆる測量の基準となる石ですが…

 

ちょっと話が長くなってしまったので、この続きは次回に持ち越すとしましょう。

 


【マルキヨ製菓 CM②】

 

突然ですが

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「きな粉よもぎもち」を食べたくなりました。天気が悪くても、体調が悪くても、食欲だけは常に旺盛です。笑

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マルキヨ製菓のおもちは5個入りだけでなく、単品おもちもあります。「5個入りはちょっと多い」と思うかもしれませんが、単品だとちょっと小腹が空いた時に「ちょうどいい」お菓子なんですよね。

 

皆さんも、仕事や勉強のの合間に「ちょっとつまめる」お菓子として、マルキヨ製菓の

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単品おもちはいかがでしょうか? 「きな粉よもぎもち」単品は、税込108円(税抜100円)。賞味期限は製造から8日。賞味期限が短めなので、購入して頂いた際はお早めにお召し上がりください。

 

開封後は賞味期限に限らず、お早めに召し上がって下さい。ノドに詰まらせないよう、ゆっくり食べる事を心がけて下さいね。

 

年度末の3月は非常に忙しくしております。新年度から快適に仕事をこなすためにも、今が頑張りどころだと思って、日々、コツコツと仕事をこなしていますよ。

 

4月から生活環境が変わる人も多いでしょう。しっかり準備して、新年度に供えましょう。時にはマルキヨ製菓のお菓子をつまみながら、一息つきましょう。

 

今回はこの辺で。

mozu08

 

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