スタッフブログ

紅型

2021年09月28日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。朝からいい天気の沖縄は、のんびりとした時間が過ぎている感じです。今回が9月最後のブログ更新となります。

 

「シバサシ」「十五夜」「秋彼岸」と、立て続けにやってきた行事に対応し、ようやくスタッフ達も一息ついているところです。次にやってくる行事と言えば、来月末のハロウィンでしょう。

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毎年、ハロウィン用お菓子としてパンプキン系お菓子を作っていますので、今年もこれらのお菓子を食べるのが今から楽しみです。

 

さて、今回のブログでは「紅型」にまつわるお話を少しばかりしてみたいと思います。

 

紅型

「紅型」。この熟語をスラッと読めるのは、ひょっとしたら沖縄の人だけかもしれませんね。読み方はもちろん「びんがた」ですが、沖縄の染物の総称を表す言葉で、本土の人には馴染みのない言葉でしょう。

 

鮮やかな黄色、黄金色(くがにいろ)で染められた衣服を見た事もあるかもしれません。

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このようなデザインを元にした衣装ですが、実はこれ、王族専用の衣装だというのをご存じでしょうか?

 

去年開催された「手わざ-琉球王国の文化-」と称されたこの展覧会では、琉球王朝時代の美術工芸品の技法を再現して作られた作品を多数展示していました。

 

その中でも最も目立った作品の1つが鮮やかな黄金色に染められた紅型の衣装。国宝である「黄色地鳳凰蝙蝠宝尽黄青海立波文様紅型綾袷衣裳」(きいろじほうおうこうもりたからづくしせいがいたつなみもんようびんがたあやあわせいしょう)の復元衣装。

 

それを手がけたのが、王朝時代から続く「城間びんがた工房」16代目の城間栄市さんです。王朝時代は王家御用の染織家たちがいましたが、当時の記録が残っておらず染料が不明なものもあり、研究は今も続けられています。

 

ちなみに、王朝時代は身分・階級によって、身につけるものが決められていました。絣(かすり・小さな模様を出した織物)の素材や色、柄などが細かく定められていたのです。

 

例えば紅型衣装でよく見られる黄金色(くがにいろ)は、王族のみが使用を許されており、特別な色とされていました。当然ですが、一般庶民は黄金色の衣服に袖を通す事はありません。

 

そして、特に大きな柄は格式が高い者が身につけるものとされていました。大柄で黄金色の絣を下地として織り上げられた衣服は、それはもう王族専用の衣服だったというわけです。

 

そんな王族御用達の衣服を作るために尽力した人達は、何も沖縄本島に住む職人達だけではありません。

 

離島の女性達

「御絵図」(みえず)とは、琉球王朝時代、織物を織るための見本として作られた図案の事です。多彩な幾何学模様が和紙に描かれており、デザイン画としても独特な世界観を持っていて見る者を魅了します。

 

しかし、それを織物で再現しようとするとかなりの技術が必要。その難しい仕事を担ったのが、実は宮古・八重山の女性達なのです。

 

琉球王朝時代、女性達は王府へ布を納めていました。いわゆる税です。琉球王府は、久米島・宮古・八重山の各地に御絵図を送ります。現地の人々はこの御絵図を元に織物で再現し、それを税として王府へ納める。

 

琉球王朝時代は、そういうシステムが成り立っていたのです。

 

「八重山蔵元絵師画稿集」(やえやまくらもとえしがこうしゅう)という、18世紀頃の八重山の人達の暮らしを描いた歴史資料があります。その中には、現地の人々が布を作る様子もたくさん描かれています。

 

当時、機織りと言えば女性達の仕事。糸を紡いで、織りあげ、そして染める。どの工程も技術が必要で時間がかかります。雑な人にはまず不可能な作業で、かなり神経を使う仕事です。

 

国宝にもなっている王朝時代の紅型衣装。その根本には、離島に住む女性達の支えがあったというわけですね。

 

進化した染色技術

昔からの染色技術は、現代でも受け継がれています。そしてそれを進化させようとしている人達もいます。みなさんは「ウージ染め」という言葉を聞いた事があるでしょうか?

 

「ウージ」は「さとうきび」のこと。THE BOOMの大ヒット曲「島唄」の中にもこの言葉出ているため、本土の方でもその意味を知っている人は多いです。一昨日、46年の歴史に終止符を打った「パネルクイズ アタック25」のクイズ問題にも出ていましたよ。

 

「ウージ染め」は、その名の通り「さとうきび」を利用した染め物、織物の事です。さとうきびの葉と穂の部分を煮出して染料を作ります。刈り取り時期や染液に浸す時間によって、その色合いも変化。若草色から黄金色まで、様々な色合いを出す事ができます。

 

その独特な自然な色は見る者に安心感を与え、それを身につける事で自然と一体となったような感覚になるでしょう。

 

「豊見城市ウージ染め協同組合」が中心となり、豊見城市の特産であるウージを利用して作られた布。王朝時代から受け継がれる織りの技術と、現代の染めの技術を融合して出来る作品は、新しい沖縄の特産品として注目を浴びていますよ。

 

是非「ウージ染め」で検索して、それらの商品もチェックしてみて下さい。衣服・アクセサリー・カバン等など、魅力的な商品の中には、あなたの心をわしづかみにするものもあるでしょう。

 

今回は染色の方の「紅型」を中心にお話ししました。いつか織る方の「芭蕉布」についてもお話し出来たらなと思います。

 

さぁ、3日後は10月という事で月末処理が残っています。まだまだ暑い沖縄。コロナや暑さ対策をしっかりして、午後の仕事も頑張りたいと思います!

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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