今日は清明
2022年04月5日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。4月に入っているというのに、朝や夜はヒンヤリとしている沖縄です。沖縄ならこの時期はもう、クーラーをつけまくっているイメージがありますが、まだその必要はなさそうです。
それにしても4月上旬なのに、朝晩は20度を切る気温。今週、入学式という学生さんもいると思いますが、沖縄の新入生は夏服で半袖のはず。今年は寒いと感じる学生が多いかもいしれませんね。
マルキヨ製菓としては、目の前に大きな行事が待っています。その行事のため、スタッフ一同フル回転でお菓子を作ることになります。
気になる天気
今日、4月5日は二十四節気の1つ「清明」です。沖縄の言葉では「シーミー」と呼ばれますが、行事としての「シーミー」の時期でもあります。どんな行事かを簡単に言うのなら、ご先祖様のお墓へお参りに行くといったところでしょう。
例年、シーミーの時期になると土日でお墓掃除をする方をよく見かけます。約2週間前の春彼岸で、シーミーの準備のためお墓掃除をしていた方もいるでしょうし、これからお墓掃除するという方もいるでしょう。
先週の土日は雨降りだったため、墓掃除できなかったという方もいると思います。今のところ、今度の土日も「曇り」と予報が出ています。できれば、気持ちよく晴れて欲しいですね。
少し気になるのはコロナウィルスの感染者数。全国的にまた、増えつつありそうです。墓参りの際は、マスクやソーシャルディスタンスを心がけた方がいいかもしれませんね。
「清明」の意味
4月に入ると、沖縄の人は「シーミーの時期だ」と感じる人も多いでしょう。ご先祖様に手を合わせる行事の多い沖縄ですが、実はシーミーは中国からやってきた行事。今回はそのお話をしましょう。
まずはこのブログではたびたび出てくる「二十四節気」について。こちらも古代中国で作られた暦の1つであり、季節の移り変わりを表す目印となるものです。
地球から見た太陽の通り道を黄道(こうどう)といい、それを24等分します。そのそれぞれに「春分」や「冬至」など、その季節を表す名称をつけたもの、それが二十四節気になります。
「秋分」や「立夏」、「大寒」などは聞いたことあるという人も多いでしょう。「処暑(しょしょ)」や「芒種(ぼうしゅ)」といった、あまり聞きなじみのないものもあります。
「清明(せいめい)」も二十四節気の1つで、今年(2022年)はまさに今日4月5日がその日にあたります。たとえば「大寒」など、その漢字からとても寒い日を表していると予想できますが、「清明」にはどんな意味があるのでしょうか?
「清明」は「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」を略したものであり、その意味は「万物が清らかで生き生きした状態のこと」を表しています。このシーミーの意味、せっかくですので覚えておきましょう。
「二十四節気」は太陽を基準にしていますので、シーミーは新暦での行事です。ただ、沖縄行事の解説本の中には「旧暦三月清明節」と解説しているものもあります。
ご存じの通り「旧暦」は月の動きを基準に刻まれる暦。「二十四節気」は古代中国・春秋戦国時代、その時期にあった季節感を表すため、太陽を基準に作られたものです。
旧暦だけだと、どうしても月の運行で暦を刻むため、暦と季節感にズレが生じることがあります。二十四節気は太陽の運行で暦を刻むため、季節感がピッタリ合います。日本に輸入された二十四節気は、旧暦と新暦を橋渡しする役目を担っていたのです。
「シーミーを行う時期」として「旧暦三月清明節」という説明で間違いありません。新暦が使われていなかった時代には、そう説明せざるをえなかったでしょう。新暦で動く今の日本では、「清明」は「(新暦)4月の上旬にやってくるもの」と思って問題ありません。
シーミーは中国由来の行事
シーミーは元々、中国の行事になります。「清明」の時期は農作業が始まる頃。中国では「清明」の時期になると、ご先祖様のお墓参りをし墓掃除をします。ご先祖様に手を合わせると、豊作を祈願します。
そんな行事が中国から沖縄に伝わったのが18世紀中頃といわれています。伝わった当初は首里の士族など身分の高い人達の間で行われ、時の流れとともに首里を中心にこの行事が広まっていきます。
しかし、首里から遠い地域までは広がらなかったようで、沖縄の北部などでは「シーミー」を行わないところも珍しくありません。首里から遠いところでは「シーミー」よりジュウルクニチー(十六日祭)の方を盛大に行うところが多いです。
ちなみに北部にいる私の知り合いも、シーミーは行わないけどジュウルクニチーは行う派です。
4月の第1週で清明が訪れると、まずはムンチューで集まってカミウシーミーが行われます(「ムンチュー」「カミウシーミー」については別の機会に解説)。そして第2週で一般の「シーミー」が行われるのが、かつての定番でした。
最近では、二十四節気の清明からだいぶ経ってからシーミーを行うことも珍しくありません。何かと忙しい世の中、県外にいる方はなかなか休みが取れず、この時期に地元へ戻れない方もいるでしょう。
公休日がまとまっているゴールデンウィーク期間中に帰省し、シーミーを行うという方もたくさんいます。というわけで、マルキヨ製菓も1ヶ月以上にわたり、行事用お菓子を作り続けることになります。
家族や親戚が集まり、ご先祖様の墓参りし、ご先祖様に手を合わせる。そして親戚一同、お墓の前で弁当やお菓子を食べる。そういった現世にいる者達が楽しく過ごす姿を見せるのも、シーミーといえるでしょう。
マルキヨ製菓のお供え用お菓子
マルキヨ製菓はお餅やレモンケーキなど、お供え用お菓子をたくさん作ります。
マルキヨ製菓のお菓子はリーズナブルで種類も豊富なのがウリです。ご先祖様に喜んでもらえるお菓子がきっとあるはず。どのお菓子にしようか迷った時は
こちらの菓子セットがオススメです。きっと、ウサンデーするのが楽しみになりますよ。マルキヨ製菓売れ筋は
餅各種です! お供え用お菓子としてだけでなく、3時のおやつとしてもオススメなので、是非ともマルキヨ製菓の色々な商品をお召し上がり下さい!
土日に気持ちよく晴れ、皆さんが和やかにシーミーを行えるよう願っています。そのためにもマルキヨ製菓は、頑張ってお菓子を作り続けますよ。
今回はこの辺で。
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