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【新暦 9月20日 ~ 9月26日】 お彼岸

2015年09月21日

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。世の中はシルバーウィークですが、この1週間は新暦と旧暦で行う行事が交互にやってきて、お菓子業界としては非常に多忙な1週間となっています。

 

まずは【シバサシ】。旧暦8月9日~11日に行う行事ですが、特に明日の22日火曜日(旧暦8月10日)に、この行事をとり行います。マルキヨ製菓ではこの行事のお供え用お菓子として【ウチャヌク】を製造していますので、スーパー等で見かけたら、是非とも手にとってみて下さい。

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特にタンナウチャヌクはマルキヨ製菓オリジナルのウチャヌクですので、こちらも是非とも1度は口にして欲しいお菓子です。

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そして今日から「彼岸入り」という事で、今年に関しては「お彼岸」「シバサシ」が時期的に重なっています。お彼岸は太陽の運行を基準にして行う行事、つまり新暦で行う行事の1つであるため、月の運行を基準に行う旧暦の行事と時期が重なる時があるのです。それがまさにこの1週間なんですね。

 

さて、今回はその「お彼岸」についてのお話です。

 

まず「お彼岸」は、年に2回あります。春に行う「春彼岸」と、秋に行う「秋彼岸」です。もう少しくわしく言いますと、春分の日である3月21日を中日(なかび)として、前後3日ずつに行う行事が「春彼岸」。9月23日の秋分の日を中日とした前後1週間が「秋彼岸」となります。

 

「春分」や「秋分」は、二十四節気(にじゅうしせっき)の1つです。二十四節気とは「1年を24等分し、その分割点に季節を表す名前をつけたもの」です。1年を元にしているため、基準は太陽。すなわち我々が普段接している新暦の方で行う行事なんですね。ちなみに「清明(シーミー)」も二十四節気の1つなんですよ。

 

次に「お彼岸の由来」です。「お彼岸」は仏事(ぶつじ)、すなわち仏教行事の1つになります。まず「彼岸という言葉」についてですが、これはサンスクリット語(古代の東南アジアで使われていた言語)の「パーラーミター(波羅密多)」を漢訳した「至彼岸」に由来します。「パーラーミター」は「パーラム」(彼岸に)と「イタ」(至った)の混成語です。

 

「此岸(しがん)」という煩悩と迷いの世界があり、修行を重ねる事により「彼岸(ひがん)」という悟りの世界の境地へ達する事が出来る…

 

それが「パーラーミター」なのです。これを漢訳したのが「至彼岸(=彼岸の境地へ達する)」。「至彼岸」をさらに略して「彼岸」という言葉が日本では広まったのです。「彼岸」とは「悟りの境地に達した世界」という意味なんですね。

 

また「彼岸の時期」についてですが、昼と夜の長さが同じになる「春分」と「秋分」の日を中日とする前後3日間、この時期に仏様の供養をする事で、極楽浄土へ行く事が出来ると考えられているのですが、それにも理由があります。

 

仏教では彼岸(悟りの境地に達した世界)は西に、此岸(煩悩や迷いの世界・我々が普段いる世界)は東にあるとされています。春分・秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈む日。この日は彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられ、先祖供養をするには最適な日となるのです。

 

「お彼岸の期間」の中でも「春分」「秋分」の日は、先祖に感謝する日。前後3日ずつの計6日間は、6つの徳である「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を1日1つずつ修める日とされているそうです。そして、この時期に行う仏事を特に「彼岸会(ひがんえ)」と言うのです。

 

さらに面白い事に「お彼岸は仏事である」にもかかわらず、インドを始めとする仏教国において、一般の人はこの行事を行わないんです。それは何故でしょうか?

 

「彼岸」は、その言葉と共に中国から日本へ伝わりました。日本は古来からある「神道」に加え、お釈迦様の教えを説いた仏教も受け入れてきた歴史があります。「彼岸」は「日願」とも表し、太陽の神を信仰する「神道」と結びついて「日本におけるお彼岸」という行事が生まれた… というのが1つの説です。

 

さらには「春の種まき」「秋の収穫」など自然に対する感謝・祈願も、ご先祖様に感謝・祈願する事に結びつき、日本では大事な行事の1つになっていったと言われています。

 

仏事なのに「彼岸は、日本独特の行事」というのも不思議な話ですね。自分なりに「彼岸」をまとめてみますと… 

・春分の日、秋分の日は「ご先祖様に感謝する日」
・その前後3日ずつは「彼岸」という悟りの境地へ達するため、徳を積む期間
・日本の神道や自然に対する感謝なども含めた、日本独特の行事である

といった感じでしょうか。奥が深い「彼岸」についてのお話でした。

 

マルキヨ製菓では、彼岸用お菓子として5030902

レモンケーキや

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紅白かるかん

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コンペンに

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マドレーヌ

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紅芋パイ

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紅いもしっとりまんじゅう

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おもち各種を用意しています。県内各スーパーで、これらマルキヨ製菓のお菓子をたくさん目にすると思いますので、是非ともチェックして下さい。今回、紹介していないお菓子もまだまだありますよ。

 

シバサシではウチャヌクとタンナウチャヌクなど、お彼岸では上にあげたお菓子など、その後には「十五夜」がやってきて、こちらは「ふちゃぎ」という沖縄独特のお菓子を用意する事になります。

 

次回のブログでは、十五夜のお話をする予定です。賞味期限の関係で「ふちゃぎ」については、次の週末に紹介しようかなと思っています。普段は月曜・木曜でブログを更新していますが、今週は月曜・木曜・土曜の週3回更新予定です。

 

それでは… シルバーウィークを堪能している皆さんも、お仕事で忙しいという方々も、体調には気を付け、次の日曜日に綺麗な月を愛でてみませんか?

 

月好きを公言している私ですので、次の日曜日の観月を楽しみに、忙しい1週間を乗り切りたいと思います!

 

今回はこの辺で。

 

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