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実は平成生まれ? 「恵方巻」

2017年02月2日

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。気がつけば2月。こなしきれてない仕事の多さに「ヤバい!」と思いつつ、今日もブログを更新中です。

 

明日は2月3日、【節分】です。いわゆる「季節の変わり目」を表し、翌日の2月4日が「立春」で「春の始まり」となります。

 

節分】は、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日であり、年に4回ありました。2月4日の「立春」から、5月5日の「立夏」の前日の【節分】までが「春」とされています。

 

というわけで「冬の終わり」となる【節分】。「鬼は外、福は内」と言いながら、豆をまき、年の数だけ豆を食べますが… 「恵方巻」も食べたりしますよね。

 

自分が子供の頃に「恵方巻を食べる風習」なんてありませんでした。そう思っている方も、多いと思いますが…?

 

実は「恵方巻」が台頭してきたのは、ここ最近のこと。そして「恵方巻」という言葉自体も、割と最近生まれた言葉なのです。今回は、そんな「恵方巻」のお話です。

 

【マルキヨ製菓 CM①】

 

「恵方巻」と言えば、【節分】に縁起の良い方向を向き、願い事を思い浮かべながら食べる「太巻き」(またはその習慣)の事ですが、まずは「恵方」について。

 

「恵方」とは、陰陽道における「その年の干支によって定められた、最も縁起が良いとされる方角」の事です。その方向が指す場所には「歳徳神(としとくじん)」という神様がいると言われています。

 

歳徳神は、その年の「福徳を司る神様」の事。2017年は「壬(みずのえ)=北北西」だとされています。ちなみに去年(2016年)の恵方は南南東の方角でしたので、今年とは真反対でした。

 

では、「節分の日に、恵方を向かって太巻きを丸かじりする」という風習について。この風習の起源は、江戸時代末期の大阪で「商売繁盛を祈願して発祥した」とされているようですが、正確にはわかっていないそうです。

 

江戸時代に生まれたその風習は、しばらく影を潜めていました。その風習を復活させようという動きが出たのは、発祥の地といわれる大阪で、時期は戦後になります。

 

1960年代、「大阪の海苔問屋協同組合」と「すし組合」が「節分に、太巻きを丸かじりする」という宣伝をしました。やがて1970年代になると、それらがマスコミにもとりあげられるようになります。

 

1973年には「大阪海苔問屋協同組合」が作製したポスターを寿司屋が共同で店頭に貼り出すなど、道頓堀を中心に「節分に太巻き丸かじりする」イベントを展開。

 

この時点では、実はまだ「恵方巻」という言葉は出てきません。当時は「海苔を巻いた太巻き」を「幸運巻ずし」と呼んでいました。個人的には、このネーミングも好きです。

 

徐々にキャンペーンが展開され、関西を中心に「節分の日に、恵方を向いて太巻きを丸かじりする」という習慣が広まっていきました。

 

そして全国的にそれが広まるきっかけとなったのが、1998年。コンビニエンスストア「セブンイレブン」が【丸かぶり寿司・恵方巻】という商品名で、全国的に販売を開始(地方販売は1989年)したのです。

 

ちなみに当時の沖縄はセブンイレブンはありませんので、全国に比べ「恵方巻」の認知度がアップするのは遅れる事になります。「2018年、沖縄にセブンイレブンが進出」というニュースは、最近話題となりました。

 

「恵方巻」という言葉自体も、このセブンイレブンが初めて採用したと言われており、それまでの文献にはこの言葉は見つからないそうです。それまでは「丸かぶり寿司」とか「丸かじり寿司」「幸運巻ずし」と言われていました。

 

21世紀に入り、TVなどでも「恵方巻」が取り上げられる事が多くなりました。普通に「恵方巻が~」なんて話が出たりするのは、実はごくごく最近の事です。

 

伝統行事のように思われる「恵方巻」ですが、「恵方巻」という言葉も平成生まれだし、実はものすご~く歴史が浅い行事なのです。30歳以上の方は「子供の頃、恵方巻なんて食べた記憶ないけどなぁ」というのも無理はありません。

 


【マルキヨ製菓 CM②】

 

そんな恵方巻ですが、その食べ方には3つのルールがあるのをご存じでしょうか?

 

1つ目はもちろん「恵方を向いて食べる事」。その方向に、福徳を司る神様がいるわけですし、何より「恵方巻」という名前ですから(最近広まった名前ですが…)、やはり恵方を向いて食べなければ、御利益はないでしょう。

 

よそ見をせず、恵方の方角だけをじっと見つめ、太巻きを食べましょう。

 

2つ目のルールは「黙って食べる事」です。お喋りしながら食べては御利益がないと言われてていますので、とにかく黙々と食べましょう。


 

そして3つ目のルールは「一気に食べる事」。太巻きを切り分けたりする事もNGで、これは「縁を切らない」という意味も込められているそうです。

 

「恵方巻」は、「恵方を向いて」「もくもくと」「一気に食べる事」が大事なのです。

 

というわけで、簡単ではありますが恵方巻について、その由来や簡単な歴史をおってみました。マルキヨ製菓では「恵方巻」を作っていませんが、代わりに

6112403ロールケーキはいかがでしょう?

6112803ただし、ボリュームがありすぎて、一気に丸かじりする事は無理だと思います。笑

 

明日の【節分】は「冬の終わり」という事でしたが、沖縄は日中気温20度を超えています。昨日、首里城近くを歩いていたら、観光客が「沖縄は夏だ!」と言っていました。

 

皆さんの住む地域では、春の訪れを感じられますか? 沖縄ではインフルエンザが流行っているようです。手洗い・うがい、特に手洗いは石けんをつかってしっかりやる事を意識して、体調管理に十分気をつけて下さい。

 

今回はこの辺で。

mozu08

 

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