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上巳の節句

2026年02月24日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。風が少し強めですが、心地よい天気の沖縄です。今年(2026年)の2月は28日までなので、今月も残り4日ですね。来週はもう3月に突入しています。

 

そんな来週は2つの行事に対応するマルキヨ製菓。3月3日の「ひな祭り」、そして3月4日の「ジュウルクニチー」です。「ひな祭り」では「桜もち」や「ひしもち」を、「ジュウルクニチー」では

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ご先祖様にお供えするお餅やお菓子を製造中です。来週のこれらの行事では是非、マルキヨ製菓のお菓子もお買い求め下さい。

 

さて、ちょうど1週間後の火曜日が「ひな祭り」ということで、今回はこの行事がもともとどんな行事だったのかという話をしましょう。

 

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「桃の節句」とも呼ばれる「ひな祭り」ですが、もともとは中国由来の行事であり、中国では「上巳の節句」と呼ばれています。中国には五節句という区切りがありますが、日本と中国での節句の違い、そして日本と沖縄での節句の違いをお話しします。

⇒【日本と沖縄の「節句」の違い

 

「みそぎ」の風習

今から1700年以上前、中国では「3月上巳(じょうし)の日」に川へ入って「みそぎ」をする風習がありました。「みそぎ」とは、体についている悪いもの、いわゆる「けがれ」を落とす行為です。

 

1年ごとに「子(ね)」「丑(うし)」「寅(とら)」「卯(う)」「辰(たつ)」「巳(み)」・・・と、生き物の名前が割り当てられているのはご存知の通り。ちなみに今年(2026年)は午(うま)年です。

 

実は、年だけでなく日にもそのような割り当てがあり、「3月の上巳の日」とは「3月上旬の巳の日」という意味になります。そして、それが「上巳の節句」の名前の由来なのです。

 

「3月の上巳の日」は必ずしも3月3日になるわけではありません。2026年3月だと、3月8日が「上巳の日」となります。後に前回紹介した「節句」となる3月3日に、みそぎを行うようになりました。

 

中国のみそぎの風習は奈良時代の日本に伝わります。まずは貴族間でその風習が広まります。「3月3日に川へ入って、みそぎをする」という行為ですが、その時期「川に入るのは寒い」という理由で身代わりを用意しました。

 

木の枝や藁(わら)を人の形にして、それを川へ投げ入れることで「自分がみそぎをした」ことにするのです。それで、本当にみそぎをしたと言えるのかは疑問符がつくところですが。

 

奈良時代と言えば日本にとって中国は超イケてる国。そんな国の風習を取り入れたい、でも寒いのはイヤだという葛藤が身代わりを生んだのです。そして、その身代わりこそが、「雛人形」の原型となるのです。

 

身代わりは「人形(ひとがた)」と呼ばれ、平安時代になると陰陽師(おんみょうじ)と呼ばれる人が登場し、彼らは紙で「人形」を作ります。安倍晴明(あべのせいめい)が出てくる映画で見た事ある人もいるでしょう。

 

平安時代、紫式部によって書かれたヒット作『源氏物語』には「自分の身代わりをたて、みそぎをさせ厄払いとする」という記述があります。源氏物語の主人公・光源氏も、人形を流しているんですね。

 

平安時代、身分の高い人達にとって「みそぎの行事」はかなり認知されていたようです。21世紀になった今も、鳥取や奈良など一部の地域では人形を川に流し、それをもって身を清めるという行事が残っています。

 

「流し雛」や「雛流し」と呼ばれる1000年以上も続く伝統行事。これが「ひな祭り」の起源の1つと言われています。ただし、これはあくまでも「みそぎの行事」であり、「女の子をお祝いする行事」ではありません。

 

「人形」「雛」「天児」

「雛人形」の由来として、みそぎに使われた「人形(ひとがた)」の紹介をしましたが、実はもう2つほど「雛人形」の由来となったものがあります。

 

平安時代の貴族の娘達の間で、今で言う「おままごと」が流行りました。その時に使われた紙製の人形(にんぎょう)を「雛(ひいな)」と呼び、それを使った「おままごと」を「雛(ひいな)遊び」と言いました。

 

この「雛(ひいな)」、名前からわかる通り「雛人形」の由来であり、「雛祭り」や「お雛様」の「雛」は、ここから来ています。

 

そして、もう1つ。平安時代には、赤ちゃんの枕元に布製の人形を置くという習慣がありました。赤ちゃんに憑こうとする悪い物をこの人形が吸いよせ、赤ちゃんを守ってくれるのです。

 

この布製人形を「天児(あまがつ)」(または「這子(ほうこ)」)と呼びますが、こちらも源氏物語の中に登場します。この習慣は江戸時代以降も続き、その頃には天児を男子、這子を女子に見立てて、雛壇に対(つい)で飾りました。

 

まとめると、「みそぎ」を身代わりしてくれる「人形(ひとがた)」、ままごとに使われた「雛(ひいな)」、赤ん坊の厄除け「(あまがつ)」。これら複数の要素が融合し、現代の「雛人形」となるのです。

 

特に現代のような綺麗な「雛人形」へと進化するのは江戸時代です。

 

「上巳の節句にみそぎをする」行事は1000年以上も続き、現代の「ひな祭り」につながります。ですが、少なくとも平安時代におけるこの風習は、現代のように「女の子をお祝いする」行事ではありません。

 

「みそぎ」の行事から「女の子をお祝いする」行事となる過程は次回以降に持ち越すことにしましょう。

 

マルキヨ製菓は来週やってくる「ひな祭り」に向け

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「桜もち」と

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「ひしもち」を期間限定商品として販売する予定です。来週は是非、これらのお菓子もお召し上がり下さい。

 

月末の忙しさに加え、「ひな祭り」と「ジュウルクニチー」という2つの行事の準備もしなければなりません。沖縄の行事を支えるため、今日も明日も来週も来月も頑張っていきたいと思います!

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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