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来週はハロウィン

2025年10月24日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今週はずっと天気の悪い沖縄。昨日今日は微妙に雨が降ったりやんだりの空模様が続いています。天気はモヤモヤしていますが、そんな時は美味しいお菓子を食べ、気持ちは晴れやかに仕事を頑張っています。

 

10月も下旬に突入し、残りはあと1週間となっています。その1週間後、10月最終日には「ハロウィン」という行事がやってきます。今回のブログではその「ハロウィン」についてお話しします。

 

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マルキヨ製菓の「ハロウィン」期間限定販売のお菓子

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ハロウィンの起源

ハロウィンの起源については諸説あります。その1つは、今から2000年以上前、古代ケルト人が信仰していた宗教「ドルイド教」の祭にあります。この宗教で行われていた収穫祭がハロウィンの起源と言われています。

 

ケルト人は特定の地に定住せず、アイルランドやスコットランド、ウェールズなどを移動していました。特定の国も持たず、多様な文化をもち、キリスト教とは無縁の民族です。

 

そのケルト人の慣習では1年の終わりが10月31日でした。その日から翌日にかけて大規模な収穫祭「サウィン祭」を行っていました。また、この日は親族の霊を迎え入れる日でもありました。

 

彼らにとって10月31日は死者の霊が地上に舞い降り、家族の元に帰ってくる日でした。沖縄で言うところの「旧盆」と同じですね。

 

沖縄の場合、ご先祖様がこちらに帰ってくるのは旧暦7月13~15日、いわゆる旧盆の時期ですが、古代ケルトでは年末にあたる10月31日なのです。

 

また、沖縄の旧盆は、ご先祖様だけでなく悪いもの(マジムン)もやってくると言われています。なので「お盆の時期は海へ行くな。悪霊に引きずり込まれるぞ」と、子供に注意したりするのです。

 

古代ケルト人も同様で、年末にあたる10月31日はご先祖様の霊だけでなく悪霊などのいわゆる「マジムン」もこちらの世界にやってくるのです。

 

その悪霊は農作物に害を与えたり、子どもや弱い人に危害を加えたりさらっていく事もあります。そこで古代ケルト人は、火を焚いて悪霊を追い払いました。その魔除けアイテムが

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「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるものです。大きなカボチャをくり抜いて作られたこのアイテム、ハロウィンの時期にはよく目にするでしょう。

 

玄関先などにこれを置いておけば、悪霊が家に侵入することを防ぐ効果があります。さらには善い霊を呼び寄せる効果もあると言われています。沖縄にも同じような効果を発揮するアイテムがありますよね。それが「シバ」や「シーサー」です。

 

ススキや桑の葉を結んで作られるアイテム「シバ」は、玄関先や家の四隅に配置することで、マジムン(悪いもの)が家に入って来られないようにしますし、この「シバ」をさす行事「シバサシ」も沖縄の定例行事の1つですね。

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沖縄の玄関先でよく見る「シーサー」もまた、家に悪いものが入ってこないようにし、良いものを引き寄せる効果がありますよ。

 

さて、魔除けのアイテム「ジャック・オー・ランタン」ですが、もともとは「かぼちゃ」でなく「かぶ」だったというお話をしましょう。

 

ジャック・オー・ランタン

ジャックは鍛冶屋を営む男。日頃から怠け癖がひどく、悪いことにも手を染めていました。ちなみに、ここで言う「ジャック」は欧米人男性の一般名を表す時の名前で、日本で言う「太郎」がそれにあたります。

 

人に迷惑をかけ続けていたジャックは、死後に地獄へ落とされるという認識はありました。ただ、地獄へは行きたくない。そこで1つのアイディアを実行します。

 

ある場所に罠を仕掛け、そこへ十字架を使って悪魔を呼び寄せます。見事罠にハマった悪魔は自由を奪われ、閉じ込められてしまいました。ジャックはその悪魔にこう言います。

 

「解放されたければ、俺が地獄へ落とされないようにしろ」

 

この悪魔には特殊能力があり、人の魂を地獄へ行けないようにする事ができました。脅された悪魔はジャックの要求をのみ、解放されました。

 

ジャックの死後、その魂は死者の門の前へ送られました。ここでは管理者のペテロが、ジャックの生前の行いをチェックし、天国行きか地獄行きを決定するのです。

 

生きている間にたくさんの悪行をはたらいたジャックは当然地獄行き。のはずですが、地獄に行かせる事ができませんでした。かといって、これだけ悪い行いをした者を天国へ行かせるわけにもいきません。

 

狡猾なジャックの魂はペテロを口車に乗せ、地獄行きでもなく天国行きでもない選択肢「生き返る」を選ぶ事に成功したのです。こうして生き返ったジャックですが、再び悪行の限りを尽くすのです。

 

2度目の死後、ジャックの魂は死者の門の前でペテロと再会します。ペテロはジャックを生き返らせた事をすごく後悔していました。この男は地獄行きに出来ないし、天国へも行かせられない。かといって生き返らせると、さらに人様へ迷惑をかける。

 

そこでペテロが選んだのは、第4の選択肢「ジャックを魂のまま永遠の暗闇の中に放つ」でした。ジャックの魂は永遠に光に当たることもなく、ただ無限の暗闇の中をさまよう事になったのです。

 

その事を知った悪魔は、ジャックにハメられたにも関わらず、彼をあわれみました。そこで永遠の暗闇をさまようジャックの魂を見つけ、地獄の業火が宿った石炭を彼に与えたのです。

 

ジャックはその灯りとなる石炭を野菜の「かぶ」の中に入れ、てランタン(ちょうちん)を作りました。ジャックは今でもそのランタンと共に、天国でも地獄でもない世界を永遠にさまよっているのです。

 

この灯りとなる石炭をかぶに入れたランタン。これが「ジャックの提灯」こと「ジャック・オー・ランタン」なのです。

 

この話にあるように、「ジャック・オー・ランタン」は「かぼちゃ」でなく「かぶ」でした。古代ケルト人はアイルランド地方にもいましたが、その郷土料理に「かぶ」が使われていたことに由来します。

 

「ジャック・オー・ランタン」の話は移民を通してアメリカにも伝わります。アイルランドからそこへ移り住んだ移民により、作中に出てくるランタンの「かぶ」から、現地で生産の多い「かぼちゃ」に変わったのです。

 

というわけで、「ジャック・オー・ランタン」にまつわるお話でした。「かぼちゃ」で見慣れている我々としては、もともとが「かぶ」だったというのは驚きですね。

 

マルキヨ製菓はハロウィン用お菓子として

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「パンプキンマフィン」や

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「パンプキンパイ」を期間限定で販売中です。店頭で見かけたら是非、お買い求め下さい。

 

10月最後の1週間も2025年最後の2ヶ月も、沖縄の行事を支えるべく、マルキヨ製菓は頑張りますのでよろしくお願いします。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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