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日本におけるハロウィン

2025年10月28日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今週は気温が落ちてきた沖縄。先週まで最高気温は30度を超えていましたが、今日は26度。昼過ぎからは雨の予報が出ており、気温も22度まで下がる予定です。

 

ようやく沖縄にも秋が訪れたといった感じですね。とはいえ、明後日からはまた30度近くまで上がるようで、暑く感じる日はまだやってくるようです。

 

さて、10月も残り3日。その3日後には「ハロウィン」がやってきます。先週は「ハロウィン」の起源や「ジャック・オー・ランタン」についてお話ししました。今回は日本におけるハロウィンについてお話ししましょう。

 

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ハロウィンの起源は、古代ケルト人の行っていた収穫祭「サウィン祭」と言われています。10月31日はご先祖様の霊だけでなく、悪霊もこちらの世界に降りてきます。魔除けのアイテム「ジャック・オー・ランタン」のモデルとなった人物は極悪人でした。

⇒【来週はハロウィン

 

日本におけるハロウィン

例えばUSJの「ハロウィン・ホラー・ナイト」や、沖縄なら「こどもの国ハロウィンカーニバル」など、「ハロウィン」に関連したイベントは全国各地にたくさんあります。

 

昭和生まれの私としては「子供のころ、ハロウィンのイベントなんてなかったけどなぁ」と思うのですが・・・。それもそのはず、日本における「ハロウィン」が定着するのは21世紀になってからなので、かなり歴史が浅いのです。

 

日本でハロウィングッズを最初に売り出したのが「KIDDY LAND(キデイランド)原宿店」で、それが1970年代になります。読み方は「キディ」でも「キティ」でもなく「キデイランド」です。

 

日本とアメリカのおもちゃを販売するこの店では「スヌーピー」や「ドラえもん」など、人気キャラクターの商品が並びます。原宿店は1950年開店なので、70年以上の歴史を持つ老舗です。

 

「KIDDY LAND原宿店」はハロウィングッズの販売を開始した後、販売促進のため1983年にハロウィンパレードのイベントを企画。規模の小さいイベントだったため、ハロウィンが大きく認知される事はありませんでした。

 

日本でハロウィンの認知度を高めたのは東京ディズニーランドです。1997年に「ディズニー・ハロウィーン」という仮装イベントを開催し、その年から現在に至るまで毎年このイベントは行われています。今年も開催中ですよ。

 

「ディズニー・ハロウィーン」を皮切りに、全国各地でハロウィンイベントが行われます。USJは2008年からハロウィンイベントを開催し、2011年から始まった「ハロウィーン・ホラーナイト」は人気・認知度共に高いイベントとなっています。

 

このようなハロウィンイベントが日本各地で開催されるようになり、国内における「ハロウィン」の認知度が一気に上昇しました。ハロウィン関連の市場規模は、今や1600億円以上と言われています。

 

日本における「ハロウィン」はここ20年で急激に認知され、発展しました。私のような昭和世代にとって「子供の頃のハロウィンの思い出がない」のも当たり前です。日本人にとって「ハロウィン」はまだ歴史の浅い行事なのですから。

 

コスプレするのは何故?

ハロウィンといえばコスプレして街を練り歩くというイメージを持つ人は多いでしょう。何故、ハロウィンの日はコスプレするのでしょうか?

 

10月31日の「ハロウィン」はもともと収穫祭の行事であり、ご先祖様があの世からこちらの世界へ降りてくる日でもあります。ただし、こちらの世界に降りてくるのはご先祖様だけでなく、悪霊も舞い降りて来て悪さします。

 

人様の畑を荒らしたり、力の弱い者を襲ったり、時には子供をさらって行く事もあります。沖縄の旧盆も、いわゆるマジムンがこちらの世界にやってきて、海に入った子供を海へ引きずり込もうとしたりします。

 

ハロウィンの日にコスプレをするのは悪霊対策です。自らお化けに扮装することで「自分もあなたと同じ悪霊の仲間です」とアピールし、悪いことをされないようにするのです。あるいはより強そうなお化けの格好をして、弱そうな悪霊を威嚇するのです。

 

ハロウィンのコスプレは「悪いものをよせつけない」魔除けの一環として行うというわけです。なので、お化けと関係ないアニメキャラやアイドルなど有名芸能人などのコスプレは、ハロウィンとしては方向がズレていると言えるでしょう。

 

個人的にはアニメキャラなどのコスプレは(方向がズレていても)「アリ」ですね。本人が楽しくてやっているだろうし、見てる方としても楽しいので、どんどん色々なコスプレをして欲しいですね。

 

Trick or Treat

「Trick or Treat!」。ハロウィンの日、玄関先に現れた子供達が叫ぶ言葉です。訳すると「お菓子をくれないとイタズラするぞ」となり、大人たちは子供にお菓子を与えるのが習わしです。この「Trick or Treat!」には宗教的な起源があります。

 

メキシコではハロウィンの2日後にあたる11月2日は「死者の日」とされており、ご先祖様がこちらの世界にやってくる日です。沖縄でいう旧盆にあたる「死者の日」は、国を挙げて盛大なお祭りが開催されます。

 

「死者の日」ではキリスト教徒が各家庭を訪れ、親族の霊を鎮める祈りを捧げます。家の人はそのお礼として、家で作った「魂のケーキ(soulcake)」を差し出すのが習わしでした。

 

キリスト教徒は訪問先で「死者の魂を沈めるので、魂のケーキをください」と言ってから祈りを捧げます。それが転じて「ケーキをくれなきゃ、悪い事が起こりますよ」となり、「お菓子をくれなきゃ、イタズラしちゃうぞ!」という形になったのです。

 

あるいはキリスト教徒が出てこない、次のような由来もあります。各家庭では、亡くなった人が天国へ行けるよう「ソウルケーキ」を用意してから祈りを捧げました。このソウルケーキがないと死者の魂は成仏できず、こちらの世界をさまよう事になります。

 

そこから霊の立場として「ケーキをもらえないと天国に行けないよ!」となり、「トリック・オア・トリート!」につながったと言われています。いずれにせよ死者の霊があちらの世界へ行くためには、何らかのほどこしが必要というわけですね。

 

沖縄の旧盆ではウークイの日(旧盆最終日)にご先祖様を送り出す際、ご先祖様が好きだった物を風呂敷などで包んで外に置きますが、それと似ているかもしれませんね。

 

ハロウィン用お菓子

マルキヨ製菓はハロウィン用のお菓子として

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「パンプキンマフィン」や

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「パンプキンパイ」を期間限定で販売中です。1年のうちで今だけ、これらのお菓子を食べる事ができます。店頭で見かけたら是非、お買い求め下さい。

 

この「ハロウィン」が終わって11月になると特に大きな行事はありません。ですが、マルキヨ製菓三大忙しい行事の1つ「ムーチー」の準備をする事になります。沖縄の行事を支え続けるマルキヨ製菓を今後ともよろしくお願いします。

 

今回はこの辺で。

 

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