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月送り

2025年08月22日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。朝からザーザー雨が降ったりやんだりの沖縄。沖縄がどんな天気でも、明日の甲子園決勝戦は精一杯応援したいですね。

 

さて、今日は8月22日ですが、旧暦だと閏(うるう)6月29日。明日からは旧暦7月となります。旧暦で盆を行う沖縄ですが、旧暦7月13日から15日までがその期間となっています。

 

今年(2025年)の旧盆は新暦で9月4日から6日となっています。なので、沖縄はこれからお盆の準備が始まることになります。

 

沖縄の盆は旧暦7月で行うのですが、本土のお盆は8月に行いますよね。日本がまだ新暦を採用する前、いわゆる日本全国が旧暦を使っていた時代、お盆は7月に行っていました。

 

新暦が採用されてからは新暦7月でお盆を行おうとしたようですが、少しずつ新暦8月でお盆を行うようになりました。その理由はどこにあるでしょうか? 今回のブログはそんなお話となります。

 

バックナンバー

釈迦の弟子の1人、目連は飢えと渇きで苦しむ餓鬼道へ墜ちた母親を救うために奮闘していました。釈迦のアドバイスにしたがい、多くの人にも施しを与える事で、母親を苦しみから救うことが出来ました。

⇒【身内以外にも施しを与える

 

「お盆」の「盆」という字は、「逆さ吊り」を意味するサンスクリット語「ウラバンナ」に対する当て字「盂蘭盆(うらぼん)」からきています。また、日本でお盆が行われたのは、今から1400年以上も前のことです。

⇒【1400年以上続く行事

 

線香をあげる理由は、仏教において香りは故人の食べ物であるという認識からです。また、沖縄独特の平たい線香「ヒラウコー(平御香)」は、その煙によって故人と繋がりを持てると言われています。

⇒【ろうそく・線香・ヒラウコー

 

「エイサーの祖」と言われているのが「袋中上人(たいちゅうしょうにん)」と呼ばれる人物。福島県出身の彼は、琉球発展のためにも尽力しました。

⇒【エイサーだけではない袋中上人の功績

 

エイサーを踊る集団でひときわ目立つ「チョンダラー」。漢字で「京太郎」と書く「チョンダラー」は人を笑わせる滑稽な動きとは裏腹に、相当な実力者が演じるのです。

⇒【エイサーとチョンダラー

 

沖縄のエイサーに比べると、本土の盆踊りはゆったり踊るイメージがあるかと思います。しかし、「盆踊り」の起源である「踊り念仏」は、エイサー以上に激しい動きで踊っていました。

⇒【「エイサー」より激しく踊る「盆踊り」?

 

お盆の時期、子どもにあげるお小遣い「お盆玉」。まだまだ認知度が低い風習ですが、この風習はいつ頃始まったのでしょうか? 最近は電子マネーで送金することもあるようです。

⇒【お盆玉もキャッシュレスの時代

 

旧暦7月のお盆と、新暦8月のお盆

まずは旧盆の日程を確認しておきましょう。

 

新暦9月4日(木)[旧暦7月13日](月):ウンケー

新暦9月5日(金)[旧暦7月14日](火):ナカビ

新暦9月6日(土)[旧暦7月15日](水):ウークイ

 

本土では新暦8月13日から15日で盆を行い、16日が盆明けとなります。今年もそうですが、例年だと旧盆の方が新暦のお盆より後に来る事が多いです。ただ、必ずしもそうではありません。

 

今年、もし閏月(ユンヂチ)が1ヶ月以上遅れてやってくれば、旧盆の方が新暦のお盆より先に来ていました。このように、旧盆は毎年新暦の同じ日に来るわけではありません。

 

新暦での日程が定まらないのは不便に感じるかもしれませんが、沖縄はずっと旧暦でお盆をやってきたので、ある意味慣れていると言えるでしょう。

 

しかし、よくよく考えると、旧暦だと7月に行うお盆ですが、新暦だと8月に行いますよね(地域によって時期が異なる場合もあります)。何故、旧暦と新暦で1ヶ月の違いがあるのでしょうか?

 

その理由は主に2つあります。まず、1つめの理由「月送り」についてお話ししましょう。「月送り」とは、旧暦で行っていた行事を新暦で行う場合、あえて行う日を1ヶ月遅らせることです。

 

お盆の場合、旧暦の時は7月で行っていたので、新暦の時は1ヶ月遅らせて8月に行うというわけです。これは、行事の時期を旧暦で行っていた頃の季節感に近づけるためです。もう少し詳しく見ていきましょう。

 

御存知の通り、沖縄は旧暦で行う行事が非常に多いです。しかし、普段の生活は新暦で動いています。新暦が日本で採用されたのは今から約150年前、明治時代の初期の頃です。それ以前は、日本全土で旧暦が使用されていました。

 

当然、旧暦が使用されていた頃の日本において、お盆を行うのは旧暦7月です。明治6年に新暦が採用されると、今度は新暦の7月でお盆が行われるようになります。ところが、旧暦で行っていた頃のお盆と、どうも季節感が合わない。

 

それもそのはず。旧暦と新暦では、おおむね1ヶ月程度のズレが生じるからです。お盆初日にあたる7月13日ですが、今年(2025年)の場合、新暦7月13日は旧暦で6月19日でした。旧暦の世界だとお盆はまだまだ先に来るはずなのです。

 

このように、旧暦から新暦に変わった当初、新暦の7月は旧暦の7月とは時期的・季節感的なものがズレており、日本各地で混乱が起こりました。そこで、旧暦で行っていたお盆に合わせる形で、新暦でのお盆は7月から8月にやろうという声があがったのです。

 

そうすれば、これまで行っていたお盆と近い時期にご先祖様を迎え入れられます。この「新暦8月に盆を行う」は、日本の多くの地域で受け入れられました。

 

頑(かたく)なに旧暦で行事を行ってきた沖縄は、今も旧暦7月でお盆を行います。しかし、日本全国の多くは新暦8月でお盆を行います。ただ、新暦7月でお盆を行う地域もありますので、必ずしも全ての地域が「月送り」を採用しているわけではありません。

 

終戦記念日

旧暦だと7月に行うお盆を、新暦だと8月に行う理由2つ目は「終戦記念日」にあります。日本は太平洋戦争で多くの犠牲者を出しました。そこで、8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と閣議決定し(1982年)、「終戦記念日」が設定されています。

 

新暦8月15日は戦没者に弔う日。そして、新暦で行うお盆の最終日でもあります。身内に戦争で亡くなった方がいれば、こちらの世界に降りてきているはず。「終戦記念日」ということで手を合わせ、お盆という事でこちらの世界でおもてなしをするわけです。

 

新暦8月15日(終戦記念日)とお盆を重ねる事は、こちらに来ている戦没者を直接弔うことが出来るため、「ちょうどいいタイミング」というわけなのです。

 

というわけで、旧暦7月で行っていたお盆を新暦8月で行う主な理由は2つ。1つは旧暦で行っていたお盆の時期に合わせるための「月送り」、そしてもう1つは「戦没者の慰霊のため」です。

 

今年(2025年)はユンヂチがあったため、終戦記念日のだいぶ後にお盆が来ることになっています。ユンヂチがなければ、終戦記念日とお盆は近い日に来ていましたが、これもまた沖縄らしいと言えるでしょう。

 

現在、マルキヨ製菓は旧盆に向け

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お供え用のお餅や

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お菓子を作るべく、スタッフ一同フル回転で頑張っています。今年の旧盆は是非、マルキヨ製菓のお餅やお菓子をご先祖様に振る舞って下さい。

 

皆さんにとっても、ご先祖様にとっても、今年の旧盆がいい形で送れますように。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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