こどもの幸福を願い、母に感謝する日
2025年05月2日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。明日から4連休という方も多いでしょう。今日は実にいい天気。今日のような晴天が連休中も続くといいですね。
この連休中に「シーミー」を行うという方もいるでしょう。ご先祖様にお供えするお菓子をマルキヨ製菓はたくさん作っています。是非、沖縄県内各スーパーにてお買い求めください。
今日から3日後の5月5日、「こどもの日」がやってきますね。本ブログでは「こどもの日」に関連した話をしてきましたが、今回もその続きとなります。
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「節句」は年に5つあり、これを「五節句」といいます。七草粥を食べる「人日の節句」、「ひな祭り」の「上巳の節句」、「こどもの日」の「端午の節句」、七夕の「七夕の節句」、そして日本では馴染が薄い「重陽の節句」があります。
⇒【五節句】
「端午の節句」では「ちまき」を食べたりします。この風習は、かつて中国にいた政治家・屈原の死が影響しています。また、「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも呼ばれます。「しょうぶ」は「勝負」「尚武」と同じ読みで、たくましい男子をイメージさせます。
⇒【菖蒲の節句】
鯉のぼり
例年、この時期に外を歩くと、いろんな所で鯉のぼりを目にします。しかし、今年は明らかにそれを目にする機会が減っています。その要因は気温の低さではないかと思っています。
今朝も外はヒンヤリしていました。沖縄の5月といえば「もう夏」というイメージですが、今年は「寒い」と感じる日が長くなっています。この肌寒さが、例年の「こどもの日」の気候的な暖かさ・暑さと違うため、鯉のぼりを上げる行動に繋がらなかった・・・
と、勝手に思っています。ところで「こどもの日には何故、鯉のぼりを掲げる」のでしょうか? それについてお話ししたいと思います。
時は室町時代の末期。武家の間で「端午の節句の日、家紋の描かれた旗を虫干しを兼ねて飾る」という風習がありました。また、江戸時代の徳川将軍家では、男の子が生まれると三つ葉葵の家紋の旗や幟(のぼり)を掲げました。
江戸時代の中期になると、一般庶民も幟を掲げるようになります。武家は家紋を描いた幟を掲げましたが、庶民達は男児の健康や出世を願い、鯉を幟に描いて掲げました。これが鯉のぼりの起源となるのです。では、何故、鯉を描いたのでしょうか?
「登竜門」という言葉を聞いた事があるでしょうか? 例えば「この賞は若手の登竜門である」みたいな言い方をしますね。この「登竜門」に関して、次のような中国の伝承があります。
黄河の上流に「竜門」という流れの激しい場所があり、たくさんの鯉たちはそこを超えようとします。しかし、ほとんどの鯉はその激しい流れを超える事ができません。ですが、それを超える事ができた鯉は「竜になって天をも駆け上っていく」と伝わります。
その竜門を「登竜門」とよび、それを超えたら「飛躍する=出世する」事から「鯉は立身出世の象徴」になりました。それを幟に描き、家の前に掲げることで、こどもの出世を願ったというわけです。
昔は黒色で描かれた平面的な真鯉(まごい)のみでしたが、明治時代になると立体的な鯉のぼりが登場します。さらに真鯉とペアなる緋鯉(ひごい)、昭和になると家族を象徴するこどもの鯉も掲げるようになりました。
童謡「こいのぼり」の中では「小さい緋鯉(ひごい)は こどもたち」と歌われています。本来、「緋鯉」は母親を表し、こどもたちとは別の鯉です。ですが、この歌詞が書かれた当時は「緋鯉」が「こどもたち」でした。
「端午の節句」に行われた中国の風習が日本に輸入されたのは奈良時代です。一方、こどもを含めた家族の鯉のぼりが登場するのは昭和になってからです。「端午の節句」は歴史が長いですが、それに比べて「鯉のぼり」の歴史は浅いと言えるでしょう。
母に感謝する日
「こどもの日」が祝日となったのは、戦後まもない1948年。当時の「国民の祝日に関する法律」によると
こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日
とあります。この記述には「こども」とあり、「男の子」とは書かれていません。一般に「こどもの日」と言えば「男の子をお祝いする」イメージがありますが、法律上は男の子限定というわけではないのです。
ただ、多くの人は「ひな祭り」は「女の子」、「こどもの日」は「男の子」をお祝いするというイメージを持っているでしょう。
「ひな祭り」に関しては別の記事に譲るとして、「こどもの日」が「男の子をお祝いする日」というイメージを持つ理由は2つあります。
かつて、武家が鎧兜を奉納し、男子がたくましく成長する事を願う風習がありました。それが後の「こどもの日」につながった事が1つ。
そして、「桃の節句」が女の子をお祝いする行事なので、「端午の節句は男の子をお祝いする行事」と、対照的なイメージがあることです。
また、「こどもの日」に関して大事なことがもう1つ。それは「母に感謝する日」でもあることです。「こども」は母親がいてこその存在ですからね。ただ、普通「母に感謝する日」と言われて真っ先に思い浮かぶのは「母の日」でしょう。
「母の日」は「こどもの日」の直後にやってきます。今年(2025年)だと5月5日が「こどもの日」、5月11日が「母の日」となっています。どちらも「母親に感謝する日」なので、覚えておくといいでしょう。
このブログを掲載した3日後が5月5日。お子さんがいる方はこどもの健やかな成長や幸せを願い、母親に感謝しましょう。お子さんがいない方も、自分を生んでくれた母親に感謝する気持ちを持ちましょう。
「柏もち」は5月3日から販売
マルキヨ製菓は「こどもの日」用のお菓子として
「柏もち」を明日の5月3日から沖縄県内各スーパーにて販売予定です。是非、「こどもの日」はこの「柏もち」をお召し上がりください。
また、火曜金曜更新の本ブログですが、次回更新は5月5日月曜日となります。「こどもの日」当日、マルキヨ製菓の「柏もち」をブログでたっぷり紹介する予定ですので、お楽しみに。
このゴールデンウィーク期間中は是非、マルキヨ製菓のお菓子も口にしながら、充実した時間を過ごしてください。
今回はこの辺で。
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