こどもの日に柏もちを食べる理由
2025年05月5日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は5月5日「こどもの日」ですね。みなさんはゴールデンウィークを満喫しているでしょうか? マルキヨ製菓も今日はお休みで、明日の火曜日は朝からお菓子作りを頑張る予定です。
現在、マルキヨ製菓の製造した「こどもの日」用のお菓子「柏もち」を販売中です。期間限定商品となっていますので、店頭で見かけた際は是非、手にとっていただけたらと思います。
毎週火曜と金曜がブログの更新日ですが、今回は「柏もち」の魅力を「こどもの日」当日に紹介するため、火曜更新を月曜更新に変更し「柏もち」の魅力をお届けしたいと思います。
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「節句」は年に5つあり、これを「五節句」といいます。七草粥を食べる「人日の節句」、「ひな祭り」の「上巳の節句」、「こどもの日」の「端午の節句」、七夕の「七夕の節句」、そして日本では馴染が薄い「重陽の節句」があります。
⇒【五節句】
「端午の節句」では「ちまき」を食べたりします。この風習は、かつて中国にいた政治家・屈原の死が影響しています。また、「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも呼ばれます。「しょうぶ」は「勝負」「尚武」と同じ読みで、たくましい男子をイメージさせます。
⇒【菖蒲の節句】
江戸時代、民衆の間では「端午の節句」の日、幟(のぼり)に鯉を描いて掲げるようになりました。また、「国民の祝日に関する法律」によれば、「こどもの日」は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」です。
「端午の節句」に「柏もち」を食べる理由
「端午の節句」で食べるものといえば「ちまき」や「柏もち」があります。「ちまき」を食べる理由は前回紹介しましたので、今回は「柏もち」を食べる理由をお話ししましょう。
「柏(かしわ)もち」とは、その名の通り「柏の葉っぱで包んだお餅」のことです。柏は北海道から九州まで広く分布し、大きな葉っぱが特徴の落葉樹です。一般的に落葉樹は秋に葉っぱが落ち、春になると新しい葉が生えてくる樹木です。
柏は落葉樹なのですが、秋どころか冬になっても葉っぱが落ちることがありません。葉は枝に残り続け、それが落ちるのは春先に新芽が出てくる時。新芽に押し出されるような形で、古い葉っぱが落ちるのです。
その独特な特徴から、日本では「神の宿る木」とも言われ、縁起の良い木と認知されています。「新芽が生えてから、古い葉っぱが落ちる」という特徴は「こどもが生まれるまで親が死ぬ事はない」と解釈されるようになりました。
かつて餅は贅沢な和菓子の1つでした。お祝い事で食べたり、法事で出すことによって故人を偲びました。その贅沢な和菓子・お餅を柏の葉っぱで包んだ「柏もち」は、まさに縁起物というわけです。
「柏」は子孫繁栄を象徴する植物として、今でも重宝されています。その葉っぱで包まれた餅には「子孫繁栄」を願い、子どもに「次の代まで元気に生き続けて欲しい」という親の気持ちが込められているのです。
「端午の節句」に「柏もち」を食べた子どもは「将来その子のこどもが生まれるまで死ぬことはない」とされ、子孫繁栄を象徴する食べ物として人気を博しました。
これで「端午の節句に柏もちを食べる理由」がわかりましたね。では、2025年バージョンの「柏もち」に手を伸ばしましょう。
柏もち
マルキヨ製菓の製造している「柏もち」は
3個入(写真左)と5個入(写真右)の2種類があります。ガチマヤー(食いしん坊)の私は
5個入の方を紹介したいと思います。もちろん1人で5個全てを食べますよ。開封する前に
ラベルをチェック。1個あたり124キロカロリーなので、5個全て食べても620キロカロリー。余裕で5個食べられますね。それでは、開封してみましょう。
5個入の「柏もち」登場です。特に目立った香りなどはありません。
この緑の葉っぱが柏です。全て柏の葉っぱに包まれているのがわかりますね。とりあえずこの中から
1個を取り出します。柏の葉っぱは残念ながら食べることができませんので
丁寧に餅から取り外しましょう。餅にくっついて取りにくいですが、親指の腹を使い餅をこすり取るように少しずつはがすと
綺麗にはがせますよ。
食べる前に包丁で半分こし、中身をチェック。中にはあんこが入っているのがわかりますね。
あんこジョーグーの私としては、この見た目だけでヨダレが出ちゃいます。さぁ、あんこチェックも終わったのでいただきましょう。
粘り気のある柔らかめの生地は、マルキヨ製菓の他の餅に比べると薄い方。その生地が口の中で広がると美味しいあんこも同時に口の中に広がり、その甘さ・美味しさで笑みがこぼれます。生地とあんこのフュージョンが実に美味しいお餅です。
ちなみに、こちらの「あんこ」は「つぶあん」ではなく「こしあん」となっていますよ。あんこ好きなら、ひとめでわかるこの違い。個人的には「つぶあん」も「こしあん」も分け隔てなく、どちらも大好きです。
あっという間に1個食べたので、次の1個にも手を伸ばします。柏の葉っぱを取るのがややめんどくさいものの、これは縁起物。丁寧にはがして、美味しいお餅を召し上がって下さい。
とりあえず3個を一気に食べ、残り2個は昼ご飯のあとに食べたいと思います。美味しい「柏もち」3個を食べたところで、ごちそうさまです。
お餅はあまり保存が効きませんので、購入後は早めにお召し上がり下さい。慌てて食べるとノドに詰まって危険ですので、ゆっくりよく噛んで食べる事を意識しましょう。
マルキヨ製菓の「柏もち」は「こどもの日」期間限定の商品。ここを逃すと、次に食べられるのは1年後となりますので、店頭で見かけたら迷わず手にとって下さい。そして、美味しい「柏もち」を味わっていただけたらと思います。
昨日、「シーミー」をしている方をたくさん見かけました。今日明日で、この「シーミー」の行事も終わりを迎えることと思います。マルキヨ製菓はご先祖様にお供えするお菓子もたくさん作っていますので、そちらの方もよろしくお願いします。
沖縄の行事を支えるマルキヨ製菓。ゴールデンウィーク期間中はもちろん、ゴールデンウィーク明けもよろしくお願いします。
今回はこの辺で。
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