お彼岸
2016年09月22日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今週は公休日が2日もあり、ゆっくりしている方も多いと思います。個人的にはずっと仕事で、ちょっとくたびれモードに入っているところ。
今月は【シバサシ】、【十五夜】に続き、3つ目の行事「お彼岸」にも突入しています。まずは、去年のこの時期のブログから、お彼岸について今一度、お勉強しておきましょう。
~ 去年のブログより抜粋 ~
まず「お彼岸」は、年に2回あります。春に行う「春彼岸」と、秋に行う「秋彼岸」です。もう少しくわしく言いますと、春分の日である3月21日を中日(なかび)として、前後3日ずつに行う行事が「春彼岸」。9月22日(例年は9月23日となる場合が多い)の秋分の日を中日とした前後1週間が「秋彼岸」となります。
「春分」や「秋分」は、二十四節気(にじゅうしせっき)の1つです。二十四節気とは「1年を24等分し、その分割点に季節を表す名前をつけたもの」です。1年を元にしているため、基準は太陽。すなわち我々が普段接している新暦の方で行う行事なんですね。ちなみに「清明(シーミー)」も二十四節気の1つなんですよ。
次に「お彼岸の由来」について。「お彼岸」は仏事(ぶつじ)、すなわち仏教行事の1つになります。まず「彼岸という言葉」についてですが、これはサンスクリット語(古代の東南アジアで使われていた言語)の「パーラーミター(波羅密多)」を漢訳した「至彼岸」に由来します。「パーラーミター」は「パーラム」(彼岸に)と「イタ」(至った)の混成語です。
「此岸(しがん)」という煩悩と迷いの世界があり、修行を重ねる事により「彼岸(ひがん)」という悟りの世界の境地へ達する事が出来る…
それが「パーラーミター」なのです。これを漢訳したのが「至彼岸(=彼岸の境地へ達する)」。「至彼岸」をさらに略して「彼岸」という言葉が日本では広まったのです。「彼岸」とは「悟りの境地に達した世界」という意味なんですね。
また「彼岸の時期」についてですが、昼と夜の長さが同じになる「春分」と「秋分」の日を中日とする前後3日間、この時期に仏様の供養をする事で、極楽浄土へ行く事が出来ると考えられているのですが、それにも理由があります。
仏教では彼岸(悟りの境地に達した世界)は西に、此岸(煩悩や迷いの世界・我々が普段いる世界)は東にあるとされています。春分・秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈む日。この日は彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられ、先祖供養をするには最適な日となるのです。
「お彼岸の期間」の中でも「春分」「秋分」の日は、先祖に感謝する日。前後3日ずつの計6日間は、6つの徳である「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を1日1つずつ修める日とされているそうです。そして、この時期に行う仏事を特に「彼岸会(ひがんえ)」と言うのです。
さらに面白い事に「お彼岸は仏事である」にもかかわらず、インドを始めとする仏教国において、一般の人はこの行事を行わないんです。それは何故でしょうか?
「彼岸」は、その言葉と共に中国から日本へ伝わりました。日本は古来からある「神道」に加え、お釈迦様の教えを説いた仏教も受け入れてきた歴史があります。「彼岸」は「日願」とも表し、太陽の神を信仰する「神道」と結びついて「日本におけるお彼岸」という行事が生まれた… というのが1つの説です。
さらには「春の種まき」「秋の収穫」など自然に対する感謝・祈願も、ご先祖様に感謝・祈願する事に結びつき、日本では大事な行事の1つになっていったと言われています。
仏事なのに「彼岸は、日本独特の行事」というのも不思議な話ですね。自分なりに「彼岸」をまとめてみますと…
・春分の日、秋分の日は「ご先祖様に感謝する日」
・その前後3日ずつは「彼岸」という悟りの境地へ達するため、徳を積む期間
・日本の神道や自然に対する感謝なども含めた、日本独特の行事である
といった感じでしょうか。奥が深い「彼岸」についてのお話でした。
~ 以上、去年のブログより抜粋 ~
例年は9月23日が「秋分の日」となる事が多いのですが、今年は9月22日。2012年から2044年までは、オリンピックイヤー、つまり4の倍数の西暦の時には9月22日が秋分の日になります。という事で、次に9月22日が秋分の日となるのは、東京オリンピックの時です。
マルキヨ製菓では、彼岸用お菓子として
【レモンケーキ】
【紅白かるかん】
【コンペン】
【マドレーヌ】
【チョコマドレーヌ】
【紅芋パイ】
【蒸しまんじゅう】
【焼きまんじゅう】
そして、おもち各種を用意しています。
県内各スーパーにて、お彼岸のコーナーがあると思います。そちらで、マルキヨ製菓のお菓子をたくさん目にすると思いますので、チェックして下さい。
さて、今日も朝から忙しくしております。ちょっと疲れ気味ですが、仕事だけはきっちりこなしますよ。
今日はこの辺で。
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