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一日一徳

2023年03月17日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。昨日今日と最高気温は24~25度まで上がり、非常に暖かさを感じる沖縄です。気がつけば3月も半分を折り返していました。年度末の作業が少しわずらわしい時期ですね。

 

この時期は常に行事に追われているマルキヨ製菓。まず目の前に迫っているのが「春彼岸」です。明日の土曜日から彼岸入り。21日(火曜日)の春分の日が、この行事のメインとなる日です。

 

ちなみに21日は現在行われているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)において、日本が登場する準決勝戦が行われます。昨夜のイタリア戦でも見事な快勝を見せた侍JAPAN。是非、優勝して世界一の称号を取り戻して欲しいですね。

 

マルキヨ製菓は沖縄の行事を支えるために頑張りたいと思います。今日は「お彼岸」に関して、明日から徳を積む日というお話をしましょう。

 

バックナンバー

お彼岸用お菓子として「黄金シークヮーサーまんじゅう」を紹介。沖縄県産の黄金シークヮーサーで作られた「あん」は絶品。1度食べれば、ハマる事間違い無しです。これをお供えすれば、ご先祖様もきっと満足するでしょう。

⇒【絶品「黄金シークヮーサーまんじゅう」

 

「彼岸」は悟りの境地を開いた仏の世界を指す言葉で、亡くなったご先祖様達がいるとされる場所。それに対し、我々の住む世界は「此岸(しがん)」といい、煩悩と迷いの渦巻く世界です。春分の日は、その2つの世界が最もつながりやすい日です。

⇒【お彼岸

 

一日一徳

お彼岸の日にご先祖様に手を合わせるのは仏教行事の1つで、特に「彼岸会(ひがんえ)」と言います。春分の日を中心とした「春彼岸」、秋分の日を中心とした「秋彼岸」がありますので、「彼岸会」は年に2回ある事になります。

 

2023年「春分の日」は3月21日(火)です。その前後3日ずつは「3月18・19・20日」と「3月22・23・24日」となりますが、実はこの6日には「やるべき事」があるのです。

 

それは一日一徳、合計六つの徳を修めることです。この六日で六つの徳を修めるために修行する事は「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と言われています。

 

その6つの徳とは「布施」「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」で、それぞれ次のような意味になります。

 

布施:完全な恵みを施すこと

持戒:自らを戒めること

精進:不断の努力を行うこと

忍辱:堪え忍ぶこと

禅定:冷静に自分自身を見つめること

智慧:仏教の究極目的である悟りの境地に達すること

 

1日1つずつ、これらの徳をつむために修行する「六波羅蜜」。修行といっても、険しい山を登ったり、長い道のりを重い物を持って歩いたりするわけではありません。

 

例えば「持戒」なら、自分を戒める事を意識しながらその日を過ごせばよいのです。なので、我々もそれぐらいなら出来そうですよね。

 

お彼岸の期間はご先祖様に手を合わせるのはもちろんですが、自らもこれら六つの徳を積むために意識しながら過ごします。そうする事で、少しでも悟りの境地、いわゆるご先祖様達のいる「彼岸」の世界へ近づく事が出来るのです。

 

春分の日は昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなり、そういう日はご先祖様達のいる「彼岸」の世界と、我々のいる「此岸(しがん)」の世界が通じやすい日でした。此岸にいる者は自分自身が徳を積む事で、より「彼岸」の世界と通じやすくなるのです。

 

あちらの世界にいるご先祖様に手を合わせるだけでなく、自らも悟りの境地へ達するために徳を積む。それが「お彼岸」なのです。

 

お彼岸に墓参りするのは日本だけ

「お彼岸」は仏事(仏教行事)の1つです。仏教の発祥国はインドですが、いつ頃「お彼岸」の風習は日本へ伝わったのでしょうか?

 

平安時代初期に書かれた『日本後紀』(にほんこうき)という資料には「延暦25年(西暦806年)、早良親王(※謀反の疑いで死去)のために、春分・秋分を中心とした7日間、お経を転読させた」という記述があります。

 

今から1000年以上も前の資料ですが、これが日本における最古の彼岸の記録と言われています。こんなに古くから「お彼岸」があったのは驚きですね。

 

「お彼岸」は長い歴史を持ち、伝統のある行事なのですが、何故か仏教発祥国であるインドでは「春分の日にご先祖様のお墓参りをする」という風習はありません。この行事は日本独特のものなのです。

 

「彼岸」はその言葉と共に、中国から日本へと伝わってきました。その後、お釈迦様の教えを説いた仏教と、日本人が古来より信仰している「神道」とが結びつきます。

 

一説には「彼岸」を「日願」と表す事もあり、太陽の神を信仰する「神道」とつながる事で「日本におけるお彼岸」という行事が生まれたとも言われています。

 

特に日本では「春の豊作祈願」「秋の収穫に感謝」というように、自然に対する祈願・感謝を、ご先祖様に対する祈願・感謝と結びつける事がよくあります。その事も日本における「彼岸」と深く関わっているようです。

 

仏事である「彼岸」は、「神道」や「自然崇拝」と結びつき、日本独特の行事となったというわけです。ちなみに、国民の祝日に関する法律では

 

春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ。

秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。

 

と定められています。自然に感謝する事と、先祖を敬う事が規定されているのです。覚えておくといいでしょう。

 

彼岸まとめ

「彼岸」についてまとめると、次のようになります。

 

・春分の日、秋分の日は「ご先祖様に手を合わせ、感謝する日」

・その前後3日ずつは一日一徳、合計6つの徳を積む日

・日本の神道や自然に対する感謝なども含めた、日本独特の行事

・沖縄では「もうすぐシーミーがやってきますよ」と、ご先祖様に報告する

 

というわけで明日からは、自然をいつくしみ、ご先祖様に感謝し、自らも徳を積む事を意識し、ご先祖様に「そろそろシーミーですね」とお伝えしましょう。

 

すでに沖縄県内各スーパーでは、マルキヨ製菓の

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お彼岸用お菓子が販売中です。お供え用お菓子としてだけでなく、3時のおやつとしてもオススメなので、この期間に是非、ご賞味下さい。

 

すでにマルキヨ製菓は次の行事「シーミー」に向け、準備中です。沖縄の行事を支えるマルキヨ製菓のお菓子たちをよろしくお願いします。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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