スタッフブログ

旧盆:ウチカビ

2020年08月27日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。最近は天気の悪い日が続きます。昨日、小雨がパラつくなか外を歩いていたら、突然のどしゃぶり。傘をさすも、その勢いは激しさを増し、全身ビショ濡れになりました。

 

万が一と思っていた替えの服も全て濡れて「なんだかなぁ」という感じでした。今日も天気悪そうなので、どしゃぶりの雨の中を外出する事だけは避けたいと思います。

 

先日、無事に【旧の七夕】が終わりました。この行事は旧盆前の準備という意味合いもあるため、もちろん次にやってくるのは大行事「旧盆」です。

 

「旧盆で燃やすあの世のお金」と言えば・・・ ウチカビですよね。今回はウチカビについてお話ししてみようと思います。

 

グソーのジン(あの世のお金)

 

旧盆の最終日「ウークイ」。こちらの世界に来ていたウヤファーフジ(ご先祖様)は、日が落ちるとグソー(あの世)へと戻っていきます。こちら側の人間がウヤファーフジを送り出す時に

8082301この「ウチカビ」を燃やすのです。ウチカビを燃やす風習は中国由来であり、「燃やして使えるあの世のお金」だから燃やすのです。

8082302

「紙銭」と書いているのが見えます。ウチナーグチ(沖縄の言葉)で「紙」は「カビ」、「お金・銭」は「ジン」と言いますので、「紙銭」と書いて「カビジン」とも読みます。燃えやすいよう、紙や藁で出来ているのがポイントです。

 

我々こちら側の人間からすると「燃えやすいお金」はとんでもない事ですが、あちら側の人間からすると、とても都合がよいのです。




古代中国では「この世にある物を燃やせば、あの世でも使えるようになる」という考えがあり、今でもその考えは受け継がれています。それゆえ、お金も燃やす事であの世で使えるようになるというわけなのです。

 

この「お金を燃やす風習」は、日本だと旧暦で盆を行う沖縄や奄美の一部地域で見られます。国外だと中国や台湾、韓国、ベトナムなどでも「お金を燃やす風習」が今でも残っています。

私の敬愛する賀数仁然さんのyoutubeチャンネルでは、色々な国のウチカビを紹介していますので、是非、チェックしてみて下さい。台湾のウチカビは金箔が貼られていたり、中国のウチカビは大きかったり、国によって違いがあるので面白いですよ。

 

ウチカビはワラ等を材料にして、燃えやすいように出来ています。仁然さんのチャンネルでは稲作文化のある所は、そういうウチカビを作るそうです。

 

銭を型どったデザインも沖縄の人にとってはお馴染み。韓国のウチカビも、これと似たようなものがあります。沖縄では来週の水曜日がウークイなので、その日は各家庭で多くのウチカビが燃やされる事でしょう。

 

ウチカビは中国由来

 

先に述べた通り、ウチカビを燃やす風習は中国から伝来した物。琉球へは14世紀以降、多くの中国人が入ってきて、那覇の久米という所へ住みました。彼らを通して中国の文化・風習が沖縄にも入ってきますが、その1つに「紙銭を燃やす」というのがあったのです。

 

当初久米村の士族の間で行われていたこの風習は、やがて首里の士族へと広まっていきます。士族に関する内容を記述した「四本堂家礼」(1726年著)という資料には、「シーミー(清明)の時に、ウチカビを燃やした」という記述があります。

 

「四本堂家礼」が書かれた18世紀前半の時点では、まだ「紙銭を燃やす」という風習は士族までで、一般の市民には伝わっていなかったようです。一般市民がそれを行うのは、明治以降になります。

 

価値

 

あの世のお金「ウチカビ」。我々が普段使うレート「円」に換算すると、どれぐらいの価値があるのでしょうか?

8082301写真は5パック入ったウチカビの束ですが

90815011パックには20束入っています。

9081502

さらに1束5枚のウチカビが入っていたので、5パックで500枚のウチカビが入っている計算になります。

 

ウチカビ1枚につきあの世で1億円の価値があるとも言われているため、5パックの中にあるウチカビで、何と500億円! という計算を去年したのですが、仁然さんのウチカビ講座を聴いて、その計算に誤りがある事に気づきました。

 

5枚1束が1回分のお金のようで、その価値「5万ぐゎん」。「ぐゎん」=「貫(かん)」で、これは銀と銅の重さを基準に決められた単位です。現代の価値にしますと(計算の仕方はいくつかあるそうですが)、仁然さんの計算によれば「1貫」は約1500円ですから・・・

 

5万貫は7500万円となります。1人1束燃やすと7500万円をグソーに送金している事になるわけです。集まった親戚の数だけ燃やしますから、例えば6人で6束が燃やせば、4億5000万円をご先祖様に送金した事になります。

 

仁然さん曰く、沖縄県民140万人が一人一束燃やせば、日本の国家予算を超えるそうです。面白い計算ですね。

 

徳を積む

 

これも仁然さんの動画で述べていた事ですが、ウチカビを燃やす事は、もちろんご先祖様にお金を渡す事になるのですが、さらに「自分自身の徳を積む」という行為でもあるとのこと。

 

人はいずれグソーへと旅立ちます。自分が送金したお金は、いつか自分でも使えるようになるそうで、ウチカビを燃やす行為は「未来の自分のために貯金」している事と同じなのです。勉強になりますね。

 

火災報知器には気をつけて

 

ウチカビを燃やして、火災報知器が反応してしまった。たまに耳にする話なので、ウチカビを燃やす際は、そこら辺うまくやっていきましょう。

 

現在、マルキヨ製菓は全力でお供え用お菓子を製造中です。新しい台風の進路が旧盆中、沖縄にやってこない事を祈って、スタッフ一同頑張っています。

 

県内各スーパーでは旧盆コーナーが設置されている所も多いです。マルキヨ製菓のお菓子を見かけたら

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是非、手に取って下さいね。来週お盆明け、木曜日・金曜日はマルキヨ製菓の休業日となっていますので、よろしくお願いします。

 

次のブログ更新はお盆初日のウンケー。マルキヨ製菓が自信を持っている「お餅」の紹介をしたいと思います。

 

来週、皆さんがよいお盆を迎えられますように。

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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