【旧盆特集⑦】 お盆玉
2018年08月22日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。3日連続のブログ更新となりますが、その理由はいよいよ明日から旧盆に突入するからです。
明日はウンケーということで、ウヤファーフジ(ご先祖様)がこの世に帰ってくる日。準備は万端でしょうか?
お供え用お菓子で迷っている方は、こちらも参照して下さい。
⇒【 【旧盆特集⑥】 お供え用お菓子 】
今月は旧盆特集を組んでいますが、今回で特集の7回目。今回は今はやりの(?)「お盆玉」について、いろいろな数字と共にお話ししますよ。
皆さんは「お盆玉」という言葉をご存じです? どうも沖縄の人には、今ひとつ馴染みがなさそうなのですが、ここ数年は全国的にその知名度が上がっています。
いわゆるお盆で里帰りした孫達にあげる「お年玉」のようなもの、それが「お盆玉」です。
その発祥は江戸時代、お盆の時期に奉公人に衣類などを渡す習慣があった事にまでさかのぼります。昭和初期になる頃には、子どもへお小遣いをあげる風習に変わっていったそうです。
今から8年前の2010年、山梨県にある会社マルアイが「お盆玉」のポチ袋を製作し、販売を開始。マルアイは「お盆玉」の商標登録もしています。
そして今から4年前の2014年7月、日本郵便は「お盆玉を入れるためのポチ袋」の販売を開始したことで、その認識は一気に広まったようです。
どれだけの子供たちが「お盆玉」をもらっているのか? そして、どれぐらいの金額をもらっているのか? お金をあげる側としては、そこら辺気になりますよね。
この事に関する記事がありましたので、紹介してみましょう。
三井住友カードによる「お盆玉に関する意識調査」によれば、「お盆玉」をもらう小学生の割合は何と約37%で、その数値は3人に1人を超えています。そしてもらっている平均金額は……
9345円!
あまり「お盆玉」が浸透しているように思えない沖縄県民からすれば、もらってる小学生の割合」「金額」共に「高い!」と思ったのではないでしょうか? それとも「そんなもんだろう」と思いましたか?
ちなみに、私の周りは「お盆玉」を「もらう人」も「あげてる人」もいません。
ちなみに「お盆玉」を「現金」でもらうのは約80%。残り20%は、おもちゃであったりお洋服であったりだそうです。さらに、どれだけの金額をもらうのかについては
約47%:1000円 ~ 5000円
約24%:5000円 ~ 1万円
約17%:1万円以上
約12%:500円~1000円
となっており、その平均額が9345円となります。比較として、お年玉は
約33%:2万円以上
約32%:1万円~2万円
約26%:5000円~1万円
約8%:1000円~5000円
約1%:500円~1000円
となっており、平均総額は2万1960円とのことです。なんか、たくさんもらってますね。笑
ちなみに「お盆玉」の使い道について、親に対するアンケートの答えは
56%:貯金
3%:おもちゃ・ゲーム
であるのに対し、子どもに対する同じ質問の答えは
65%:おもちゃ・ゲーム
10%:貯金
となっています。親と子では、あからさまに使い道に対する逆転現象が見られます。面白いですね。
これらのデータを見て、沖縄県民はどのように感じたでしょうか?
「うちは、毎年あげてるよ」
「そんなものがあるんだな。よし、今年はお盆玉をあげてみるか」
と思った人もいれば
「このブログは見なかった事にしよう」
と、「お盆玉」の存在を知らなかった事にする人もいるかもしれませんね。
「お盆玉」は、やはり子どもが喜ぶのは間違いありませんので、これをきっかけに孫や子供たちとよいコミュニケーションをとるのもアリかなと思います。
旧盆特集のブログは、今週中にあと1回更新します。そして、来週はお休みさせていただきますので、よろしくお願いします。
さぁ、今日も一日中超忙しいマルキヨ製菓です! 沖縄県民がいい旧盆を迎えられるよう、誠実に頑張るのみです!
今回はこの辺で。
Dee沖縄さんによる「マルキヨ製菓工場見学」の記事はこちらです。
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