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【旧盆特集③】 エイサー

2018年08月13日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。台風の影響で風の強い日曜日でしたが、雨はさほど降らず、涼しい1日となりました。今日もちょっと風が強いかなという感じですが、非常にいい天気です。

 

今月は旧盆がやってくるということで、8月は旧盆特集を組んでブログを書き綴っています。

 

さて、「旧盆」と言えば何をイメージしますか? 「エイサー」と答える人、けっこう多いと思います。

 

というわけで、今回は「エイサー」について、過去ブログの内容より加筆修正してお送りいたします。

 

~~~~~過去ブログより~~~~~~

 

沖縄で「旧盆」の時期、県内各地で披露されるのが「エイサー」です。沖縄では「盆踊り」よりもメジャーな踊りです。沖縄本島と奄美を含む周辺地域で行われる踊りですが、各地域の青年会によって踊りの型は様々。

 

旧暦の7月15日、ウークイで先祖を送りだした後、三線(サンシン・三味線の事)や太鼓(パーランクー等)を持ったニーセーター(青年たち)が行列をなし、各家々を回り練り歩きます(道ジュネー)。

 

家々ではご先祖様の霊をお送りし、家族の繁栄・無病息災等を祈ってジウテー(地謡・唄い手やサンシン弾きの事)の唄に合わせて踊ります。沖縄の夏を彩る風物詩であり、今ではお盆の時期はもちろん、1年を通して色々な場面で年中披露されるまでになりました。

 

小中学校の運動会や学芸発表会などで、必ずといっていい程披露される「エイサー」。沖縄県民なら「1度は踊った事がある」と言われています。

 

その「エイサー」という呼び名については、大きく2つの説が唱えられています。

 

1つは念仏歌の中に出てくる囃(はや)し言葉という説。エイサーも元々は念仏踊りですから、浄土宗系の念仏歌に挟まれる囃(はや)し言葉の一つ「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」から「エイサー」と呼ばれるようになったと言われています。

 

「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」。これは現代エイサーでも歌われますが、元々は念仏歌の囃し言葉の1つだったのです。

 

もう1つ、16世紀以前、琉球に存在した集団で踊る「ゑさおもろ(エサオモロ)」という舞踊がありり、その言葉から「エイサー」という単語が生まれたという説があります。

 

「エイサー」。果たして念仏踊りの囃し言葉からきたのか、琉球における集団舞踊「ゑさおもろ」かきたのか、はたまたその両方がからんでいるのか……どちらなんでしょう?

 

次に「エイサー」の「踊り」の起源ですが、こちらもいくつかの説があります。今述べた、集団舞踊の「ゑさおもろ」こそが、「エイサー踊り」の最初の起源だとする説(確定した説ではありません)がまず1つ。

 

ちなみに「ゑさおもろ」は、琉球王国の資料「おもろさうし」に出てくる言葉です。しかし沖縄本土に広まったという点では、次の説が有力とされています。

 

1603年、現在の福島県いわき市出身の袋中上人(たいちゅうしょうにん)という浄土宗の僧が、明(今の中国)を目指す途中で琉球に辿り着きました。

 

念仏を広めるため、彼の出身である東北地方のジャンガラ踊りに経文(きょうもん)をつけ、「念仏踊り」として琉球に広めていったそうです。

 

その経文の1つが親への孝行を解く「継母念仏(ママウヤニンブチ)」であり、これがエイサーの起源の有力な説だと言われています。

 

首里王府が著した「琉球国由来記」によれば、「袋中上人(たいちゅうしょうにん)が仏教文句を俗にやわらげ、初めて那覇の人々に伝える。これが念仏の始め」という記述があります。

 

それ故、沖縄では「袋中上人(たいちゅうしょうにん)こそがエイサー踊りの始祖」だと広く言われています。

 

「盆踊り」もそうですが、「エイサー」もまた、最初は王家や貴族等身分の高い人達を中心に広まります。

 

18世紀頃は、首里士族の屋敷で念仏を唱える人を招いて先祖供養を行う風習がありました。その頃は、「門付歌(かどづけうた)」と「念仏歌」と呼ばれる歌で踊っていて、今のエイサーのようなハデさはありませんでした。

 

やがて沖縄独特の音楽などとも融合し、士族から一般民衆の間にゆっくりとそれらの風習が広がっていくことになります。

 

エイサーといえば独特な白塗りメイクと、滑稽な踊りでエイサーを盛り上げる「チョンダラー」が、ひときわ目立ちます。エイサーを琉球の人達へ実際伝えたのが、実はこのチョンダラー(京太郎)なのです。

 

袋中上人(たいちゅうしょうにん)がエイサー広報部のTOPなら、チョンダラーは現場へ赴く営業部のTOPというイメージでしょう。

 

「京都からやってきた芸能集団の太郎」という事で「京太郎(チョンダラー)」と言いますが、その正確な由来は不明だとか? そういうミステリアスな部分も、エイサーを盛り上げる要因の1つかも知れません。

 

多少、由来の違いなどはありますが、おおまかな「エイサー」の起源は今回紹介した通りです。というわけで、今回は「エイサー」のお話でした。

 

~~~~~以上、過去ブログより~~~~~~

 

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6031003写真は、お供え用お菓子の代表とも言える「かるかん」です。リーズナブルなマルキヨ製菓の「かるかん」も、よろしくお願いします。

 

昨日も外を歩いていたら、エイサーの練習をしている光景を目撃しました。来週やってくる旧盆に向け、練習にも熱が入っているようです。

 

ただ、真昼だったので、熱中症には十分気をつけて欲しいなと思いました。

 

旧盆に向け、多くの県民がそれぞれの役割を果たそうと頑張っています。ただ、私の周りには頑張り過ぎて体調を崩す人もしばしば。

 

体調管理はしっかりして、大きな行事を乗り切りましょう。そう自分に言い聞かせ、今日も1日頑張ります!

 

今回はこの辺で。

 

Dee沖縄さんによる「マルキヨ製菓工場見学」の記事はこちらです。

⇒【めくるめくウチナー菓子の世界!マルキヨ製菓に潜入取材

 

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