スタッフブログ

【旧盆特集⑤】 新暦だと8月、旧暦だと7月に盆を行う理由

2018年08月20日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。先週の金曜日は【旧の七夕】ということで、金土日で多くの人がお墓掃除をしていたようです。

8081701a

自宅近くの霊園前では、多くのゴミ袋が整然と並べられていましたよ。というわけで、いよいよ今週、ご先祖様がこの世に戻ってきますね。

 

みんさん、準備は進んでいるでしょうか? 今月は旧盆特集を組んでいますが、特に今週は多めにブログを更新して、より旧盆に関する情報を皆さんにお届けする予定です。

(そして、来週は旧盆明けのお休みを頂きます。笑)

 

沖縄では旧暦の7月15日を基準にしてお盆を行いますが、本土では8月15日を基準にしてお盆を行うところが多いです。

 

旧暦だと7月なのに、新暦では8月にお盆を行う。その理由について、少し学んでみましょう。

 

毎年、旧盆についてはお話ししていますので、過去ブログの内容より加筆修正してお送りいたします。

 

~~~~~過去ブログより~~~~~~

 

沖縄では旧暦の7月13日~15日でお盆を行い、いわゆる「旧盆」と呼ばれます。

 

ご存じの通り、旧暦7月13日(2018年の新暦7月23日)は「ウンケー」と呼ばれ、この日にウヤファーフジ(ご先祖様)は、グソー(あの世)からこちらの世界に降りてきます。

 

現世に生きる人は丁重にウヤファーフジの霊を「お迎え」する日であり、夕方、門や入口にロウソクや線香などを焚いて、「ウンケーサビラ」(お迎えいたします)と言って、お迎えします。

 

旧暦7月14日(2018年の新暦7月24日)は「中日(なかび)」と言います。この日は(基本的に)仏壇のある家へ赴いて線香をあげたり、お中元を配ったりという日となります。仏壇のある家は、拝みに来た親戚等を迎え入れる日となります。

 

そして旧暦7月15日(2018年の新暦7月25日)が「ウークイ」。ご先祖様を再びあの世へ見送る「お別れの日」となります。早い時間に見送ると失礼にあたりますので、夕食をとった後に見送りましょう。

 

あの世のお金である「ウチカビ」

utikabiを燃やす時は、周りに引火しないよう気をつけて下さい。

 

沖縄では旧暦の7月に行うお盆ですが、本土のお盆はほぼ全国的に新暦の8月に行われます(一部、旧暦で行ったり新暦7月に行うところもあります)。

 

もともと盆は7月に行われる行事のはずですが、何故、本土では8月なのでしょうか? 

 

実はかつて、日本全国では旧暦の7月15日にお盆を行っていました。明治政府が明治6年以降、グレゴリオ暦、すなわち新暦を採用した事により、お盆を行う日付が地域によってズレる事になります。

 

ある地域では旧暦に合わせて「お盆」の行事を執り行いますが、別の地域では新暦に合わせて執り行うなど、暦が変わった事でズレが生じたわけです。

 

東京など関東圏のいくつかの地域では、今でも新暦7月15日にお盆をやっている所もありますが、新暦の7月に合わせると従来旧暦で行っていたお盆行事と、約1カ月のズレが生じる場合が多くなります。

 

そこで「月送り」と言って「1カ月後ろにズラしてお盆を行う」ところが出てきました。これで、だいたいいつもやっていた時期にお盆が行える場合が多くなります。もちろん、新暦・旧暦にもズレがあるので、「月送り」してもズレが生じる事はあります。

 

また、8月15日というのは、第二次世界大戦の終戦記念日でもあります。戦没者を慰霊する日でもありますから、その時期に合わせて先祖供養をするのも、時期として都合がよいと言えるでしょう。

 

「月送り」プラス「戦没者慰霊の日」という事で、全国的に新暦の8月15日にお盆行事を行う地域が多くなっていった… というわけなのです。

 

ここで1つ注意があります。「旧盆」に対して、新暦8月15日のお盆を「新盆」と言う人がいますが、これは間違いです。

 

「新盆」(「しんぼん」「にいぼん」とも言う)というのは、人が亡くなって四十九日が終わって迎える最初の盆の事であり、「初盆(はつぼん)」とも言います。

 

現在、旧暦7月でお盆を行うのは沖縄・奄美と、ごく一部の地域だけです。「新盆」の間違いはそれらの地域の人に時々見られます。「新盆」は「旧盆」の対義語ではないので、使い方を間違えないようにしましょう。

 

~~~~~以上、過去ブログより~~~~~~

 

おかげさまで、旧盆用のお供えお菓子の注文は年々増えてきております。現在マルキヨ製菓では、想像を絶する量のお菓子を作っています。

 

この時期は毎年同じ、体力勝負! とにかくこの1週間を乗り切るため、スタッフ一同、誠実に頑張りたいと思います!

 

学生さんは夏休みの終わりが見えてきた頃でしょう。宿題はもう終わりましたか? まだの人は計画的に頑張りましょう。

 

今回はこの辺で。

 

Dee沖縄さんによる「マルキヨ製菓工場見学」の記事はこちらです。

⇒【めくるめくウチナー菓子の世界!マルキヨ製菓に潜入取材

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

⇒【マルキヨ製菓:Facebook

mozu08

 

ブログランキング参加中です。よかったらポチッとお願いします。

 ↓

br_c_3110_1

沖縄 ブログランキングへ

商品取り扱い店舗

  • ・タウンプラザかねひで
  • ・イオン琉球㈱
  • ・リウボウストアー
  • ・㈱丸大
  • ・㈱サンエー
  • ・ユニオン
  • ・コープおきなわ
  • ・JAおきなわAコープ
  • ・野原食堂(宮古島)
  • (順位不同)

※工場でもご購入可能です。毎日製造する商品は異なりますので、事前にお問合わせください。

ご注文・お問合せはこちら 下記の電話番号・お問合せフォームからお気軽にお問合せください。 お問合せフォーム 098-878-8583

マルキヨ製菓通信販売

過去の記事

商品取り扱い店舗

  • タウンプラザかねひで
  • イオン琉球㈱
  • リウボウストアー
  • ㈱丸大
  • ㈱サンエー
  • ユニオン
  • コープおきなわ
  • JAおきなわAコープ
  • 野原食堂(宮古島)