新暦・旧暦の行事が重なる日
2018年02月26日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。平昌オリンピック、終わっちゃいましたね。先週末はカーリングやマススタートで大きな感動をいただきました。今週も頑張ります!
実は今週末、3月3日の土曜日ですが、この日はご存じ「ひな祭り」となっています。それと同時にこの日は、旧暦の世界では1月16日となり「ジュウルクニチー」という行事も重なっています。
新暦・旧暦で行事が重なっているため、今週のマルキヨ製菓も非常に非常に忙しい1週間となっています。
ひな祭りについては、過去ブログを参照していただきましょう。
⇒【雛人形は、自分の身代わりで災厄を受ける?】
⇒【雛飾りを早く片付けないと…?】
2回に分け、ひな祭りについてお話ししてありますので、よかったらチェックしてみてください。
沖縄の人にとっては「ジュウルクニチー」を大事にしている家庭も多いと思います。それもそのはず、地域によってはシーミーよりも盛大に行うところがあるのが、この行事ですから。
この行事を一言でいえば「あの世の正月」となります。
旧暦の1月1日に新年が始まりますが、旧正月はこの世の人たちの正月。そこから「ハチウクシー」や「ナンカヌシク」などの行事があり、また「ヒヌカンウンケー」のように丁重に神様をもてなす行事もあります。
1月4日にヒヌカンが天から各家庭に戻り、屋敷を見守り始めるわけですが、実は神様をもてなす行事の期間中、我々人間は慎んだ行動を取らなければならず、あの世(沖縄の言葉でグソー)にいる先祖への墓参りなどもNGとなっています。
それらがようやく落ち着くのが、旧暦の1月14~15日あたり。
この日を「ソーグヮチグワァー(小正月)」とよび、「生きている人の正月は終わり」とされる、1つの区切りとなります。
この世の人たちは正月の飾り等を片付け、仏壇に手を合わせ「私たちの正月は終了しました」と報告します。
そして旧暦の1月16日からようやく、ご先祖様への墓参りなどが許されます。この日からはあの世の正月の始まりとされ、「ジュウルクニチー」は別名「グソーヌショウグヮチ」(あの世の正月)とも称されるわけです。
この日はそれまでNGだった墓参りをしたり、仏壇に線香をあげお供え物をし、ご先祖様に手を合わせウートートーします。
墓参りや仏壇に手を合わせウートートーすると言えば「旧盆」や「シーミー」などが大きな行事に分類されますが、沖縄本島北部や宮古・八重山などの離島では、それらよりも「ジュウルクニチー」の方を盛大に執り行う所が多いと言われています。
「シーミー」は首里を中心に広まった行事で、首里に近い地域ほど「シーミー」を盛大に祝います。しかし首里から遠い地域へ行くほど、この行事を行う所は減っていくのです。
首里から遠い地域は「シーミー」より、あの世の正月である「ジュウルクニチー」の方を盛大に祝うのです。
宮古や八重山では、「ジュウルクニチー(十六日祭)」の日だけは地元に戻って、仏壇に手を合わせたり、家族や友達と親交を深めたりする人も多いと言われています。
特に那覇やその周辺では「シーミー」は知ってるし実際に行事も行うけど、「ジュウルクニチー」はいまいちピンと来ない…… そんな方も多いのではないでしょうか?
小さな島国沖縄の中でも、執り行う行事に差があるのは面白いですね。
というわけでマルキヨ製菓は
ご先祖様へお供えする「ジュウルクニチー用お菓子」や
「桜もち」や「ひしもち」の「ひな祭り用お菓子」を全力で製造中です!
「ジュウルクニチー用お菓子」はすでに販売も開始しており、「ひな祭り用お菓子」は3月1日~3日の期間限定販売となっています。
たまにやってくる「新暦・旧暦の行事が重なる」状況は、本当に本当に忙しくなります。
スタッフ一同、旧正月から今までみっちり働きづめなので、某コーヒーのCMのように「このお菓子を作って、行事を支える人たちもいるんだな」と思って労をねぎらっていただければ幸いです。
というわけで、3月3日にやってくる「ひな祭り」と「ジュウルクニチー」。マルキヨ製菓のお菓子をよろしくお願いします。
今回はこの辺で。
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