シーミー入り
2018年04月5日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。さて、今日4月5日はシーミー入りです。今朝のニュースで「清明節は、万物が清らかで生き生きしている日」と説明していました。
そして沖縄では「先祖供養をする」という説明も。そう、沖縄で「シーミー」と言えば、先祖供養の行事を行う時期なのです。準備が大変な3大行事と位置づけているため、ものすごく忙しい週を送っています。
というわけで、沖縄の人にとっては非常に大事な行事なので、過去ブログから加筆修正して「シーミーとは?」について、お送りいたします。
~~~~~過去ブログより~~~~~
「シーミー」は漢字で「清明」と書き、いわゆる「二十四節気」の1つとなります。
「二十四節気」と言えば新暦の話になるのですが、実は「シーミー」は「旧暦3月の行事」でもあるのです。そこら辺ちょっとややこしいので、かみ砕いて説明しましょう。
「シーミーは、旧暦三月の清明節という時期に行われる」ものとなっています。「旧暦」と同時に、新暦で使われる「清明節」が混在していますが… 次のような説明になります。
「二十四節気」とは、おおざっぱに言えば「太陽の運行を24等分して区切った区切り」であり、普通は新暦の方をさすイメージがあります。
しかし、意外や意外。「二十四節気」というのは、太陰暦(月の動きを基準に刻まれる暦)の日付と季節を一致させるように考案されたものなのです。
結論を言えば、旧暦の日付を決めるためには「二十四節気」が必要なのです。
いわゆる「旧暦」も「新暦」とのズレが溜まると「ユンヂチ」で帳尻を合わせたりしますので、必ずしも「旧暦」「新暦」が独立した暦というわけではありませんし、「二十四節気」がそれらを繋いでいるとイメージしてもいいかと思います。
【旧暦】 ← 【二十四節気】 → 【新暦】
約15日おきにやってくる「二十四節気」の中で、「清明」は「春分」の次にあたります。この時期にご先祖の墓参りをするのですが……
実はこの行事、意外と歴史が浅く、18世紀の中頃に中国から伝来したと言われています。
二十四節気の1つ「清明」の時期は、本格的な農作業が始まる頃です。中国ではこの時期にご先祖様へご加護を求め、お墓を掃除したりお墓参りをし、豊作を祈願します。
墓掃除をしてお参りをする。沖縄でも似たような感じですが、沖縄の場合は親族が集まり、ご馳走を食べて、お菓子を食べて、お酒を飲んで、ちょっとしたピクニック的な要素も入ってきます。
特に土日など、親戚が集まりやすい時期に墓参りが行われるため、この時期、墓地の近くにたくさんの車が止まって、多くの人達で賑わう光景は沖縄の風物詩の1つと言えるでしょう。
一昔前は、シーミーの時期に入ってから2~3週間で、沖縄中の家庭が一斉に墓参りをしていたのですが、今は5月のゴールデンウィーク中にシーミーを行う家庭も多いですね。
シーミーは、親族が一堂に会する「きっかけ」となる事も多い行事です。新年度が始まって、ようやく一息つく頃、近況を報告する。あるいは、ちょっとした愚痴を言って発散するなどで、親族の集まる場所へ足を運ぶのもいいでしょう。
この行事が中国から伝来した頃は、首里の士族の間で行われていました。そして、それが一般市民にも伝播していく事になりますが、首里から遠い地域ほどそれを行う所は少なくなっていきます。
そして、首里に遠い地域ほどシーミーより【ジュウルクニチー(十六日祭)】を盛大にやるのです。
~~~~~以上、過去ブログより~~~~~
というわけで、マルキヨ製菓ではお供え用お菓子をたくさん作るため、今週はスタッフ一同、必死に頑張っています。
最近、私はちょっと疲れ気味。栄養あるものを食べて、しっかり寝て、たくさん仕事を頑張りたいと思います。
みなさんも新年度や新学期で頑張ろうという時期だと思いますので、体調管理はしっかりしていきましょう。
今回はこの辺で。
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