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トゥシヌユルとキュウソーグヮチ

2018年02月15日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は最高気温予想が24度となり、しばらくは最高気温20度を超える日々が続きます。

 

ついに、冬が終わったか!? と、冬好きの私としては残念な気持ちですが、どうなんでしょう?

 

さて、実は今日、大晦日というのをご存じですか? もちろん、旧暦の話ですが。

 

沖縄の言葉では「トゥシヌユル」と言います。これは「年の夜」という言葉から来ています。

 

そして明日は元日、いわゆるキュウソーグヮチ(旧正月)となっています。沖縄では、このキュウソーグヮチを祝う家庭はけっこうたくさんあります。

 

今回は「何故、沖縄では旧正月を祝うのか?」についてお話ししましょう。

 

沖縄はウミンチュ(海人)の島国ですから、潮の満ち引きは彼らにとって仕事を左右する大事な要素でした。潮の満ち引きを誘発しているのが月であり、月が刻む暦が旧暦です。

 

沖縄では長らく、この旧暦を採用していたわけですが…。本土の方では、明治5年旧暦の12月3日に当たる日を、新暦の明治6年1月1日として改暦。

 

ちなみに「明治政府が、あえてこのタイミングで改暦したのには裏がある」というのは有名な話です。

 

その裏の事情を知りたい方はこちらを参照して下さい。

⇒【【タイミングよく給料カット?】 旧暦とユンヂチ(第3回)

 

沖縄で新暦の元旦が導入されたのは明治時代の後半からですが、本州とは違い独特な歴史を歩んできた沖縄では、なかなか浸透しませんでした。

 

新暦導入後も旧暦で年中行事を継続していた沖縄ですが、それが大きく変遷したのは第二次世界大戦からです。

 

あらゆる物資が不足し、行事も自粛せねばならない状況。沖縄での地上戦が開始されると、行事どころではない状況に陥ります。

 

敗戦後もアメリカ統治下に置かれるなど、不遇の時代は続きます。日本とアメリカの狭間で揺れ動く沖縄でしたが、1956年、琉球政府の「新生活運動」などにより「新正月」が県内で普及していく事になります。

 

新暦が浸透しつつも、戦後復興と共に旧暦で行われていた行事なども復活していきます。しかし、戦後の大きな変化で廃れていく行事もありました。

 

最近、ウガンブトゥチを始め、シバサシなどの行事が数10年前よりもよく行われているイメージがあります。

 

これは、県内の各スーパーが行事の宣伝に力を入れている事が1つ挙げられます。私もよくスーパーに足を運びますが、「ウガンブトゥチとは」「シバサシとは」などのPOPを見かけるようになりました。

 

一昔前、こういう宣伝はなかなか目にする機会がなかったように思えます。そしてネット社会への変遷も経て、「もう少し、この行事について調べてみよう」という意識も県民に広がっているイメージがあります。

 

実際、個人的にも沖縄の行事について質問を受ける事も多くなりました。

 

沖縄はご先祖様を大事にする県民性が強くありますので、それとも相まって古くからある伝統的な行事を今一度見つめ直し、執り行おうという姿勢が強いのかなと思っています。

 

というわけで、マルキヨ製菓ではお正月限定のお菓子

7122803ナントゥもちと

7122802紅白巻もちを、期間限定販売中です! 是非とも県内の各スーパーでチェックしてみてください。

 

さて、今日で今年も終わり! 明日からは新年という事で、気持ちも新たに頑張っていきたいと思います!

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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